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ありふれたローファンタジーの端っこで

作者:3番目の純情
最新エピソード掲載日:2026/05/01
突如現れた「巨塔(ダンジョン)」により、探索者が莫大な富と名声を得るようになった現代日本。
トップギルドが牛耳る華やかな中央区から遠く離れた、廃れたシャッター通りの片隅に、夜な夜なひっそりと赤提灯を灯す小さな定食屋『お食事処 えんど』があった。
店主の東雲宗谷は、無精髭にタバコをふかす大柄で無愛想な男。
しかしその正体は、かつてトップギルドを創設し、伝説とまで謳われた最強のエンチャンター(付与魔術師)。
ある理由からすべてを捨ててドロップアウトした彼は今、自身の規格外の魔力操作を「深層モンスターの超精密調理」にのみ振るっている。
致死毒を持つスライムの黄金出汁うどん。
初心者殺しと呼ばれる巨大蜘蛛のガーリックハーブ焼き。
A級冒険者を全滅させた深層ミノタウロスの特製牛すじカレー。
彼の手にかかれば、どんな恐ろしいゲテモノ食材も、極上の美味しさと疲労を完全に吹き飛ばす超強力な「バフ(恩恵)」を持った絶品料理へと姿を変える。
理不尽に解雇された底辺の荷物持ち。迫害され行き倒れていた狐耳の亜人少女。親の束縛から逃げてきた没落令嬢に、不眠症に悩むエリート幹部まで。
社会の階段からこぼれ落ち、傷ついたワケありの人々が、今日も彼の料理の匂いに誘われて店を訪れる。
「食わねぇなら、帰れ」
そう毒づきながらも、不器用な店主が作る極上の「飯」は、彼らの胃袋を満たし、冷え切った心を確実に温めていく。
これは、最強の力を隠した不器用な男と、彼の料理に救われた人々が織りなす、美味しくて少し泣ける、社会の端っこの人情群像劇。
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