こんな夢を観た

印象的だった夢を、小説風にまとめました。 ・「わたし」は、気味の悪い根っ子のかたまりを手にしていた。 　それは町に呪いをもたらし、人々をおぞましい怪物に替えてしまうのだった。 　そうとは知らないわた//

友人に誘われて食事会へと行く。 すると、そこにはなぜかショパンが列席してた。 驚くわたし。 ショパンは、まだ誰にも聞かせたことのない「新作」を披露するという。

商店街を疾走する自転車。 誰かが、「そいつは犯罪者だっ。捕まえてくれ！」 と叫ぶ。 そこへ通りかかった郵便配達員がバイクで彼を追う。 なぜか、わたしを後部シートに乗せて。

隅田川に、突如として、巨大カブトエビが出現し、人々を恐怖のどん底に突き落とす。 大暴れするカブトエビに対し、人類はなすすべもなかった。硬い皮膚が、あらゆる火器も跳ね返してしまうからである。 わたしたま//

夜の町をさすらっている。 知っている町なのに、どこか雰囲気が違っていた。 それもそのはず。ここは過去の町だったのだ。 空腹を覚え、１軒の洋食屋へ入る。おすすめのメニューを聞き、それを頼むが、うっかりト//

昼は住職、夜はドラッグの帝王、そんな寺に、興味津々と出かけていく。 住職は案外、人好きのする男だった。そんな彼に勧められ、寺の自慢である「プリンの風呂」へと入る。

３Ｄグラフィックスで航空機を作ったのはいいが、大きすぎてパソコンからはみ出てきた。仕方がないので、部屋の外へと追い出すが、このままでは近所から苦情が出るかもしれない。もったいないけれど、もう十分、楽し//

町内会で、恒例のカボチャ・レースが催される。初めてのエントリーなので、ちょっとドキドキ。

スクラップ置き場の片隅にある釣り堀。１匹釣れば、100円もらえるというので竿を垂れている。しかし、なかなかエサに食いついてくれない。それならば、とそこら辺に転がっている、小さな歯車をエサ代わりに付けて//

町で呼び止められ、振り返る。相手は知らない人物だ。けれど、よくよく聞いてみれば、クラスメイトだった。すっかり様変わりしていたので気付かなかったのだ。

大きな部屋の真ん中に、布団を敷いて寝そべっている。天井はなく、ただ星空が広がっているばかり。月明かりが、部屋を照らし出す。いつからいたのか、傍らに少女が横たわっていた。彼女は月よりも白い顔を向け、「ま//

友人がやって来て、「うまいと評判のチャーハン」を食べに行こうと誘う。チャーハン好きとしては断る理由もなく、一もなくついていく。そこは、どこにでもありそうな大衆食堂で、腰の曲がった老人が切り盛りをしてい//

道端にピラミッドが落ちていた。テントほどのポータブル・サイズだ。邪魔なのでどけよう通したら、思いのほか軽かった。それもそのはず、なんせ、そのピラミッドはウレタンでできていたのである。

尾道にも似たどこかのどかな道を散歩している。人々は穏やかで、のんびりと井戸端会議などをしている。そのとき、誰かの一言で布団干しが始まった。

町外れに住む発明家のおじいさん。いつも、何かを研究しているのだが、１度だって「完成品」を見せてもらったことがない。ところがこの日、初めてそれを目にすることになった。

電話をかけようとしたが、どうしてもかからない。変だぞ、と思ってよくよく見れば、それは電卓だった。液晶には、何やら数字が浮かんでいる。試しに＝を押してみれば……。

わたしはレポーターをしていた。森をさまよい、ようやく目的地の湖にたどり着く。そこでは、なんと人食い鬼とドラゴンが熾烈な戦いを繰り広げていた。

真夜中にふと目が覚め、窓の外を見ると、一面の雪野原。妹たちを無理やり起こして、雪遊びに夢中になる。

突然、１人乗りの自衛隊機が庭に舞い降りてきた。水が欲しいというので、コップに注いで差し出す。彼は福島復興のため、再び飛び立っていった。

サンシャインシティでぼけーっとしていると、初老の男がやって来て、ひとつ、頼まれ事をしてくれないかと持ちかけられる。彼はここの統括責任者だという。頼み事とは、サンシャインシティの上に東京タワーをぽんっと//

宅急便で大きな荷物が届いた。何かと思ったら、ふすまほどもある本だった。さっそく、ページを開いてみると……。

友人と互いに精神分析をしようか、ということになり、スーパーバイザーに会いに行く。レンタカーを借りて北へと走らせる。けれど、頼みの分析家は、アポがないことを理由に、わたし達を追い返してしまうのだった。

まさか、新宿駅の地下に悪の秘密結社のアジトがあるとは思わなかった。わたし達は長年の調査からここを割り出し、侵入を試みたのだ。連中は、何か一騒動起こそうと画策しているらしかった。それをなんとしても、阻止//

川べりで、ネコが水面に顔を寄せていた。何をしているのか様子をうかがってみると、どうやら、プランクトンと会話をしているらしかった。

オフラインでロールプレイングをしよう、そんなチラシがポストに入っていた。さっそく、後輩を誘って参加する。

コンビニで「銃器類始めました」と貼り紙がしてあった。さっそく、友人と覗きに行く。めぼしい銃があったら、１丁買っておこうかと思ったのだ。

久しぶりに江ノ島を訪れる。江ノ島弁天橋は歩く歩道になっているし、ここ数年の変わりようには驚かされるばかりだ。

目が覚めると、押し入れの中にいた。ふすまには、指でうがったような穴が空いている。外をのぞくと、戦争をしている光景が見えた。わたしは悲しくなり、涙でものが見えなくなってしまった。

コンビニで買い物をしたら、店員から「ポイントがたまっています。魔法を使いますか？」と聞かれる。使ってみたかったので、使用方法の書かれたマニュアルをもらい、家に帰って、さっそく試してみる。

相撲部屋では、親娘の口論が絶えなかった。父は、部屋を取りつぶして飯屋にしたいと言い、娘は弟子達のために残したいという。しかし、経営が悪化していて、このまま続けていくのは困難なのだった。

お金もなく、ここ数日、食べる物にも窮していた。そんなとき、和菓子屋の前を通りかかる。おいしそうな小豆の匂い、甘そうな和菓子の陳列。喉を鳴らして眺めていると、中からおばあさんが出てくる。

近所に新しく、パン屋ができた。さっそく行ってみると、変わったパンばかり並んでいる。こんなもの、いったい売れるのだろうか。

自動改札を通ろうとしたら、ピンポーンと警報が鳴った。すぐに駅員が飛んできて、料金が足りないと言われる。追加料金を支払い、今度こそと思ったら、またピンポーン……。

わたしと友人は、とあるマンモス団地へ向かっていた。ここには、人の過去が住んでいるのだ。わたし達は過去の自分に尋ねたいことがあった。

聖橋の上で大勢集まって騒いでいる。神田川にシロナガスクジラが現れたというのだ。見下ろしてみれば、川面に巨体がプカプカと浮かんでいるではないか。

急な用があって、タクシーで羽田に向かうことになった。初めは順調だったが、高速に入って、急に混み出す。このままでは時間に遅れてしまう。やむを得ず、高速を降りて裏道から行くことにするが。

悪友の誘いで、銀行強盗をすることになった。水鉄砲を黒く塗り、拳銃に見せかける。ことはスムースに行くよう思えたが……。

時間になっても担任が現れない。変だぞ、と思っていると、なんとトロールがやって来た。先生を「食っちまった」という。急遽、トロールが臨時の先生を務めることになった。

深夜、退屈なバラエティ番組を見ていると、何の前触れもなく、恐怖映画が始まった。それは本当に恐ろしく……。

真夜中、シャッターの閉まったアーケード街を歩く。どこから怪異匂いが漂ってくる。それは地下の洋食屋からだった。

電停で都電を待っている。すでに男が１人いて、そわそわした様子で、やって来る都電を見つめていた。都電の行き先表示には、行き先ではなく「アタリ」「ハズレ」が書かれている。彼は、「アタリ」の都電に乗ろうとし//

ファミレスで友達と食事中、ふとしたことから口論となる。友達は、思わずわたしをどつくが、その拍子に後ろへ転倒してしまい、世にも恐ろしいことになった。

新宿で友人と喫茶店にいたときだった。ニュースで、「ハムスター小僧」がここ新宿に出没したと聞く。さっそく、見物に行くわたし達。

道でバッタリと友人に出くわす。ちょうど空腹だったので、そばの牛丼屋に立ち寄ることになった。友人は鴨肉牛丼、わたしは並で。ところが、運ばれてきたのは、意外にも……。

隣人が引っ越しのあいさつにやって来た。けれど、戸口に立っても、誰も見えない。それもそのはず、相手は巨大なマンモスだった。

ホテルに泊まっていると、大きな振動が起こった。地震かと思って窓その外を見ると、なんと、大怪獣が火を噴いていた。

一夜にして、歌舞伎町に山ができた。わたし達は山のてっぺん目指して、えっちらおっちら、上っていく。頂上には、世界一うまいラーメン屋があるというのだ。

調べ物があって図書館へ行くと、なんとアインシュタイン博士とバッタリ会った。彼は、また新たな理論を発見したという。それを聞かせてくれることになった。

わたし達は、宇宙船に乗って成層圏を遊覧していた。ここから眺める地球は格別だった。何を隠そう、この遊覧船は、あの火星人が運営しているのである。

差し出し不明の手紙が来る。下手くそな字で、「１人で公園に来い」と書いてあった。悩んだ末、行ってみることに。わたし宛のメモが貼られた小包が置かれている。迷ったが、持って帰ることにした。

視力が落ちてきたので、メガネを新調しに行く。けれど、このメガネ屋の店員、てんで人の話など聞かない。役にも立たないメガネばかり勧めてくる。抗議すると、今度はコンタクトレンズを勧めてきた。コンタクトレンズ//

初めてなのに、どこか懐かしい町並み。それどころか、落ちている小石の一さえ、わかりそうな気がする。いったい、ここはどこなのだろう……。

友人の誘いで、真夜中の遊園地に行くこととなった。夜は誰もいないし、雰囲気も違っていて、楽しいだろうというのだ。初めは渋ったわたしだが、結局は付いていくことに。

深夜に散歩をしてると、引っ越しをしているお宅があった。夜逃げだろうか、と思ったら、友人だった。夜中に引っ越しをすると、料金が安いという。

通販で、ついヘリコプターをぽちってしまう。そのあとで、免許を持っていないことを思い出し、急遽取りに行くけれど……。

もう間もなく、ブラック・ホールが地球に接近してくるという。わたしは、近所の知り合いに頼んで、天体望遠鏡を貸してもらう。

仲間が集まって、いつの間にか怪談大会になっていた。いよいよ、自分の番になるが、怖い話などそうそうない。たいした話ではないけれど、と語り始めるが……。

新しくショッピング・モールができた。さっそく友人と出かけてみる。中は想像とは違い、まるで昭和の町並みだった。

地球と太陽の間には、チューブがつながれていた。太陽で作った酸素を地球へと送るための「命綱」だ。ところが、金星が通過する際、このチューブに衝突する恐れが出て、地上では大パニックとなる。このままでは、酸素//

ディスカウント・ショップで、「空飛ぶバイク」が売られていた。いいなぁ、と眺めていると、店員が出てきて、「空を飛ぶだけなら、バイクの免許は不要です」と言う。わたしは、思い切って買うことにした。

友人の家を訪れる。久しぶりに見た友人は、パンパンに太っていた。現在、ダイエット中だという。ダイエット・ピザを食べるので、電子レンジで温めてきて欲しいと頼まれる。そこには、「押すなよ、絶対に押すなよ」と//

友人にTwitterの楽しみ方をアドバイスされ、調子にのったわたしは、「人生に失敗しました。これから、Ｔシャツ１枚でエベレストに登ります」とつぶやく。すると、思いがけず反響があり……。

学校を遅刻した上、肝心なものを忘れてしまった。先生はカンカン。今すぐ、忘れ物を取りに行けという。

東京スカイツリーに、なんとジェットコースターができた。連日、そのＣＭばっかり、テレビで流れている。

ポストにチラシが入っていた。チョコレート工場で社員を募集しているという。応募資格は、「とにかくチョコレートが好きな方」。わたしは、ご飯にチョコレートを載せて食べてもいいと思っているくらいなので、すぐさ//

チョコレートの国を襲うのは、なんと、甘党ドラゴンだった。困り切った国王に、工場長は秘策を提案する。

友人が喫煙を始めた。今、色々な銘柄を試しているところだという。ついには、ストローにまで火を付けて吸い出す始末。

知り合いに頼まれて、薬局でバイトをすることになった。薬剤師の免許などないので、初めは断ったが、販売の助手でいいというので引き受けた。それにしても、来る客はみんな変わった人達ばかりだ。しかも、店主はやた//

浜辺に、高床式の庵を見つけた。興味をそそられ、思い切って尋ねてみることにした。すると、そこにはぬらりひょんが住んでいた。

ここは西部の酒場。わたしは、カウンターに掛け、友人と酒を飲んでいる。向こうの客が、わたしにグラスを奢ってくれる。

道路公団とNASAが手を組んで、天の川に橋を架けることになった。この壮大な計画に、わたしは興奮を禁じ得ないのだった。

なぜか何曲で、モーリス・ラヴェルの楽譜が発見された。それは、「ボレロ」と対をなす曲で「ニッカ・ボッカ」という曲だった。あいにく、譜面は非常に小さく、顕微鏡で見なければならなかった。この譜面を演奏できる//

わたしは自動販売機だった。缶飲料だけでなく、色々と売っていた。仲間の自動販売機達は、そんなわたしを邪道だという。それでもわたしは、いつか自動販売機のトップを目指そうと、頑張るのだった。

友人の家を訪ねてみると、無理なダイエットがたたって、すっかりやせ細っていた。自分では起き上がれないほど衰弱し、まるで干物のようだ。

通勤電車はとても混んでいた。もみくしゃにされ、このままではハンバーグにされてしまうことを覚悟するのだった。

真夜中、公園を散歩する。昼間降った雨のせいで、遊歩道は踝まで浸かるほど、水で溢れている。公園の至る所に檻が置かれていて、中には生気のない動物達が入れられていた。

防衛大臣から直接電話が来た。何かと思えば、秘密裏に開発した爆弾が盗まれ、それを取り返して欲しいという。なぜ、自分がと思ったが、事は強引に推し進められてしまう。そして、その相棒は、これまた妙なことに松尾//

友人が部屋に遊びに来た。何もないはずの空間を指差し、そこに紫の壷があると言い出す。どんな形か聞いても、要領を得ない。口と底が一つにつながっていて、水を注ぐことはできても、出すところがない、そんなことを//

電車に乗ろうと、駅に向かう。駅は、踏切の反対側にあった。しかし、そこへ行くための電車に乗らなくてはならない。やっと駅に着き、電車に乗る。電車の中には、さらにレールが敷かれていて、特急が走っていた。

鼻炎に悩むわたしを見かねて、主治医がある提案をする。遠い惑星に、健康な体をただでくれるところがあるというのだ。しかも、そこへは紙飛行機で行けるという。

天気予定局でバイトをすることになった。風や雨などを制御し、各国へ送り込むのだ。

数ヶ月ぶりに外へと出てみると、誰も彼もがピンク色の全身タイツを着ている。これが今のトレンドなのらしい。わたしは、自分の服装が急に恥ずかしくなる。

通学路の白いイヌ。痩せこけて、満足に食事も与えられていないらしい。なんて酷い飼い主だろうと憤りを感じるわたし。ある日、その姿が見えなくなり、代わりに土饅頭ができていた……。

アメ横を歩いていたら、露天商に呼びかけられた。どうせ、まがい物のブランドでも売りつけられるのだろうとスルーするが、格安だと言われ、つい誘いに乗ってしまう。

夏恒例のスイカ割りを仲間とする。わたしは、ぐるぐるバットを50回もされ、ふらふらになりながら、スイカを求めて、歩き回る。仲間の１人が、「そこだっ」と言うので、思いっきりバットを振り下ろす。とたんに、周//

秘湯を求め、山道を登っていく。すると、バスが通りかかった。ここには路線がないと思っていたので、これ幸いと乗り込む。

夜の公園を散歩していると、気にハシゴをかけて作業している者があった。こんな時間にいったい、と見ていると、夜空をノコギリで切り始めるではないか。さては星泥棒だな、わたしはピンときて、すぐさま文句を言う。

パソコンに迷惑メールらしいものが来ていた。すぐにゴミ箱へ捨てるつもりだったが、「在宅勤務で即収入」という踊り文句に引かれ、メールを読んでみる。簡単にできそうな内容だったので、さっそく応募してみた。

地球には、「星を独占化してはいけない」という法律が、そもそもなかった。それをいいことに、一企業が星々を次々と登記していってしまった。おかげて、夜空からすっかり星が消えて無くなった。

ゴミ捨て場でアイテムを拾う。それはなんと、自在にテレポートできる装置だった。こんないいものを、いったい誰が捨てていったんだろう……。

「自分とは何か」そんな議題のシンポジウムが公会堂で行われていた。けれど、内容は実に退屈で、そのうち参加者からの私語が広がっていく。それはどれも、この公会堂にまつわる気味の悪い話ばかりだった。

友人の紹介で「根はいい奴」の家へ遊びに行く。彼はこれといって特徴のない人物だったが、恐ろしく短気で、しかも変人だった。

夜中、窓の外が明るいと思ったら、なんとＵＦＯが着陸してきた。中からエイリアンが数人下りてきて……。

祖母に連れられて、深い洞窟を通っていく。真っ暗でとても怖かったけれど、祖母がそばにいるので、安心だった。洞窟を抜けると、そこには不思議なお宿があった。

友人と動物園に行くことになった。それも、海底にある動物園である。わたし達は潜水艦に乗って、海の底へと潜っていく……。

神社の前に段ボール箱が置かれていた。中には捨てバクテリアが入れられていた。わたしは放っておけず、そのバクテリアの子を拾って育てることにした。

コンビニへ行こうとしたら、どういうわけか道に迷ってしまった。そこはうっそうと草木の茂ったジャングル。どうやら、アマゾンのようだ。

本棚に１冊文の隙間があることに気付いた。積み上げるほど本がある中で、そこだけ空いているのは不自然だった。どうして、あそこだけ空けてあるんだろう。そう考えたとき、隙間の奥に何かが見えた気がした。

高架橋脇の遊歩道を、わたしは歩いていた。反対側の町へと渡るために。けれど、どこまで行っても、灰色の壁が続くばかりだった。

１日市長を務めることになった。立派なイスは座り心地がよかったが、権限の重さからか、どうも落ち着かない。しかも、しょっぱなから、思いがけない来客が訪れるし……。

雑誌で見かけた「時間をグダグダにする装置」に興味を持ち、友人と秋葉原へ買いに行く。

仲間内で一発芸を披露しあうことになった。ほかのみんなはそれぞれネタがあるのに、自分だけ思いつかない。どうしたものかと悩んだ末……。

古いデパートの地下で、わたしはアルバイトをしていた。何を隠そう、ここでは昆虫を作っているのだ。

川向こうのセメント工場には、窓のない奇妙な建物があった。噂では、イヌをゾンビに変える実験をしているのだとか……。

町中で、たまたま自分のところのネコを見かけ、声をかけたが、たったと逃げていってしまった。入り込んだ先は、ビルの中の廃墟だ。

友人の運転するクルマで流しているとき、うっかり環状線に入り込んでしまった。その環状線はサメ専用で、クルマは通行禁止なのだったが……。

地上に落ちたという流れ星を拾いに、仲間と湖畔へ行く。星は夜にしか見えないので、日が落ちるのを待って出かける。果たして、辺り一面、きらきらと輝く星の欠けらが落ちていた。

池に蓮の葉が浮かんでいたので、アレを踏んで向こう岸に渡ったら面白かろうと考えつく。

暗がりの中、一面に敷かれた布団。そこにたくさんの人々が眠っていた。ハシゴを見つけ、登っていく。そこは二段ベッドの上だった。

一時は一世を風靡していた「カニカマ・オンライン」というゲーム。けれど、今やすっかり廃れていた。わたしはリアル友人と、ゲームの世界を歩き回る。かつてを懐かしく思いながら。

「こんな夢を観た」のタイトルがあるように、これは夢で観たお話です。 わたしは、自転車でツーリングの際、ふとしたことからジャンク・ショップの情報を聞き出す。興味を惹かれて入ってみたはいいけれど、ガラクタ//

駅の掲示板に、「ヒーラー求む」と書き込まれていた。わたしは、癒やし系の呪文にちょっとは自信があったので、すぐさま返信を入れる。

念願の独り暮らしを始めた友人。けれど、様子がおかしい。聞けば、夜な夜な、窓を引っ掻くような物音がするのだという。

田舎へ遊びに来ている。スイカを食べ、虫採りに森へ行き、わたし達は夏を満喫するのだった。

ある朝、体調の悪さで思わず目を醒ます。この症状はもしかして……。けれど、まったく身に覚えのないことだった。

友人に誘われて、人の帰った後の浜辺で「宝探し」を始める。小銭や貴金属がざっくざっくと拾えるというので、欲に目がくらんで付き合うことにしたのだった。

ある日、唐突に町内放送が鳴り響く。本日をもって、大地がなくなるというのだ。

課長から資料集めを命令され、台車に積んでいく。すると、今度はそれを遠く離れた本社へ持っていくよう指示される。わたしは、この台車に乗って向かうことを思いつく。

「出る」と評判の学校へ、友人と出かける。ここで幽霊にインタヴューをするためだ。現れたのは夏だというのに冬服を着た女性の幽霊。予想とは違って、気さくに答えてくれた。

かまぼこ山に、遠い親戚の魔法使いが住んでいることを知り、はるばる尋ねる。彼は本物の魔法使いだった。そして、この世界の思いがけない「真の姿」を見せてくれることになるのだった。

弁当工場で働いていた。作るほうではなく、食べるほうである。ラインの上を、次から次へと弁当が流れてくる。それらを少しずつ食べていくのだ。

夏、林で大きな、大きなカブトムシを見つけた。どれくらい大きいかというと、それこそゾウのように大きかった。もちろん、虫かごになど入らないので、庭で飼うことにしたのだけれど……。

ある朝、珍しくすっきりと軽い頭で目覚める。それもそのはず、脳みそが空っぽだったのだから。

世界でたった１つ見つかった、プラチナサウルスを見るため、えっちらおっちら、屋の上の博物館を訪れる。

早朝、暑さでたまらなくなり、近くの公園へ散歩に出かける。そこは、石を檻に閉じ込め展示している公園だった。なんのために石など檻へ閉じ込めておく必要があるのだろう？　ふと好奇心をそそられ、しばらく様子を見//

五反田で降りたはずなのに、どこをどう間違えたか、砂漠へ来てしまった。暑い、暑すぎる。冷たいものが欲しい。すると見えたのが、なんと屋台だった。助かった、あそこで冷やし中華でも食べよう。

その惑星では、乗り物は宙を飛ぶ。わたしは「スリッパー」と呼ばれる、小型コミューターを乗り回していた。

富士山を首都・東京に持ってこようという案が持ち上がり、各県から一斉に不満の声が噴出した。狭い日本、結局、どこへ持っていこうが不平等感が持ち上がるのは仕方がない。そこで、いっそ月にでも打ち上げてしまおう//

海を漂流してだいぶ経つ。ふと、波の音が変わったことに気付いた。ザブーン、ザブーンとではなく、シャリン、シャリンと涼やかな音がするのだ。

友人が納屋で古い地図を見つけてきた。虹の生まれる場所を記したものだという。そこで願いを唱えれば、なんでも叶うのだ。

草原で虫が鳴いている。ナムナムナム……チーンという声だ。不思議に思って、昆虫に詳しい友人を呼んでみると……。

中学時代の恩師を訪ねる。当時は堅物だった現国の教師が、今ではなんとラノベに夢中なのだという。

「フェイル・ブック」で知り合った相手と、美術館へ行くことになった。ところが、彼は「ルドン」の展示会だと信じ切っている。わたしは「ゴヤ」だと思っているので、話が食い違ってしまい……。

あんまり暑いので、北関東の有名な滝を訪れてみた。噂通り大人気で、人々がごった返している。けれど、わたしはそこで、滝の思いがけない秘密を知ってしまうのだった。

駅のキオスクではなんでも売っている。肌色をした下着を見つけ、「誰があんなものを買うだろう」と肩をすくめる。すると、店員がその肌着を強烈に勧めてくるのだった。なんでも、ただの肌着ではなく、速乾吸湿、さら//

アルバイトで、地中海近くの発掘調査に加わっている。いつものように地面を掘り返していると、何やらフリスビーのようなものが現れた。

「それ」は突然やって来た。自らをポンポンパウンスと名乗り、しきりに部屋の中へ入れてくれと叫ぶ……。

夏休みの課題がまだだったわたしは焦っていた。友人に助けを求めたところ、炭酸池の観察記録を勧められる。

幼なじみと村へ帰る途中、トンネルに差しかかる。ここはいわく付きの場所で、昼間でもあまり通りたくないところだった……。

夏も今日で終わり。わたし達は名残を惜しみつつ、ビア・ガーデンでビールを飲む。お代わりのジョッキを頼んだところ、なぜか泡が入っていない。すると、店員がやって来て……。

まだ刀を携えている時代に、わたしはいた。けれど、どうも様子がおかしい。サムライは漆塗りの鎧ではなく、ポリカーボネート製のものを身につけているし、帯びている刀も異形のものばかり。ここは本当に昔の日本なの//

買い物の帰り、雨に降られてしまった。雨宿りで立ち寄った古い洋館で、かすかに聞こえるカナリアのさえずり。

幼いわたしは、父に手を引かれ、コンビニへ入った。けれど、ただ商品を眺めて終わりだろう、そう分かっていた。何しろ、わたし達はとても貧しいのだ。今日だって、まだ何も食べさせてもらっていなかった。

鎌倉の海辺で遊んでいると、いきなり警報が聞こえてきた。オニが出現したのだという。

バドミントンをしていたら、シャトルが柿の木の枝に引っ掛かってしまった。登って取りに行くが、どうも妙なことになる。

目を醒ますと、枕元にカードが置かれていた。意味不明の言葉が書かれている。その直後、ピンポーンとチャイムが鳴った。出てみると、ポンポンパウンスが立っている。

東京タワーに登って都内を見渡していたら、向こうから巨人がそっとやって来た……。

駅ビルの壁には、紋様が描かれていた。それらは太古の足跡、化石だった。友人はその化石にすっかり魅せられていて、しきりにレクチャーをしてくる。

コンビニで、新発売の肉まんを買う。けれどこの肉まん、思いもよらず足が速くて……。

暑いので水浴びでもしようと、風呂に水を張る。けれど、テレビに夢中で、そのことを忘れてしまい、水が溢れ出てしまう。

遠くに転校してしまった友人から、引っ越しのハガキが届く。比較的近いので、会いに出かけるのだけれど……。

真友人がギザギザのある10円玉を探し始めた。なんでも、特定の年代のギザ十には、プレミアが付いているらしいのだ。

図書館でタマタマ手に取った本には、本当の真夜中は０時ではないと書いてあった。それを確かめようと思い、夜通し起きていることを決意する。すると……。

友人とコーヒーを飲んでいると、見知らぬ人物がいきなり話しかけてきた。それも、壊れたレコードのように、同じことを繰り返すので、辟易してしまう。

散歩の途中、古めかしい甘味手を見つけ、その懐かしい雰囲気に誘われて入ってみた。まだ暑かったので、かき氷を注文する。昔ながらのかき氷器で、おばあさんがしゃりしゃりと氷を削ってくれる。

いつもと同じ朝。けれど、なんとなく違う。そんな気がしてならない。見た目は変わらないのに、妙な違和感があるのだ。

日が暮れた頃、訪問販売がやって来た。何を売っているのかと尋ねると、吸血鬼になれるという商品だった。

町では妙な噂で持ちきりだった。真夜中、アパトサウルスがうろつき回っているというのだ。折しも、友人から昨晩、その恐竜を見たという電話がかかってきた。

ここは煙突の町。どの家からも、ニョッキリと煙突が突き出ている。そして、曜日ごとに吹き出す煙の色が決まっていた。月曜日は青、火曜日はオレンジ……と行った具合に。

いい雰囲気の喫茶店を見つけ、入ってみた。窓際の席に座っていると、常連らしい中年女性がつかつかとやってきて……。

わたしは小鳥になっていた。どうやら、「赤い実」を食べたせいらしい。人間に戻るには、王冠の水玉の付いた赤い花を探さなくてはならない。

食欲の秋。友人の家で秋の味覚をご馳走になろうと出かける。すると、栗の栽培を始めたというのだ。

友人とドーナツを食べていると、店内でとんでもない事件が起こった。

友人とゾンビ狩りのイベントに参加していた。各人、武器を持ち寄り、片っ端からゾンビを倒していくのだ。

道を歩いていると、大型バイクが横付けをしてきた。てっきり、どこかの不漁かと思ったら……。

買い物に行こうとしたら、自転車のそばで大きなカニを見つけた。エコバッグでよけようとしたら食いついてきたので、しかたなく、そのまま買い物カゴに入れてスーパーへと向かう。

横断歩道で往生していたおばあさんがいたので、手を引いて助ける。おばあさんは「情けは人のためならず」と教えてくれるのだが、その本当の意味を、わたしは理解するのだった。

友人から電話が来た。「布団が吹っ飛んだっ」それだけ言うと切れてしまう。いったい、なんだったんだろう……？！

ひたすら山を登っていく。てっぺんで、コンサートが開かれ、歌を唄うことになっていた。カボチャの歌である。

フリーマーケットで、老婆の目の前に置かれた宝石箱が目に止まった。中を開いてみると……。

夜、河原を歩いている。大きな川には橋が架かっていて、白ウサギに誘われるようにして、渡っていく……。

そば屋で天ぷらそばを食べていると、奇妙なことに、そばがどんどん減っていく。まるで、どんぶりの底が抜けてしまっているかのようだ。

近所の空き地にトンネルができた。中をのぞくと、昭和の初めのような、レトロな繁華街が広がっている。

フード・コートで食事をしていると、ベビーカーを置いて、ショッピングに行こうとする母親がいた。「赤ちゃんを置いて買い物ですか？」と驚くと、「それなら、あなたが見ていてちょうだい」と押し付けられてしまう。

公園のベンチで、そろばん片手に何やら計算しているおじいさんを見かけた。気になって尋ねてみると、πを求めているのだという。もう11兆桁を超えたのだそうだ。

友人に呼び出されて、喫茶店に行く。するともう１人いて……。

親からもお金の使い方が下手だ、無駄遣いばかりすると指摘され、それではと、お金の学校で使い方を学ぶことにした。それにしても、お金は扱いが難しい。

恒例の秋のリサイタルを聴きに森を訪れる。しかし、演奏会は中止だという。というのも、ヴァイオリンが盗まれてしまったからだ。

表向きは、宇宙人から友好的に譲り受けたという、巨大な葉巻型宇宙船に、わたしは清掃係として乗船していた。現在、太平洋沖を試験飛行している最中だった。

朝、付けっぱなしのラジオから本日の占いが流れていた。それによれば、どうにも不吉なことが起こりそうである。

テレビでタケノコ狩りの特集をやっていた。それを見た友人から、季節外れのタケノコ狩りに誘われる。

道端のお地蔵様に声をかけられる。自分を背負って、身延山へ行って欲しいというのだ。こんな重いものを果たして持ち上げられるのだろうか、とわたしは心配になる。

裏山に山賊が出るようになった。左腕に恐ろしい武器を仕込んでいるのだという。

小学校の授業で、先生が言った。「君たちはまだ小学生なんだから、クルマで通勤しちゃ行けない。見つけたら、没収するからな」

友人がオークションで大もうけをしたという話を聞き、矢も盾もたまらず、真似をしてみる。すると……。

立ち食いピザ屋で、さあお金を払おうと思ったら、財布を忘れてきたことに気付く。取りに行くと言ったら、代わりにピザの宅配を頼まれる。

わたしには宇宙人の知り合いがいる。けれど、このことは彼とわたしだけの秘密なのだった。

まだそれほど寒くないのに、友人の家ではコタツを出していた。出ていれば、つい入りたくなる、それがコタツの魔力である。

友人がガラケーからスマホに替えた。けれど、使い慣れないためか、とまどってしまう。

古道具屋でたまたま目に止まったのは、なんとカップ麺だった。しかも、けっこうな値段が付いている。どんな味がするんだろう。もう、気になって、気になって。

ファミレスで注文しようとしたら、肝心の料理の名前が出てこない。おかしいと思い、メニューを見るが、そこからも名前が抜け落ちていた。

日本語大辞典という文化財が盗まれてしまった！　この辞典から文字を消されると、その単語が失われてしまうのだ。いったい誰が？　なぜ？

この町では、もう何十年も夕焼けが見られない。図書館にある史跡書にある本は、どれも灰色の空ばかり。たまに夕焼けの写真があったとしても、それはよその町のものばかりだ。

商店街のクジ引きで、なんと、イスタンブール行きチケットが当たった。大人２名まで行けるというので、さっそく友人を誘うけれど。

いつのまにか、仔犬があとをついてくる。交番に行くが、どうやら警官には見えないらしい。それどころか、頭のおかしい人だと疑われてしまう。

いつも乗る電車には、怪人３面相と呼ばれる男がいた。彼は、三面観音のように顔が３つあった。

友人が昆虫のブリードを始めたという。聞いてみると、それはカブトムシでもクワガタムシでもなく、カマキリだそうだ。

出来心から、うまいチョコ・めんたい味（税込み108円）を盗んでしまい、懲役７年の刑を受けてしまう。そんなわたしの「塀の中の生活」。

夜道を空きっ腹を抱えて道を歩いている。ここは町と町とをつなぐ連絡路。回りには畑しかない。真っ暗な中、灯火を見つける。そこは畑の中にポツンとあるレストランだった。

たまたま書店で手に取った「しあわせになるために」という本。あとで買いに来ようとしたが、もう売れてしまっていた。以来、ずっとその本を探し求めている。