- あらすじ
- 目が覚めると、そこは窓もつなぎ目もない、冷徹なまでに真っ白な立方体の部屋だった。そこに閉じ込められていたのは、一人の青年と一人の少女。二人は自分の名前も、過去も、ここへ来た理由も失っていた。ただ一つ、魂に刻まれた「お互いを狂おしいほどに愛している」という切ない記憶だけを残して。混乱する二人の前に現れたのは、銀色の無機質な扉と、冷酷なシステムメッセージ。――『開錠条件:生存数が「1」になること』――どちらか片方が死ななければ、この白い地獄からは永遠に出られない。飢えと渇きが精神を蝕む極限状態の中、お互いを想う純粋すぎる愛は、やがて哀しい歪みを生んでいく。「相手を殺せない」と悟った少女は、青年を生かすために自らナイフを胸に突き立てた。愛する人の骸を前に、絶望の慟哭をあげる青年。生存数が1となり、静かに開かれる扉。しかし、青年が命からがらその扉を一歩踏み出した瞬間、彼の脳内に濁流のような「すべての記憶」が蘇る。なぜ二人はここにいたのか。なぜ記憶を消されていたのか。そして、この最悪のゲームを仕組んだ「本当の黒幕」は誰だったのか――。すべての真実が繋がったとき、生き残った彼を待っていたのは、死ぬことすら許されない永遠の地獄だった。失われた記憶の果てに暴かれる、最も純粋で、最も悍ましい愛の破滅を描くソリッド・シチュエーション・サスペンス。
- Nコード
- N7181MI
- 作者名
- D .K2世
- キーワード
- 恋愛 切ない
- ジャンル
- 現実世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 06月16日 22時04分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 4,940文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記憶が文字戻る前に君と死ねたら
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N1484MJ|
作品情報|
短編|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
十二の月に守られた世界で、人々は平穏な暮らしを送っていた。しかしある夜、伝説の「十三番目の月」が現れ、空の星々を飲み込み始める。星が消えるたび、人々は大切な記憶や世界の歴史を失っていった。
辺境の村で羊飼いとして暮らす少//
N1460MJ|
作品情報|
短編|
ローファンタジー〔ファンタジー〕
七日間降り続く雨に包まれた町。
高校二年生の結衣は、学校帰りに偶然「雨彩堂」という不思議な店へ迷い込む。そこには時計の代わりに無数のガラス瓶が並び、それぞれの瓶には「誰かの人生に降った特別な雨」が閉じ込められていた。
店//
N7181MI|
作品情報|
短編|
現実世界〔恋愛〕
目が覚めると、そこは窓もつなぎ目もない、冷徹なまでに真っ白な立方体の部屋だった。そこに閉じ込められていたのは、一人の青年と一人の少女。二人は自分の名前も、過去も、ここへ来た理由も失っていた。ただ一つ、魂に刻まれた「お互い//
N1474MI|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
推理〔文芸〕
『迷・探偵兼科学者土性心の事件簿』作品あらすじ
「この世のすべての謎は、分子の結合とエネルギーの移動で説明がつくの」雑居ビルの一角にある『土性化学・探偵事務所』。そこに君臨するのは、ボサボサのポニーテールに謎のシミがつい//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。