- あらすじ
- 「エリエス、今日で終わりだ。店にもボクの家にも……もう来なくていい」
「え……えっと? ガスノトノン、どういうこと? 明日は国王陛下主催の晩餐会よ? 仕込みだってまだ……え?」
「仕込み? はっ、笑わせるな。君がちまちまと野菜のクズを煮込んだり、肉を一日中叩いたりしている貧乏くさい作業のことだろ?はは!」
「これからはケリヌがボクのパートナーだ。君のような地味で華もない女は、ボクの芸術的な料理には相応しくない」
「でも、ガスノトノン! 奇跡のコンソメも至高のデミグラスも、私が調合していたのよ! 貴方はその仕上げをしていただけじゃないっ!?」
前世洋食屋の娘として育ち、徹底的に叩き込まれた出汁と下処理の技術。転生して得たスキル味覚と食材鑑定。
料理が評価されていたのは、裏で何時間もかけて作ったベースの出汁があったから。
彼は鍋に入れて温め、皿に盛っていただけなのによくも言えたものだ。
「おい黙れ! あれは!ボ、ク、の、レシピだ! 君はただの助手だろ! ……ああ、そうそう。君が書き溜めていたレシピノートは没収させてもらうよ。店の財産だからね」
「なっ……あれは私の……私の!」
「ちっ!さっさと消えろ! 二度とボクの前に顔を見せるな!」
裏口の重い扉がバン! と閉ざされた雨が降りしきる路地裏。放り出された荷物を抱きしめながら、呆然とした。何が起こったのかうまく組み立てられなくて。
許さない。技術を盗みんで捨てたことを後悔させる。 - Nコード
- N1572LO
- 作者名
- リーシャ
- キーワード
- 異世界転生 女主人公 日常 グルメ ざまぁ 飯テロ シェフ 因果応報 自業自得 横取り 追放 裏切り 婚約破棄
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 05月09日 06時00分
- 感想
- 2件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 7件
- 総合評価
- 294pt
- 評価ポイント
- 280pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 6,075文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の料理は家庭的で貧乏くさいと三ツ星シェフの恋人に裏切られ捨てられましたが秘伝のソースを作っていたの私だって忘れてませんか?晩餐会という舞台から転げ落ちるのはあなたです
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N0011LP|
作品情報|
連載(全121エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
令嬢ものの短編が集まったものです。ざまぁ、姉妹格差、冷遇、聖女など。大体一話完結のなのでサクサク読めます。転生令嬢、現地人令嬢、王子に婚約破棄されたり冷遇されて追い出されて成り上がるなどさまざまな短編があります。平民もい//
N5285LF|
作品情報|
連載(全2エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「エンリアス、お前という奴は……本当に、どうしてこうも困らせるのだ?」
深々と溜息を吐いたのはこの国の第一騎士団団長補佐にして、婚約者であるライナルト・グロース公爵令息。
顔には隠しようもない疲労。呆れが滲み出ている。
//
N6855LC|
作品情報|
完結済(全5エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
パティシエールとして過労死した主人公メルベリは、公爵令嬢として転生する。
王妃教育に嫌気がさしていた彼女は、婚約者ゼルベンから「王族の妃にふさわしくない」と婚約破棄されたことを喜ぶ。
実家に戻ったメルベリは、父の反対を押//
N1572LO|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「エリエス、今日で終わりだ。店にもボクの家にも……もう来なくていい」
「え……えっと? ガスノトノン、どういうこと? 明日は国王陛下主催の晩餐会よ? 仕込みだってまだ……え?」
「仕込み? はっ、笑わせるな。君がちまちま//
N9128LN|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「……おい、ウリマリア。最近、服がキツくないか?洗濯の仕方を間違えているんじゃないのか?」
ウリマリアの婚約者であるロットランドが鏡の前で不機嫌そうに唸っている。必死にお腹を引っ込め、ベストのボタンを留めようとしているが//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。