- あらすじ
- 死ぬ順番は、もう決まっている。
山間のダム湖へと沈んだ故郷の集落。
数十年ぶりに葬儀のため帰郷した湊谷真一は、幼馴染だったはずの女性・紗和と再会する。
けれど、何かがおかしい。
連絡先は残っているのに、携帯電話は繋がらない。
幼い頃の記憶を尋ねても、紗和は曖昧に笑う。
そして何より――彼女には、まるでこの世に存在していないような気配があった。
神社に残された古い「産子(うぶこ)の帳面」。
そこには、かつて集落で生まれた者たちの名前が、年齢順に記されていた。
三好夫妻。田原。吉村。本田。森本。紗和。そして、真一。
帳面に記された名前をなぞるように、人がひとりずつ死んでいく。
湖底に沈んだ祠。
忘れ去られた産土神。
亡者のように現れる“何か”。
そして真一は、幼い日の自分が口にした、ひとつの願いを思い出す。
――カエシテクダサイ。
あの日、自分はいったい、誰に何をかえしてほしいと願ったのか。
これは、湖底に消えた祠と、
帰れなかった少女を巡る、静かな因習幻想譚。
- Nコード
- N9716MT
- 作者名
- 空白朔名
- キーワード
- ESN大賞11 ミステリー 現代ホラー 怪異 伝承 ダム湖 祠 神社 産子 産土神 幼馴染 呪い 民族
- ジャンル
- ホラー〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 09月22日 20時00分
- 最終掲載日
- 2026年 10月02日 20時00分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 6pt
- 評価ポイント
- 6pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 18,747文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
沈まない祠 ―最後の産子―
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N4770MW|
作品情報|
連載(全10エピソード)
|
推理〔文芸〕
『死体を探せ』という奇妙な依頼だった。
そこから始まる、現実からずれた出来事の連なり。
『同じ誰か』が繰り返し存在する世界と、
それを見ている視線が、浮かび上がる。
証拠はある。
だが、それは本当に隠されたものなのか。//
N3611MV|
作品情報|
完結済(全24エピソード)
|
現実世界〔恋愛〕
彼女は、山の気配をまとい、季節の移ろいさえ知らないような顔で笑う。
いつも音もなく俺のそばにいた。近くにいるのに、どこか遠い。まるで人の世とは違う場所から、こちらを眺めているような少女だった。
古い伝承が息づく集落で//
N9716MT|
作品情報|
完結済(全12エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
死ぬ順番は、もう決まっている。
山間のダム湖へと沈んだ故郷の集落。
数十年ぶりに葬儀のため帰郷した湊谷真一は、幼馴染だったはずの女性・紗和と再会する。
けれど、何かがおかしい。
連絡先は残っているのに、携帯電話は繋//
N2781MS|
作品情報|
完結済(全27エピソード)
|
ローファンタジー〔ファンタジー〕
20年前、愛猫ウズメを救えなかった主人公は、その死をきっかけに「神」への願いを捨て、その存在を蔑んでいた。
時を経て、彼の前に現れたのは、
宇宙の理を司る存在――そのインターフェースである少女・セオリツ。
彼女は告げ//
N9754MN|
作品情報|
完結済(全121エピソード)
|
ローファンタジー〔ファンタジー〕
会社員の紡は、ある日、片方だけになった古い靴下に気がつく。
神様なのに冷蔵庫を漁り、服にこだわり、時には騒動を起こす。
平凡な会社員・紡(つむぐ)のもとに現れたのは、自らを神と名乗る四人の織姫たちだった。
優しく包み込//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。