- あらすじ
- 「ねえ、灯。三十段目って知ってる?」
親友の何気ない一言から、すべては始まった。
宵ヶ丘市の駅前にある、二十九段の歩道橋。
午前零時ちょうどに一人で上ると、存在しないはずの三十段目が現れる。
そこで背後から名前を呼ばれても、決して振り返ってはいけない。
もし振り返れば、その人は誰からも忘れられ――最初から存在しなかったことになる。
そんなの、よくある都市伝説だ。
「でも、それって変じゃない?全員が忘れるなら、誰がこの噂を広めたの?」
そう笑っていた高校二年生の雨崎灯(あめざき あかり)は、親友の白雲紬(しらくも つむぎ)とともに、軽い気持ちで噂を確かめに行く。
午前零時。
二十九段目を上った灯の足が踏んだのは、そこにあるはずのない三十段目だった。
そして背後から、知らない女の声がする。
「――雨崎さん」
その夜を境に、灯の日常には奇妙な噂が入り込み始める。
鏡越しにしか見えない女子生徒。
存在しない四階に止まるエレベーター。
午前二時に、死者の名前を読み上げる校内放送。
最終電車のあとにだけ現れる、存在しないホーム。
調べていくうちに、灯は一つの事実に気づく。
ネットに書かれた怪談と、古い記録に残された怪談では――「ルール」が違っている。
噂は変わる。
語る人が増えるたびに、少しずつ形を変えていく。
そしてどうやら、怪異の方も。
これは、都市伝説の多い街・宵ヶ丘で、怪異に「顔を覚えられてしまった」少女たちが、噂の向こう側に隠された真実を辿っていく物語。
ただし、一つだけ覚えておいてほしい。
もしあなたが、この物語で知った怪談を誰かに話すのなら――
その噂が、明日も同じルールだとは限らない。 - Nコード
- N3578MR
- 作者名
- 鈴太
- キーワード
- ESN大賞11 シリアス 女主人公 現代 怪談
- ジャンル
- ホラー〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 08月30日 04時57分
- 最新掲載日
- 2026年 08月31日 18時38分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 35,881文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ねえ、知ってる?
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N3578MR|
作品情報|
連載(全7エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
「ねえ、灯。三十段目って知ってる?」
親友の何気ない一言から、すべては始まった。
宵ヶ丘市の駅前にある、二十九段の歩道橋。
午前零時ちょうどに一人で上ると、存在しないはずの三十段目が現れる。
そこで背後から名前を呼ば//
N0516MR|
作品情報|
連載(全14エピソード)
|
ローファンタジー〔ファンタジー〕
魔法が当たり前になりつつある世界。
天野護は、幼なじみの桐原千咲とともに、魔法士を育成する国立星詠魔法高等学園へ入学する。
火を操る護の魔法は、決して強くない。
火力も、持続力も、ごく平凡。
ただ一つ――魔力を一点へ//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。