古今和歌集から(1)
日本最初の勅撰和歌集「古今和歌集」は、成立以降、日本文学における基本をなすものとして、枕草子、源氏物語他、多大な影響を与え続けて来た。
その古今和歌集の中から、様々な歌を選び、味わってみたい。
尚、順序は秋に始めることから、古今和歌集の順序には依らず、選びます。
また、様々な解説本にて、解釈が分かれている歌も多く、その場合は筆者の解釈とします。
※カクヨムにも掲載しています。
その古今和歌集の中から、様々な歌を選び、味わってみたい。
尚、順序は秋に始めることから、古今和歌集の順序には依らず、選びます。
また、様々な解説本にて、解釈が分かれている歌も多く、その場合は筆者の解釈とします。
※カクヨムにも掲載しています。
秋きぬと 目にはさやかに 見えねども
2020/09/02 08:21
川風の 涼しくもあるか うちよする
2020/09/03 08:00
我が背子が 衣の裾を 吹き返し
2020/09/04 08:00
世の中は かくこそありけれ 吹く風の
2020/09/05 08:00
見ずもあらず 見もせぬ人の 恋しくは
2020/09/06 08:00
思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ
2020/09/07 08:00
うたたねに 恋しき人を 見てしより
2020/09/08 08:00
いとせめて 恋しき時は むば玉の
2020/09/09 08:00
有明の つれなく見えし 別れより
2020/09/10 08:00
飛鳥川 淵は瀬になる 世なりとも
2020/09/11 08:00
さむしろに 衣かたしき 今宵もや
2020/09/12 08:00
大空は 恋しき人の 形見かは
2020/09/13 08:00
久方の 天つ空にも すまなくに
2020/09/14 08:00
雲もなく なぎたる朝の 我なれや
2020/09/15 08:00
泣く涙 雨と降らなむ わたり川
2020/09/16 08:00
おもふどち まとゐせる夜は 唐錦
2020/09/17 08:00
世の中は 何か常なる 飛鳥川
2020/09/18 08:00
昨日こそ 早苗とりしか いつの間に
2020/09/19 08:00
木の間より もりくる月の 影見れば
2020/09/20 08:00
おほかたの 秋くるからに 我が身こそ
2020/09/21 08:00
我がために くる秋にしも あらなくに
2020/09/22 08:00
ひとり寝る 床は草葉に あらねども
2020/09/23 08:00
いつはとは 時はわかねど 秋の夜ぞ
2020/09/24 08:00
すがるなく 秋の萩原 朝たちて
2020/09/25 08:00
かぎりなき 雲ゐのよそに わかるとも
2020/09/26 08:00
たらちねの 親のまもりと あひそふる
2020/09/27 08:00
惜しむから 恋しきものを 白雲の
2020/09/28 08:00
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
2020/09/29 08:00
夕暮れは 雲のはたてに 物ぞ思ふ
2020/09/30 08:00
ちはやぶる 賀茂の社の ゆふだすき
2020/10/01 08:00
我が恋は むなしき空に 満ちぬらし
2020/10/02 08:00
夕月夜 さすやをかべの 松の葉の
2020/10/03 08:00
たぎつ瀬の なかにも淀は ありてふを
2020/10/04 08:00
山高み 下ゆく水の 下にのみ
2020/10/05 08:00
つつめども 袖にたまらぬ 白玉は
2020/10/06 08:00
恋わびて うちぬる中に 行きかよふ
2020/10/07 08:00
住の江の 岸による浪 よるさへや
2020/10/08 08:00
我が恋は み山隠れの 草なれや
2020/10/09 08:00
つれづれの ながめにまさる 涙川
2020/10/10 08:00
よるべなき 身をこそ遠く へだてつれ
2020/10/11 08:00
いたづらに 行きてはきぬる ものゆゑに
2020/10/12 08:00
秋の野に 笹わけし朝の 袖よりも
2020/10/13 08:00
月夜よし 夜よしと人に つげやらば
2020/10/14 08:00
君こずは ねやへもいらじ 濃紫
2020/10/15 08:00
花がたみ 目ならぶ人の あまたあれば
2020/10/16 08:00
うきめのみ おひて流るる 浦なれば
2020/10/17 08:00
あひにあひて 物思ふころの 我が袖に
2020/10/18 08:00
秋ならで 置く白露は 寝ざめする
2020/10/19 08:00
須磨の海人の 塩やき衣を さをあらみ
2020/10/20 08:00
寝ても見ゆ 寝でも見えけり おほかたは
2020/10/21 08:00
夢とこそ 言ふべかりけれ 世の中に
2020/10/22 08:00
寝るがうちに 見るをのみや 夢と言はむ
2020/10/23 08:00
かくばかり 惜しと思ふ夜を いたづらに
2020/10/24 08:00
白雲に 羽うちかはし 飛ぶ雁の
2020/10/25 08:00
月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ
2020/10/26 08:00
秋風に 声を帆にあげて くる舟は
2020/10/27 08:00
憂きことを 思ひつらねて 雁がねの
2020/10/28 08:00
山里は 秋こそことに わびしけれ
2020/10/29 08:00
奥山に もみじ踏みわけ 鳴く鹿の
2020/10/30 08:00
秋萩に うらびれをれば あしひきの
2020/10/31 08:00
鳴き渡る 雁の涙や 落ちつらむ
2020/11/01 09:00
紅葉せぬ ときはの山は 吹く風の
2020/11/02 08:00
秋風の 吹きにし日より 音羽山
2020/11/03 08:00
白露の 色はひとつを いかにして
2020/11/04 08:00
思へども 身をしわけねば 目に見えぬ
2020/11/05 08:00
天の川 水さへに照る 舟泊てて
2020/11/18 08:30
唐衣 たつ日は聞かじ 朝露の
2020/11/05 08:00
朝なげに 見べき君とし たのまねば
2020/11/07 08:00
えぞ知らぬ 今こころみよ 命あらば
2020/11/08 08:00
雲ゐにも かよふ心の おくれねば
2020/11/09 08:00
白雲の こなたかなたに 立ち別れ
2020/11/10 08:00
白雲の 八重にかさなる をちにても
2020/11/11 08:00
別れてふ ことは色にも あらなくに
2020/11/12 08:00
もろともに 鳴きてとどめよ きりぎりす
2020/11/13 08:00
秋霧の 共に立ちいでて 別れなば
2020/11/14 08:00
恋せじと 御手洗川に せし禊
2020/11/15 08:00
あはれてふ ことだになくは なにをかは
2020/11/16 08:00
(改)
思ふには 忍ぶることにぞ 負けにける
2020/11/17 19:00
我が恋を 人知るらめや しきたへの
2020/11/18 08:00
あさじふの 小野のしの原 しのぶとも
2020/11/19 19:00
人知れぬ 思ひやなぞと 葦垣の
2020/11/20 19:00
思ふとも 恋ふともあはむ ものなれや
2020/11/21 19:00
いで我を 人なとがめそ おほ舟の
2020/11/22 19:00
伊勢の海に 釣りする海人の うけなれや
2020/11/23 19:00
伊勢の海の 海人の釣り縄 うちはへて
2020/11/24 19:00
涙川 なに水上を 尋ねけむ
2020/11/25 19:00
種しあれば 岩にも松は おひにけり
2020/11/26 19:00
朝な朝な 立つ河霧の 空にのみ
2020/11/27 19:00
忘らるる 時しなければ あしたづの
2020/11/28 19:00
よひよひに 枕さだめむ 方もなし
2020/11/29 09:00
恋しきに 命をかふる ものならば
2020/11/30 09:00
川の瀬に なびく玉藻の み隠れて
2020/12/01 19:00
かきくらし 降る白雪の 下ぎえに
2020/12/02 09:00
君恋ふる 涙の床に 満ちぬれば
2020/12/03 09:00
わりなくも 寝ても覚めても 恋しきか
2020/12/04 09:00
君恋ふる 涙しなくは 唐衣
2020/12/05 09:00
世とともに 流れてぞ行く 涙川
2020/12/06 09:00
命にも まさりて惜しく あるものは
2020/12/07 09:00
月影に 我が身をかふる ものならば
2020/12/08 09:00
人はいさ 我はなき名の 惜しければ
2020/12/09 09:00