【連作短編】婚姻局、本日も不備はございません
王都の大神殿にある婚姻局。
秋の夜会を明日に控えた午後、第一窓口に三人の女性が届を出しに来た。
読まずに署名する夫に離縁届を出した侯爵夫人。
婚約破棄される前に、自分から婚約を解消しに来た公爵令嬢。
三年間の白い結婚を終わらせに来た伯爵夫人。
同じ日、同じ窓口、同じ一本のペン。
どの話から読んでも楽しめます。
読み比べると、広間で起きていたことの見え方が少し変わります。
秋の夜会を明日に控えた午後、第一窓口に三人の女性が届を出しに来た。
読まずに署名する夫に離縁届を出した侯爵夫人。
婚約破棄される前に、自分から婚約を解消しに来た公爵令嬢。
三年間の白い結婚を終わらせに来た伯爵夫人。
同じ日、同じ窓口、同じ一本のペン。
どの話から読んでも楽しめます。
読み比べると、広間で起きていたことの見え方が少し変わります。
明日の夜会で婚約破棄される予定でしたので、今日のうちに婚姻局で解消しておきました
明日の秋の夜会で、わたくしは婚約破棄されるらしい。
王太子殿下が、男爵令嬢をいじめた罪で断罪なさるのだとか。
いじめた覚えはない。
お顔もよく覚えていない。
このままでは、恥をかくのは殿下のほうだ。//
掲載日:2026年 10月 11日
最終更新日:
2026年 10月 11日
キーワード:
婚約破棄
婚約解消
王太子
王妃
ざまぁ
公爵令嬢
女主人公
コメディ
ハッピーエンド
「書類は読まずに署名する」が自慢の夫でしたので、今朝の離縁届にも署名をいただきました
「細かいことは妻の仕事だ。俺は署名するだけでいい」
侯爵家に嫁いで三年。
夫は一度も、書類を読んだことがない。
愛人に別邸を贈る証書も、私に作らせて署名した。
だから今朝も、ちゃんと申し上げた。
//
掲載日:2026年 10月 11日
最終更新日:
2026年 10月 11日
キーワード:
ざまぁ
離縁
自業自得
浮気
愛人
有能ヒロイン
女主人公
西洋
ハッピーエンド
白い結婚を終えに来たら夫が「初夜は済ませた」と言い張るので、背中のほくろの数を伺いました
「君を愛することはない。この結婚は形だけだ」
結婚式の夜、夫はそう言って寝室の扉を閉めた。
それから三年。
今日は、白い結婚の無効を申し立てる日。
ところが婚姻局に現れた夫は、待合じゅうに聞こえる//
掲載日:2026年 10月 11日
最終更新日:
2026年 10月 11日
キーワード:
白い結婚
ざまぁ
自業自得
浮気
愛人
女主人公
西洋
コメディ
ハッピーエンド