表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
PR

理想の王太子妃として十年働いたので、退職金を請求いたします

作者:桜井弁蔵
最新エピソード掲載日:2026/06/30
王太子妃になるため――そう信じて、十年間。

侯爵令嬢アレシアは王宮で妃教育を受けながら、祭典運営、外交文書、王妃宮の実務、王太子府の会計まで、誰にも知られず働き続けてきた。

ところがある夜会で、王太子エドガーは子爵令嬢を隣に立たせ、皆の前で婚約破棄を宣言する。

「君は冷たく、理想の王太子妃ではなかった」

アレシアは静かに一礼し、三通の書類を差し出した。

婚約解消受領書。
王太子妃準備役退任届。
そして――退職金と未払い報酬の請求書。

婚約者を捨てたつもりの王太子は、自分が王宮の実務を支える人材まで手放したことを知らなかった。

翌朝から白パンが消え、舞踏会は開けず、王妃宮の文書庫も止まり、王太子府は少しずつ機能を失っていく。

一方、王家最大の債権者である辺境伯だけは、アレシアの働きに正当な価値を見出していた。

「君ではなく、君の仕事に報酬を払いたい」

これは、理想の王太子妃として働き続けた令嬢が、初めて自分の人生を取り戻す物語。

そして、自分の価値を最後まで理解できなかった王太子が、少しずつ失っていく物語でもある。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ