七十八 口約束は雅にあらず
貸し借りをめぐる女房間トラブルが起きる。「口約束も雅」と言われるが、彰子は契約内容を文に残す。相手は「疑うのか」と怒るが、後に条件の食い違いが判明し、記録が女房を救う。彰子は「信頼しているからこそ、記録するのです」と語る。雅な口約束文化に、文書主義を持ち込む。
貸し借りは、人の関係を試します。
小さなものなら、まだよいのです。筆を一本借りた。紙を数枚分けてもらった。香を少し譲ってもらった。急ぎの文を代わりに運んでもらった。その程度なら、礼を言い、後で返せば済みます。
もちろん、春枝に紙を借りる時だけは別です。紙の種類、厚み、産地、墨の吸い具合、香の残り方、折った時の音まで確認されます。もはや貸し借りというより、紙の面接です。けれど、それでもまだ可愛いものです。
問題は、貸し借りが少し大きくなった時。衣。装身具。金銭。人手。紹介。席次。取り次ぎ。誰かへの口添え。そういうものが絡むと、急に話が重くなります。ところが、人は言います。
「まあ、そんな堅いことを」
「口約束でも、心が通じていれば」
「文に残すなど、相手を疑っているようで」
「雅ではありませんわ」
雅。便利な言葉です。これまで何度、この言葉が面倒事の蓋になってきたことでしょう。そして今度は、口約束が雅。本当に、宮中の言葉はよく働きます。ただし、働く方向を間違えると、人を守るどころか、穴に落とします。
その日、藤壺で起きたのは、女房同士の貸し借りをめぐる小さな揉め事でした。
最初に泣きそうな顔でやって来たのは、若い女房の千景です。千景は、普段は目立つ方ではありません。文の控えを取ったり、衣の整理を手伝ったり、誰かの忘れ物をそっと戻したりする、真面目な子です。
ところがその日は、目の端を赤くしていました。
「姫様……申し上げてよろしいでしょうか」
「どうしました」
私が声をかけると、千景は膝の上で指を握りしめました。
「先日、同じ御殿に出入りする女房の萩乃殿へ、母から預かった薄紫の袿をお貸ししたのです」
小少将がぴくりと反応しました。衣の話には敏感です。
「薄紫の袿?」
「はい。春の集まりに急ぎ必要だと申されまして。萩乃殿は、三日後には返すと」
「返ってきていないの?」
千景は首を振りました。
「返っては参りました。けれど、袖口に香の染みがあり、裏地も少し擦れていて……」
小少将の目が細くなりました。
「それは困りますね」
「それで、直しの費用だけでもお願いしたいと申しましたら、萩乃殿は『借りた時から古びていた』『三日後とは言っていない』『そもそも、無償で貸すという話ではなかったか』と」
「無償で?」
赤染衛門が眉をひそめました。
「あなたは、どう約束したのです」
千景はますます小さくなりました。
「口で……。その、急ぎでしたので」
「誰か聞いていた?」
「近くに二人ほど女房がおりましたが、どちらも『よく覚えていない』と」
常盤が、ものすごく噂の匂いを嗅いだ顔をしました。
「萩乃殿は、以前から少し言い方を変える方でございます」
「常盤」
「流しません。ただ、事実として」
「出所は?」
「三人から聞きました」
「近い?」
「一人は直接。二人は、その場にいた女房の友人から」
「後半は薄い」
「はい……」
赤染衛門が静かに言いました。
「現時点で確かなのは、千景が袿を貸したこと、返却された袿に傷みがあること、約束内容を文に残していないこと、ですね」
「そうなります」
私はうなずきました。千景は、恥じ入るように頭を下げました。
「私が浅はかでした。けれど、文に残しましょうなどと申せば、相手を疑っているようで……」
その時、近くにいた別の女房が扇で口元を隠して言いました。
「まあ、貸し借りまで文にするなど、いかにも堅うございますね」
また来ました。この手の人です。
「女房同士のことですもの。口約束も雅ではありませんか」
「そうそう。信じ合うからこそ、細かく書かぬのですわ」
「文に残すなんて、商人のよう」
「疑い深いと思われても仕方ありませんわね」
千景の顔が、さらに青くなりました。私は、扇を開きました。
ぱさり。
場の空気が止まります。
「商人のようで、何が悪いのですか」
女房たちが、ぎくりとしました。
「い、いえ、姫様。そういう意味では」
「では、どういう意味です?」
最近、このやり取りが増えています。そして大抵、相手は答えに詰まります。便利な言葉で人を刺す時、その人は自分の刃を直視していません。
「信じ合うからこそ書かない」
私はその言葉を繰り返しました。
「それは、一見美しく聞こえます」
女房たちは、少しほっとした顔をしました。しかし、続けます。
「けれど、記憶が食い違った時、その美しさは誰を守りますか」
沈黙。
「貸した側ですか。借りた側ですか。見ていた人ですか。後から裁く人ですか」
誰も答えません。私は千景を見ました。
「あなたは、相手を疑いたくなかった」
「はい……」
「それは優しさです。でも、優しさだけでは、袖の染みは消えません」
千景は唇を噛みました。私は、これ以上ないほど貸し借りの怖さを示す物語を取り出しました。
「古事記に、海幸山幸という神話がありますね」
菅原の君の顔が上がりました。さすが物語係。
「釣り針の物語でございますか」
「ええ。弟が兄の大切な釣り針を借り、海で無くしてしまう話です。弟は自分の剣を潰して千本の釣り針を作り詫びますが、兄は『元の針でなければ絶対に駄目だ』と許さず、ついには兄弟で軍を向け合う戦になります」
場が凍りました。
「兄弟で戦に……?」
春枝が紙箱を抱えたまま震えました。
「たかが釣り針一つでですか」
「物語の中では、その釣り針の貸し借りが争いの中心になります」
「なんと恐ろしい」
若菜が香炉の灰を見つめました。灰すら乱れそうです。
「なぜ争いになったのか。それは借りる時に『もし無くしたり、傷つけたりした時はどう償うか』を取り決めていなかったからです。もちろん、ここで誰かと弓を引き合う話をしているわけではありません」
私は念のため言いました。
「ですが、大事なのは、約束がどう形に残っているかです。言葉一つ、条件一つで、人の命運が変わります」
赤染衛門が静かに頷きました。
「定められたものは、後から力を持ちます」
「はい」
私は言いました。
「だからこそ、書く前に読む。残す前に確かめる。そして、書かないなら、書かないことの危険も知る」
「でも、姫様」
先ほどの女房が、少し不満そうに言いました。
「私どもは商人ではございません。宮中の女房です。何でも文にすれば、情が薄れるのでは」
「情と記録は、敵ではありません」
私は即答しました。
「むしろ、情を守るために記録が要ります」
「守るため?」
「はい」
私は千景と、周囲の女房たちを見回しました。
「たとえば、貸す期間を文に残していれば、萩乃殿が忘れても確認できます。返す時の状態を記していれば、傷みが後からか先か分かります。無償か、返礼が必要かを書いていれば、金品の話になった時に揉めません」
小少将が続けました。
「衣なら、貸す前の状態を一緒に見ておくことも大事です。袖口、裾、裏地、香の有無。特に香は、他の御殿のものが移ると目立ちます」
「そう」
私はうなずきました。
「記録があれば、相手を責める時にも、責めすぎずに済む。逆に、自分の記憶違いにも気づける」
赤染衛門が筆を取りました。
「心得を作りますか」
「作ります」
春枝が紙箱を開きました。
「貸し借りの心得なら、どの紙がよろしいでしょう」
「丈夫な紙」
「実務ですね」
「実務です」
「では、やや厚手の生成りを」
「採用」
赤染衛門が題を書きます。
――貸し借り心得。
一、貸す物、借りる物の名を明らかにすること。
一、期間を決めること。
一、返す時の状態を決めること。
一、傷みや紛失があった時の扱いを決めること。
一、無償か、返礼があるかを決めること。
一、第三者に渡してよいかを決めること。
一、信頼しているからこそ、記録すること。
最後の一文を書いた時、有子が少し顔を上げました。
「信頼しているからこそ、記録する」
「はい」
私は言いました。
「信頼とは、何も決めずに相手へ丸投げすることではありません。相手との関係を、後から壊さないよう整えることです」
千景は、じっとその文を見つめていました。
「私、萩乃殿を疑っていると思われるのが怖くて」
「疑うためではなく、互いを守るためと言えばよいのです」
私は答えました。
「口約束は、忘れることがあります。聞き違えることもある。都合よく思い出すこともある。人は悪人でなくても、記憶を自分に優しく変えます」
常盤が小さく頷きました。
「噂も、聞いた人ごとに育ちます」
「そう」
「つまり、口約束も噂の一種……」
「そこまで言うと怒られます」
「はい」
でも、かなり近いです。文に残っていない約束は、人の口と記憶の中で形を変えます。
「三日後」が「数日後」になり、「そのまま返す」が「使える程度で返す」になり、「返礼は不要」が「お気持ちで」になり、最後には「そんな話はしていない」になる。
怖いことです。そこで私は、千景へ提案しました。
「今回は、まず事実を整理した文を作りましょう」
「事実を」
「はい。責める文ではなく、確認の文です」
赤染衛門が筆を構えました。私は言葉を選びます。
「先日お貸しした薄紫の袿につき、返却いただきありがとうございました。お貸しした際、三日後の返却と伺っておりましたが、もし私の聞き違いがあればご教示ください。また、返却時に袖口の香染みと裏地の擦れを確認いたしました。貸し出し前の状態について、私の記憶と異なる点があれば、改めて確認させていただきたく存じます」
赤染衛門が書き終え、頷きました。
「責めてはいませんね」
「はい」
「ただし、逃げ道を与えすぎてもいません」
「その加減です」
千景は不安そうです。
「萩乃殿は、怒るでしょうか」
「怒るかもしれません」
私は正直に答えました。
「けれど、何も残さなければ、あなたの困りごとは消えません」
小少将が言いました。
「衣は、早く手当てした方がよいです。香染みは放っておくと残ります」
「では、直しは?」
「いったんこちらで見積もります」
見積もり。
また前世語が出そうになりましたが、小少将が自然に受けてくれました。
「どの程度の手当てが必要か、私が見ます」
千景は深く頭を下げました。
「ありがとうございます」
文は、その日のうちに萩乃へ届けられました。予想通り、萩乃は怒りました。
常盤が報告してくれました。
「『私を疑うのか』『女房同士でこのように堅い文を寄越すとは』『雅を知らぬ』と」
「三点セットですね」
「はい。雅、疑い、堅い文」
赤染衛門がため息をつきます。
「そして、返答は?」
「そこが問題でございます」
常盤の目が鋭くなりました。
「萩乃殿は、最初は『三日後など言っていない』とおっしゃっていたのですが、同席していた女房の一人が、千景殿の確認文を見て思い出したそうです」
「何を?」
「萩乃殿が確かに、『三日だけ、どうか』と申していたと」
千景が息を呑みました。
「さらに、もう一人の女房も、『返す時には香を移さぬようにする』と言っていたのを思い出したとか」
「記録が記憶を呼び戻したのね」
「はい」
これは大事です。文に残すことは、相手を追い詰めるだけではありません。
曖昧だった周囲の記憶を、形に戻すことがあります。
「それで、萩乃殿は?」
「だいぶ不機嫌ながら、直しの費用の一部を負担すると」
千景の肩から力が抜けました。
「よかった……」
「ただし」
常盤が続けます。
「萩乃殿は、『今後はもう借りぬ』と」
「それはよいことです」
赤染衛門が即答しました。千景も、少し泣き笑いになりました。
「はい。私も、もうお貸しするのは」
「貸してはいけないわけではありません」
私は言いました。
「次からは、記録して貸せばよいのです」
「でも、嫌がられたら」
「嫌がる相手には、高価なものを貸さない」
小少将が静かに言いました。
「衣も人も、扱いを見て選ぶものです」
名言です。春枝が小声で言いました。
「紙も、分かる人に渡すべきです」
それは少し違う気もしますが、まあ、似ています。この一件の後、藤壺では貸し借りの時に簡単な控えを取るようになりました。
もちろん、すべてを大げさにするわけではありません。筆一本を借りるたびに文書を作っていては、日が暮れます。そこで、赤染衛門が区分を作りました。
一、日常の小物は口頭でよい。
一、傷みやすい物、返礼が絡む物は簡単な控え。
一、高価な衣、装身具、金銭、人の取り次ぎは必ず文に残す。
一、第三者が関わる時も文に残す。
「これが、契約管理です」
私はうっかり呟きました。
「けいやく……?」
菅原の君が首を傾げます。
「約束を結ぶことです」
「雅ではありませんが、強そうです」
「強いです」
約束は、曖昧なほど美しいこともあります。けれど、曖昧な約束は、弱い立場の人を守りません。強い人ほど、自分に都合よく解釈できます。声の大きい人ほど、記憶を上書きできます。周囲を味方につけられる人ほど、口約束を自分のものにできます。
だから、文が要ります。
紙に残された言葉は、弱い声の代わりに立つことがあります。
その日の夕刻、千景は直しに出す袿を小少将へ見せていました。
「ここは直せます」
小少将が袖口を見ながら言います。
「香染みは少し残るかもしれませんが、目立たぬようにはできます。裏地は取り替えた方がよいでしょう」
「母に叱られずに済むでしょうか」
「叱られはするでしょう」
「……はい」
「でも、学んだと言えばよいです」
千景は、少し笑いました。
「学び代ですね」
「高いけれど、無駄ではありません」
私は言いました。千景は深く頭を下げました。
「次からは、きちんと文に残します」
「疑うためではなく?」
「守るために」
「よろしい」
赤染衛門が、貸し借り心得を文箱に納めました。生成りの丈夫な紙。派手ではありません。香も強くない。けれど、手に取れば、簡単には破れないことが分かる紙です。春枝が満足そうに言いました。
「この紙は、約束に向いております」
「具体的に?」
私が聞くと、春枝は胸を張りました。
「厚みがあり、墨が滲みにくく、折っても裂けにくいです。長く残す文に向いております」
「よい説明です」
前回の褒め言葉心得が効いています。春枝は嬉しそうでした。
常盤は、萩乃の不機嫌をもう少し詳しく話したそうでしたが、赤染衛門に止められていました。
「これ以上は噂になります」
「でも、約束違いの事例として」
「事例にするなら名を伏せなさい」
「はい……」
よい教育です。若菜は香炉の灰を整えながら、ぽつりと言いました。
「口約束は、香のようですね」
「どういうこと?」
「その場では確かに香ります。でも、時間が経つと薄れます。誰の袖にどれだけ残ったかも、分かりにくくなります」
「なるほど」
「文は、香炉の灰のようなものでしょうか。香が過ぎた後も、焚いた跡が残ります」
若菜らしい、静かな比喩です。紫式部が几帳の陰で筆を動かしました。また何か拾われました。
「式部様」
菅原の君が小声で言います。
「今の、物語に」
「約束の話は、物語にすると血が流れがちです」
紫式部は淡々と言いました。
「だから、藤壺では袖口の香染みで止めておきましょう」
その通りです。海幸山幸のように、兄弟で軍を向けるような話まで行く必要はありません。袖口の染みで済むなら、それでよいのです。
けれど、袖口の染みも、放っておけば人間関係の裂け目になります。
小さな貸し借り。小さな言い違い。小さな記憶違い。小さな「そんなつもりでは」。それらが積もると、信頼は静かに破れます。
だから、書くのです。信頼していないからではなく。信頼を後から壊さないために。文に残すことは、冷たいことではありません。
約束に形を与えることです。形があれば、持ち運べる。見返せる。誰かに説明できる。誤解が起きた時、戻る場所になる。雅な口約束は、美しいかもしれません。けれど、記録された約束は、人を救うことがあります。
その夜、藤壺の灯は、生成りの紙の上に静かに落ちていました。そこには、貸し借り心得の最後の一文が、はっきりと書かれています。
――信頼しているからこそ、記録すること。
私はその文字を見て、心の中で小さく頷きました。
契約書を読め。約束は、結ぶ前に確かめろ。そして、大切な関係ほど、言葉を紙に置きなさい。
そうすれば、少なくとも。
袖口の染みで、人の心まで破れることは避けられるのです。
〜 出典 〜
『古事記』山佐知毘古・海佐知毘古
故火照命者爲海佐知毘古、【此四字以音下效此】、而取鰭廣物鰭狹物、火遠理命者爲山佐知毘古、而取毛麤物毛柔物。爾火遠理命謂其兄火照命、各相易佐知欲用、三度雖乞不許。然遂纔得相易。爾火遠理命以海佐知釣魚、都不得一魚、亦其鉤失海。於是其兄火照命乞其鉤曰、山佐知母己之佐知佐知、海佐知母己之佐知佐知、今各謂返佐知之時、【佐知二字以音】。其弟火遠理命答曰、汝鉤者釣魚不得一魚、遂失海。然其兄強乞徵故、其弟破御佩之十拳劒作五百鉤、雖償不取。亦作一千鉤雖償不受云、猶欲得其正本鉤。…
(訳文)さて、兄の火照命は「海幸彦」となって、ヒレの広い魚やヒレの狭い魚など、海の獲物を捕っていました。弟の火遠理命は「山幸彦」となって、毛の粗い獣や毛の柔らかい獣など、山の獲物を捕っていました。ある時、弟の山幸彦が兄の海幸彦に、「お互いの道具(幸=さち)を交換して使ってみましょう」と持ちかけました。三度お願いしても兄は許してくれませんでしたが、とうとう、どうにか頼み込んで交換してもらいました。ところが、弟の山幸彦は兄の釣り針を使って釣りをしてみましたが、魚は一匹も釣れませんでした。それどころか、借りた釣り針を海に無くしてしまったのです。そこで兄の海幸彦は、自分の釣り針を返せと迫って言いました。「山の道具は山の持ち主の道具、海の道具は海の持ち主の道具(自分の道具が一番肌に合うものだ)。さあ、お互いの道具を返そう」弟の山幸彦は答えて言いました。「あなたの釣り針では魚は一匹も釣れず、とうとう海に無くしてしまいました」しかし、兄はどうしても返せと厳しく責め立てます。そこで弟は、自分が腰に帯びていた十拳剣(とつかのつるぎ=立派な長い剣)を打ち砕いて、500個の釣り針を作って償おうとしましたが、兄は受け取りません。さらに1,000個の釣り針を作って償おうとしましたが、兄はやはり受け取らず、こう言いました。「どうしても、元のあの釣り針を返せ」…
〜 舞台背景 〜
山幸彦と海幸彦は日本神話である。主に「海幸山幸」と呼ばれる。古代日本において、現在の九州南部にあった襲国に本拠地を構え、ヤマト王権に抵抗したとされる熊襲の平定服従を元に説く日向神話に登場する。山幸彦が火遠理命であり、神武天皇の祖父であるとされる。海幸彦が火照命であり、隼人の阿多君の祖神とされる。なお、この神話は日本書紀を編纂した天武天皇が設定したとする説がある。また仙郷滞留説話・神婚説話・浦島太郎の話の元になっているとされる。こうした話は、日本各地に「海彦と山彦」として伝えられている。出典:wikipedia




