- あらすじ
- 主人公の家では、ある夜から「足音」が聞こえるようになる。
家の前の廊下を、ゆっくりと歩いてきて、扉の前で必ず止まる。
誰もいないのに、毎晩同じ時間に。
最初は気のせいだと思っていた主人公だが、足音は日を追うごとに“ある規則”を持っているように感じ始める。
なんとなく数えた回数が、なぜか自分の行動と重なる気がするのだ。
やがて主人公は、その足音が“自分の歩いた歩数”と奇妙に一致していることに気づく。
歩いた距離が長い日は足音も長く、ほとんど歩かなかった日は足音も短い。
ただの偶然だと思いたい。
しかし、ある日を境に、その“規則”は静かに、そして確実に崩れ始める。
足音は、主人公が歩いていないはずの夜にも鳴り、主人公の身体にも説明のつかない異変が起き始める。
足音はただの音ではない。
誰かが歩いているわけでもない。
それは、主人公の生活のすぐ外側で、確実に“何か”が近づいてきている証だった。
そして、足音が扉の前で止まる理由が、主人公自身に向けられていることを悟ったとき、物語は静かに、しかし容赦なく加速していく。
主人公が最後に聞いた足音は、もう扉の外側だけのものではなかった。 - Nコード
- N6251ML
- 作者名
- 一ノ瀬 律
- キーワード
- 夏のホラー2026 怪談 ホラー 足音 歩数 扉 深夜 日常の恐怖 都市伝説
- ジャンル
- ホラー〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 08月01日 18時10分
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- 文字数
- 15,521文字
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その足音は扉まで
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