怪異?っぽい?――気づいた時には遅いもの
日常の隙間に、名付けられなかったものが残る。
怪異と呼ぶほど明確ではないが、確かにそこに「いる」何か。
断罪のあと、空いた席、帰れない場所。
そういうものを集めた短編集です。
怪異と呼ぶほど明確ではないが、確かにそこに「いる」何か。
断罪のあと、空いた席、帰れない場所。
そういうものを集めた短編集です。
祖父の猟銃は山神を撃たない──山神の婿
仙台の地下駐車場で、鹿が立っていたという。
二本足で。
しかも、顔が女に見えたらしい。
その噂を聞いた数日後、祖父が死んだ。
遺品の猟銃と、黒い手帳。
そこには、同じ言葉が何度も書かれていた。
//
掲載日:2026年 03月 10日
最終更新日:
2026年 03月 10日
キーワード:
ESN大賞10
現代ホラー
和風ホラー
民俗ホラー
山の怪異
都市怪異
東北
古い伝承
山の信仰
山の神
不穏な気配
嫉妬深い何か
神様との縁
短編
仙台
『断罪は成功した。国が傾いたのは、別の理由だと思いたい』─失われたものの名
断罪は成功した。拍手も、正義も、確かにそこにあった。
王国の公爵令嬢エリシアは、王太子の婚約者として政務を支えてきたが、
ある日、曖昧な罪状のもとで盛大な断罪劇が行われ、婚約を破棄されて国を追放され//
掲載日:2026年 02月 18日
最終更新日:
2026年 02月 18日
キーワード:
アイリスIF8大賞
ESN大賞10
悪役令嬢
断罪
追放
婚約破棄
因果応報
静かなざまぁ
国運
小国
無自覚チート
溺愛
政治
余韻重視
宵泣き峠、雨の子守唄
「雨の夜、その峠で名前を呼ばれると消える」
地方大学の民俗学講師・葦原志津子は、ゼミ生が持ち込んだネット怪談をきっかけに、“宵泣き峠”という禁忌の地名を知る。
それは、地図から消され、記録からも削//
掲載日:2026年 04月 10日
最終掲載日:2026年 04月 13日
キーワード:
宵泣き峠
名を呼ばれると消える
都市伝説
民俗学
和風ホラー
水
怪異
鏡
雨
子守唄
地名消失
ネット怪談
現代ホラー
『 断罪台の下で生まれたもの』――裁かれたのは彼女か、世界か
断罪された令嬢は、死ななかった。
ただ“置かれただけ”だった。
裁きのあと、城の最奥にある狭い場所に残されたもの。
それは名前を持たず、形も定まらず、ただそこに“ある”ことで、世界の歪みを滲ませ続け//
掲載日:2026年 01月 21日
最終更新日:
2026年 01月 21日
キーワード:
ESN大賞10
異世界
悪役令嬢
断罪
ホラー
サスペンス
短編
心理描写
重たい雰囲気
後味が悪い
じわじわ怖い
制度批判
救いはない
名付けない恐怖
『家賃一万の事故物件に、闇堕ちした座敷わらしが住んでいた』
家賃一万円の事故物件。
怖さよりも生活費を優先して選んだその家には、ひとりの女が住んでいた。
座敷わらし――本来は家に福を呼ぶ存在だったもの。
けれど、長い孤独の果てに闇へと傾き、人の温もりを求める//
掲載日:2026年 01月 21日
最終更新日:
2026年 01月 21日
作品に含まれる要素:
R15
キーワード:
ESN大賞10
現代
日常
事故物件
座敷わらし
怪異
同棲
夫婦
家族
子育て
癒し
再生
溺愛
ハッピーエンド
『魅入られた世界で、魅入られなかった男』
王都に仕える聖女、ミオナ・ヤシロ。
彼女が祈れば、病は癒え、枯れた大地は潤い、人々は奇跡に涙する。
その力は本物で、疑う者など誰もいなかった。
けれど彼女は、祈られる存在でありながら、
誰にも「人」//
掲載日:2026年 01月 14日
最終更新日:
2026年 01月 14日
キーワード:
ほのぼの
ハッピーエンド
異世界恋愛
聖女
溺愛
じれじれ
年の差なし
身長差
鈍感ヒーロー
静かな狂気
不穏な余韻
人外ヒロイン
日常に潜む恐怖
一途
すれ違い
『断罪された令嬢は、微笑ったまま口を裂いた』
公爵令嬢クラリッサは、
王太子と聖女によって断罪の場に立たされる。
罪状は曖昧で、弁明の機会も与えられない。
それでも彼女は、最後まで微笑みを崩さなかった。
沈黙を不気味に思う者。
視線を逸らす者//
掲載日:2026年 01月 08日
最終更新日:
2026年 01月 08日
キーワード:
身分差
悪役令嬢
断罪
ざまぁ
逆転
溺愛
静かな恋愛
勘違い
ざまぁは後半
正義とは
微笑みの意味
選ばれる側
入婿
家格逆転
不穏な余韻
「見えない看病人」
一人暮らしの部屋で高熱に倒れた主人公は、目を覚ますたびに枕元が整い、水や濡れタオル、体温計まで用意されていることに気づく。
誰も来るはずがない状況で、確かに「誰かに看病されている痕跡」だけが残っていた//
掲載日:2026年 01月 23日
最終更新日:
2026年 01月 23日
キーワード:
ESN大賞10
現代
一人暮らし
風邪
発熱
高熱
記憶喪失
夢遊病
解離
心理ホラー
日常ホラー
看病
どんでん返し
『拾った猫は、弱り切った猫又でした』—化け猫のくせに撫でられると溶ける
三崎澪、28歳。地味で存在感が薄く、職場でも街でも“いないみたい”に扱われる事務職OL。
雨の夜、段ボールで震える黒猫を拾う。弱り切った捨て猫だと思ったその猫は、かつて祟り神として恐れられた猫又――黒//
掲載日:2026年 01月 22日
最終更新日:
2026年 01月 22日
キーワード:
ESN大賞10
現代ファンタジー
怪異
猫又
人外ヒーロー
溺愛
甘々
番い契約
夫婦
逆転関係
拾う系
ツンデレ
イケメン
水の帰る家
令和の夏、小学五年生の啓太は東京の喧騒を離れ、祖母の暮らす古い村でひと夏を過ごすことになる。だが、その村には水にまつわる忌まわしい因習と、決して近づいてはいけない古井戸があった。
村人たちは口を閉ざ//
掲載日:2025年 08月 07日
最終更新日:
2025年 08月 07日
キーワード:
ダーク
昭和
現代
夏のホラー2025
水
井戸
因習・村社会
理不尽な運命
怪異・祟り
心理ホラー
「空いた器の音」
深夜のワンルーム。テーブルに並ぶのは、コンビニのショートケーキと茶碗蒸し。
甘さと出汁というちぐはぐな取り合わせの前に現れたのは、派手さはないのに視線だけで空気を歪める危険なボディの女だった。
「全//
掲載日:2026年 01月 12日
最終更新日:
2026年 01月 12日
キーワード:
現代
短編
不条理
官能
心理描写
依存
誘惑
危険な女
ダブルベッド
深夜
食(ケーキ)
食(茶碗蒸し)
空虚
吐瀉
『黒ヤギさんがごま油食べた』
黒ヤギがごま油を舐めただけ。
――そう思って笑っていたのは、最後まで人間だけだった。
掲載日:2026年 02月 04日
最終更新日:
2026年 02月 04日
キーワード:
ホラー
日常ホラー
コメディ風
不穏
ナンセンス
静かな狂気
動物
後味が残る
じわじわ来る
匂いが怖い
なんだこれ
短編
しっとり
経理課には、朝が早い理由がある。
窓際の席に置かれた、しっとりした食パン。
見切りのシール。増えていくミニトマト。
そして、静かに消えていく人間。
会社が毎日精算しているのは、数字だけではなかった。
掲載日:2026年 02月 01日
最終更新日:
2026年 02月 01日
キーワード:
ESN大賞10
ホラー
現代ホラー
短編
会社
職場
怪異
不条理
制度ホラー
社会ホラー
じわじわ怖い
オチあり
日常崩壊
読後感最悪
『みずのこ』
夏休み、田舎の祖母宅で暮らす少女は「ため池には近づくな」と言われていた。だが、そこで出会ったのは──死んだはずの“姉”。
水の底で、少女は誰かの手を掴む。
静かに沁みる“水”の記憶と怪異の物語。
掲載日:2025年 07月 05日
最終更新日:
2025年 07月 05日
作品に含まれる要素:
R15
キーワード:
夏のホラー2025
女主人公
現代
水
子供
姉妹
幽霊
郷土怪談
田舎
静かな恐怖
心霊
溺死
ため池
一話完結
死者との再会
『みずのこ』はお姉ちゃんじゃありませんでした
夏休み、祖母の家で聞かされた“みずのこ”の話。
ため池に出る少女の霊が「遊ぼ」と声をかけ、水に誘うという。
しかし私にかけられたその言葉は──まさかの人違いだった!?
元は本気の怪異、今は研修中。ズレ//
掲載日:2025年 07月 05日
最終更新日:
2025年 07月 05日
キーワード:
夏のホラー2025
ほのぼの
女主人公
現代
ため池
幽霊
間違われ系
ゆるホラー
すれ違い
一話完結
人違い
霊界管理局
社会風刺ちょっぴり
ホラーギャグ
水
隣の奥さんが通報する理由
若いのに一人で一軒家に住んでいる。
それがおかしいと、誰かが思った。
その日から、意味の分からない通報が続く。
夜の物音。人の気配。生活の違和感。
だが本当に恐ろしいのは、通報の内容ではなく、誰かが//
掲載日:2026年 04月 22日
最終更新日:
2026年 04月 22日
キーワード:
ホラー
現代
人間ホラー
不条理ホラー
近隣トラブル
通報
監視
一人暮らし
東京
住宅街
隣人
警察
SNS発
実話風
怪異なし
夏の妻
四十二歳の男が始めたのは、古い一軒家での静かな動画配信だった。
祖母の家には、夏のあいだだけ玄関に麦茶を一杯置くという妙な決まりがある。冗談のようなその習慣を続けていたある夜、配信の視聴者が「後ろ//
掲載日:2026年 04月 22日
最終更新日:
2026年 04月 22日
キーワード:
怪談
ホラー
不条理
鬼
麦茶
動画配信
夏
妻
古民家
現代日本
配信者
怪異
同居
少し切ない
戻れるのは一度目だけ ――地元にある絶対入ってはいけない温泉の話
地元には、絶対に入ってはいけない温泉があった。
子どもの頃、澪、真紀、千尋の三人はその場所に近づき、作業着姿の男に止められた。
「見るだけなら帰れる。触ったら覚えられる。戻れるのは、一度目だけだ」//
掲載日:2026年 04月 25日
最終更新日:
2026年 04月 25日
キーワード:
怪談
ホラー
温泉
禁足地
地元の噂
祟り
幼馴染
女友達
罪悪感
水場
風呂場
民俗怪談
帰れない
一度目
夏のホラー
『同じ場所の話なのに、誰とも話が合わない』──昨日、あそこに行ったよね?
駅の北口で交わした、何気ない一言。
「あそこに行ったよね」と聞かれてから、主人公は奇妙な違和感を覚え始める。
同じ場所の話をしているはずなのに、誰とも話が合わない。
見たものも、あったはずのものも//
掲載日:2026年 03月 17日
最終更新日:
2026年 03月 17日
キーワード:
ネトコン14
春チャレンジ2026
ホラー
会話ホラー
現代ホラー
不条理ホラー
日常侵食
認識のズレ
会話の違和感
駅裏
同じ場所
あそこ
すれ違い
違和感
短編