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君といきたい ー不要品AIと小さなフクロウの旅ー  作者: yunimituki
第8章ー裏側の中心へー

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第8章-138 白い鳥の羽

「ホウッ、ホウッ、ホウッ」


僕はフクの鳴き声で目を覚ました。

目を開けると、フクは僕の顔を心配そうに覗き込んでいる。


「フク、どうしたの?そうだ、ランプは見た?

あれは、町医者の先生が……。」


僕は起き上がり、ランプを指さそうとした。


ふと時計が目に入り、一瞬体が止まった。


「やばい、遅刻する!」


急いで起き上がり、顔を洗って着替えをした。


バッグに財布などを入れて、急いで玄関へ向かった。


「フク、起こしてくれてありがとう。

お留守番よろしくね!」


僕は一目散に外に出た。


「今から急げば、ギリギリ間に合う!」


学校を飛び出し、街へ向かった。

僕はひたすら急いだ。


だが、息が切れ、足が重くなっていく。


時間は迫っているのに、病院まではまだかなり距離がある。


「どうしよう……間に合わないかも。」


なんとか光る木の広場まで来たが、呼吸が限界になった。


その場に座り込んでしまう。


「もう少し……なのに……。」


その時、木の上から透き通るような鳴き声が聞こえた。


「キィッ」


光る木を見上げる。

葉に隠れて姿は見えないが、確かに鳴き声が聞こえた。


「……励ましてくれてるの?」


白い鳥は答えない。


だが、僕の前に羽が一枚、ヒラリと落ちてきた。


羽を拾い上げた。

元気が湧いてくるような気がした。


「ありがとう。」


羽をバッグに入れ、再び病院に急いだ。


不思議と足は軽くなっていた。

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