ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もう遅いですわ、殿下。私はとっくに壊れておりましたのに

あらすじ
六年間、誰にも泣き顔を見せたことがない。
公爵令嬢イレーネは、婚約者の王太子に放置されながらも、外交文書の起草から財務改革まで一人でこなし続けた。
社交界が彼女につけた名は、鉄の令嬢。
褒め言葉のはずだった。
けれどその鉄は、とっくに錆びていた。
婚約解消を申し出た日、王太子は笑った。
困るのは君だろう、と。
イレーネは微笑んで、六年分の出席記録を添えた書類を差し出した。
向かった先は、病弱な幼馴染が暮らす辺境の伯爵領。
十四年間、毎月手紙を交わし続けた相手。
彼はただ一言、おかえり、と言った。
ユリウスは何も聞かなかった。
なぜ来たのかも、殿下とどうなったのかも。
温かい薬草茶を淹れて、飲め、とだけ言った。
彼は知っていた。
手紙の筆跡が二年前から変わっていたことを。
イレーネが限界だったことを。
何もできない代わりに、部屋を空けて待っていたのだと。
王都では、イレーネの不在で全てが狂い始める。
王太子は初めて、失ったものの大きさに気づく。
強いから大丈夫だと言われ続けた令嬢は、もう強くなくていいと言ってくれた場所で、何を選ぶのか。
Nコード
N0526MD
作者名
秋月 もみじ
キーワード
女主人公 西洋 ハッピーエンド 異世界恋愛 婚約破棄 ざまぁ 溺愛 貴族
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 04月30日 18時54分
最終掲載日
2026年 05月03日 13時16分
感想
7件
レビュー
0件
ブックマーク登録
352件
総合評価
4,540pt
評価ポイント
3,836pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
143,485文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N0526MD| 作品情報| 完結済(全32エピソード) | 異世界〔恋愛〕
六年間、誰にも泣き顔を見せたことがない。 公爵令嬢イレーネは、婚約者の王太子に放置されながらも、外交文書の起草から財務改革まで一人でこなし続けた。 社交界が彼女につけた名は、鉄の令嬢。 褒め言葉のはずだった。 けれどその//
N2614MD| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
五年間、私は王太子殿下の隣で、ただ静かに数字を読み続けていた。 「行き遅れの二十六歳より、十七歳の妹のほうが妻に相応しい」 謁見の間で告げられたその一言を、私は深く頷いて受け入れた。 公爵令嬢ヴィオレッタ。 家督経営も、//
N1519MD| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
二千五百五十五通の手紙は、一度も届けられなかった。 公爵令嬢アリシアは七年間、竜王の補佐官として仕えた。 政務を支え、茶を淹れ直し、誰よりも近くで背中を守った。 届ける気のない手紙を毎日一通ずつ書きながら。 ある日、王太//
N8999MC| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
死んだことに、三日間、誰も気づかなかった。 王宮の法令を十三年間書き続けた。 徴税制度も通商条約もすべて一人で作った。 功績は宰相の名前で世に出された。 誰にも看取られず、机の上で息絶えた。 それが侯爵令嬢ソフィーアの前//
N7769MC| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
二つの人生を生きて、温かい食卓を一度も知らなかった。 悪役令嬢エレノーラは、濡れ衣を着せられ毒殺された夜の記憶を抱えたまま、三年前の自分に戻った。 裏切りの筋書きも、義母の企みも、全部覚えている。 けれど彼女が最初にした//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ