短編の本棚

夜の山で繰り広げられる異形の者たちの宴。 とりわけ一組の男女の髑髏がその中心にあった。夜闇と火明かりに照らされた、狂乱の宴の渦中の彼らの過去。そして今。 カクヨムさんにも投稿しています。

異界にて硝子屋を営む男あり。

これはある兄妹の始まらない物語。

僕は君を本当に愛していたんだ―――――――――――――。 露草の青の上で、下で、男は女への愛を語る。

ある少年の冬の一日に関する考察。

男は火車に乗り、地獄への旅路を辿るが、それを引き留める女がいた。

びいどろを鳴らす少女と様々な挿話。

水子の多い小さな集落に育った主人公の想いと子を亡くした母の悲哀。

鎌倉に住む花菜は写真撮影が趣味で、休日には撮影に出かけている。 ある雨の日、入り込んだ寺で、見知らぬ男性と出逢う。

花嫁は想いを胸に籠に乗ります。手には懐剣を握り締めて。

「私」のもとに同窓会をかねた登山への招待葉書が届く。 全てはそこから始まった。

朝、公園で出会った女はじきに死ぬのだとしめやかに笑った。

ある秘密を持つ男二人の雑談。

たこ刺しさんとアラカブの煮つけさんの会話。 お夕飯前。

長年連れ添った妻を亡くした男が、形見である着物を切り刻み、燃やす日々を送る。

死産を経験した女性が絶望の日々から希望を見出すまでの物語。

出張先の京都で、アリアと名乗る不思議な少女と出逢った僕は、彼女にすっかり魅了される。

十二月、彼女の誕生日に、僕は赤いガーネットのネックレスを贈った。 彼女の心に、楔を打ち込むように。

戦時中、家族に先立たれ、ビー玉で遊ぶ少女と、その少女に連れ添った少年のその後の物語。

少女は自分を殺してくれる人を探していた。寒い冬の、雪の降る日。

彼は恋の別離に耐え切れなかった。チョコレートコスモスが見ていた結末。

少女・フィーシャは生まれた時の予言により、やがて星に災いをもたらす忌み子と呼ばれ差別を受けていた。 彼女の心の拠り所は祖母と幼馴染の少年・カイリのみ。 ある日、フィーシャとカイリは長く眠る命が目覚める//

雪(せつ)と深雪は幼馴染だった。 ある冬の日、風邪をひいた深雪はトローチを舐めたいと雪にせがんだ。

その昔、夫を亡くした悲嘆から、鬼女と化した女の悲しい物語。

花の名を与えられた姫はある日、鬼の童子と出逢う。 風のように消えた童子に、姫は心を奪われるが――――。

京都と奈良を旅する主人公の胸中。

姉の緑子と弟の巽。仲の良い二人にとって、家の裏手にある木苺の実茂みは聖域だった。 ある時、その聖域が暴かれたことにより、二人の危うい均衡が崩れる。

けんけん、と咳が出る。 エメラルド・グリーンの瞳のお父様。早く迎えにきてください。 ©️九藤　朋2018 . 禁止私自转载、加工 禁止私自轉載、加工 この小説に掲載されている写真、イラスト、文章の//

愛する人にあげなさい。 反発していた父が遺したカメオを、私は見た。 ©️九藤　朋2018 . 禁止私自转载、加工 禁止私自轉載、加工 この小説に掲載されている写真、イラスト、文章の著作権は九藤　朋//

戦時中。生まれたばかりの我が子を、出征した夫に代わり守ろうとする母親の心境。

夫を次々と亡くした主人公は、寡婦として世間から敬遠される。 そんな折、彼女に心を寄せる男が現れる。

母親の形見であるあこや貝の首飾り。雨の中、千切れたそれを拾い集める美夜に、傘を差しかけたのは隣に住む風音だった。風音から寄せられる想いに対して、母の命と引き換えに生まれてきたと負い目を持つ美夜は、素直//

ある日、長年連れ添った妻が癌であることを男は告知された。

日本の戦時下。僕と付き合う女性、類（るい）は、花の声が聴こえると言う。 その意味を知ることになるのは、日本が戦争に敗れた後のことだった。

恋の苦しみと喜び。 ツイッターの診断メーカーのお題によるもの。