六十九 ラーマーヤナ、貞淑テストを拒否する
ある女房が潔白を証明するため、無茶な誓いを立てさせられそうになる。彰子はシーターの火の試練を引き、疑う側が証拠を出すべきで、疑われた側が命懸けで証明する必要はないと主張する。周囲は驚くが、帝も理を認める。名誉を守るために自傷的証明を求める文化へ、彰子が法的思考で切り込む。
疑われた側が、命を懸けて潔白を示せ。
この考え方は、かなり危ない。前世でも、似たようなものはありました。
「本当にやっていないなら、スマホを見せられるでしょう」
「潔白なら、全部の履歴を出せるはず」
「後ろめたくないなら、今ここで誓えるよね」
「本当に反省しているなら、これくらいできるでしょう」
「信じてほしいなら、証明して」
聞こえはもっともらしい。でも、よく考えるとおかしい。疑う側が、疑いの根拠を出さない。ただ「怪しい」と言う。そして、疑われた側に、生活や尊厳や安全を差し出させる。
これは、証明ではありません。支配です。もちろん、疑惑が出た時に確認は必要です。事実を調べる。証人を集める。記録を見る。話を聞く。必要なら正式な場で説明する。それは大切です。
でも、疑われた側に無茶な誓いや自傷的な証明を求めるのは違う。
「本当に潔白なら、できるはず」
この言葉は危険です。なぜなら、人は潔白でもできないことがあるからです。危ないこと。恥をかかされること。名誉を傷つけること。心身を壊すこと。今後ずっと、疑った側の物差しに縛られること。それを拒めば、
「やはり後ろ暗いのか」
と言われる。最悪です。ここは平安宮中。誓い、評判、恋の噂、女房の名誉。それらは、時に命より重く扱われます。でも、私は思う。名誉を守るために、名誉を傷つけるような証明をさせるのは矛盾している。
その日、藤壺に持ち込まれたのは、まさにその類いの問題でした。きっかけは、小さな噂です。
女房の名は、夕映の君。落ち着いた人で、文の取り次ぎが上手い。声は控えめだが、相手の言葉を丁寧に受けるので、公卿からの覚えも悪くない。派手な美貌ではないが、清潔感があり、几帳の陰にいるだけで場が整うような人でした。
その夕映の君に、よくない噂が立った。
ある公卿と、夜に密かに会っていたのではないか。というものでした。ただし、証拠はありません。見た者がいる、と言う者がいる。
でも、その「見た者」が誰なのかははっきりしない。夜の渡殿で、夕映の君らしい袖を見たという話。その公卿の文箱に、夕映の君の筆跡に似た紙があったという話。宴の後、二人の姿が一時見えなかったという話。
どれも曖昧です。でも、噂というものは、曖昧な方が広がりやすい。常盤が最初に報告した時、顔が険しかった。
「姫様。夕映の君の件、少々厄介です」
「証拠は?」
「ありません。ですが、定子方に近い公卿が、話を広げております」
「目的は?」
「藤壺の女房管理が緩い、という評判にしたいのでしょう」
なるほど。
また来た。
藤壺は、女房の安全、文の管理、写本管理、恋愛工作対策まで整えてきた。だからこそ、そこを崩したいのだ。
「藤壺の女房が密会していた」
「中宮様の御殿は表向き厳しいが、内側は乱れている」
「覚ばかり増やしても、人の心までは管理できぬ」
そういう話にしたいのだろう。
夕映の君は、青い顔で私の前に来た。
「姫様」
「はい」
「私は、誓いを立てます」
いきなりだった。私は扇を置いた。
「何の誓いですか」
「潔白の誓いです」
彼女の声は震えていた。
「ある女房から言われました。このまま疑われ続けるくらいなら、神仏の前で、もし偽りがあれば身に災いを受けると誓えばよい、と」
藤壺の空気が変わった。菅原の君が息を呑む。若菜の手が止まる。春枝が紙箱を抱え込む。有子が記録帳を開いたが、筆を動かす前に私を見た。真葛の君の顔が硬くなる。
薄墨の君は夕映の君の震えを見ている。榊の君は、危険な気配を感じたように姿勢を正した。赤染衛門は静かに目を伏せた。紫式部は、筆を止めた。
「誰が言ったのですか」
私の声は低かった。夕映の君は、少し迷った。
「名を出せば、その方にも迷惑が」
「名を出させるかは後で決めます。今は、まず確認です」
夕映の君は小さく答えた。定子方に近い女房の名だった。
やはり。
私は尋ねる。
「あなたは、本当にその誓いを望んでいますか」
夕映の君は黙った。その沈黙が答えだった。
「……怖いです」
「はい」
「でも、誓わなければ、やはり疑わしいと思われるのではないかと」
「思わせるための提案です」
私は即答した。夕映の君が顔を上げる。
「え」
「無茶な誓いを提案する側は、あなたの潔白を確かめたいのではありません。あなたを追い詰めたいのです」
藤壺が静まった。私は続ける。
「誓えば、あなたは恐怖を負う。誓わなければ、後ろ暗いと言われる。どちらに転んでも、相手が得をします」
常盤が低く言った。
「罠ですね」
「罠です」
赤染衛門が筆を取った。
「姫様」
「はい」
「覚になりますね」
「なります」
「題は」
「ラーマーヤナ、貞淑テストを拒否する」
「……らあまーやな?」
「天竺の大きな物語です」
「雅に直します」
「お願いします」
赤染衛門は少し考えた。
「『潔白を示す無茶な誓いを退ける覚』でいかがでしょう」
「採用します」
夕映の君は、不安そうに尋ねた。
「らあまーやな、とは」
「天竺の古い物語です」
私は言った。
「そこに、シーターという女性が出てきます」
菅原の君が、すでに目を輝かせている。物語と聞くと強い。
「彼女は、夫ラーマと離れ、敵のもとに連れ去られます。その後、助け出されますが、周囲から貞淑を疑われる」
夕映の君が、息を呑む。
「そして、彼女は火の試練を受けます」
「火の……」
春枝が紙箱を抱える手に力を入れた。榊の君の目が鋭くなる。火、という言葉に反応している。
「火の中に入り、自分の潔白を証明するのです」
藤壺の空気が凍った。菅原の君が震えた。
「そんな……」
「物語の中では、彼女の潔白が示されます」
私は続けた。
「けれど、私は思います。なぜ、疑う側ではなく、疑われた側が火に入らなければならないのか」
夕映の君が、目を見開いた。
「悪いのは、彼女を疑った者たちです。証拠もなく、名誉を疑い、彼女に命懸けの証明を求めた周囲です」
私は扇を手に取らなかった。今日は鳴らさない。音ではなく、理で切る。
「疑う側が、証拠を出すべきです」
有子の筆が動き出した。
「疑われた側が、命懸けで証明する必要はありません」
真葛の君が、深く頷いた。
「それが筋です」
「はい」
私は夕映の君を見た。
「あなたは火に入らなくてよい。神仏に災いを誓わなくてよい。自分の身を傷つけるような証明を、する必要はありません」
夕映の君の目に涙が浮かんだ。
「でも、それで信じていただけるでしょうか」
「信じる、ではなく調べます」
私は答えた。
「藤壺では、噂を誓いで処理しません。証拠で扱います」
有子が記録帳を開く。
「まず、噂の内容を整理します」
「お願いします」
私は指示を出した。
「一つ。夕映の君が公卿と夜に会っていたという話。誰が、いつ、どこで見たのか」
常盤が頷く。
「流れを追います」
「二つ。公卿の文箱に夕映の君の筆跡に似た紙があったという話。その紙は本当にあるのか。誰が見たのか。筆跡は確認できるのか」
有子が書く。
「三つ。宴後に二人の姿が見えなかったという話。その時間帯、夕映の君がどこにいたか。周囲の女房の証言」
薄墨の君が静かに言った。
「夕映の君は、その夜、私と春枝の君の近くにおられました」
春枝が顔を上げる。
「はい。紙箱を片付けるのを手伝ってくださいました」
「時刻は?」
有子が尋ねる。春枝は少し考えた。
「澄子の君が灯を落とす前ですから、かなり遅い時刻です」
澄子も頷いた。
「覚えています。夕映の君は、落とす灯の順を尋ねてくださいました」
有子の筆が走る。
「証人あり」
「四つ。噂を広げた者と、無茶な誓いを勧めた者を分けて確認します」
真葛の君が言った。
「誓いを勧めたこと自体も問題ですね」
「はい」
私は頷く。
「証拠のない疑いを、危険な誓いへ誘導した。これは名誉を守る助言ではなく、追い詰める行為です」
夕映の君は、まだ不安そうだった。
「でも、周囲は、誓わない私を弱いと思うのでは」
「思う人はいるでしょう」
私は正直に言った。
「ですが、そこで屈すれば、次から誰かが疑われるたびに、同じ無茶を求められます」
紫式部が静かに言う。
「前例になりますね」
「はい」
「ならば、ここで止めねば」
「そうです」
私は言った。
「名誉を守るために、自分を傷つける文化を、藤壺では拒否します」
赤染衛門の筆が止まった。
「姫様、その一文は強いですね」
「強くてよいです」
「雅に整えます」
赤染衛門は書いた。
――名を守るためとて、身を損なう証しを求むることなかれ。
よい。
重いが、必要です。
調査はすぐ始まりました。常盤は噂の流れを追った。最初の発信源は、やはり定子方に近い女房。ただ、その女房は「聞いた話」と言っていた。
さらに遡ると、問題の公卿の周辺にいた若い蔵人が、酒の席で「夕映の君らしき袖を見た」と曖昧に言ったのが始まりらしい。
見たのは、夜の渡殿。灯が弱い。色は薄紅。夕映の君の衣に似ていた、というだけ。夕映の君は、その夜、薄墨の君と春枝と澄子の近くにいた。
つまり、違う。
では、その袖は誰だったのか。そこまでは分からない。分からなくてよい。夕映の君ではない証言がある。
次に、文箱の紙。有子と真葛の君が確認した。
問題の公卿の文箱にあった紙は、確かに藤壺で使う紙に似ていた。しかし、春枝が見て言った。
「これは藤壺の紙ではありません」
春枝の目は本気だった。
「似ていますが、繊維の出方が違います。藤壺で使う紙は、端をこのように処理します。これは違います」
まさに紙の鑑定人である。さらに、筆跡も違った。赤染衛門が見た。
「夕映の君の字は、結びがもう少し柔らかいです。これは真似たというより、ただ似ているだけでしょう」
つまり、証拠にならない。三つ目、宴後に姿が見えなかった件。これは、夕映の君が紙箱の片付けに回っていたため、表の場から見えなかっただけだった。春枝、薄墨の君、澄子の三人が証言した。完全に崩れた。むしろ、噂の方が粗い。でも、問題はここからです。相手は、噂が粗いからこそ、誓いへ誘導した。証拠で争えば負ける。だから、心理戦に持ち込む。
「潔白なら誓えるはず」
この言葉です。私は、正式な場を設けた。帝も耳にされる場で、ただし夕映の君を晒し者にしない形にする。藤壺の女房の名誉に関わる噂と、無茶な誓いの要求について、一般論として扱う。
場と時機を整える。参加者は、帝に近い公卿、噂を広げた側に近い者、赤染衛門、有子、常盤。夕映の君本人は出さない。必要なら、別室で控える程度。
私は、まず言いました。
「近頃、証拠の定かでない噂をもとに、女房へ危うい誓いを求める話がございます」
場が静まった。帝は、静かにこちらを見ておられる。
「名誉に関わる疑いは、軽く扱うべきではありません。しかし、だからこそ、証拠と証言に基づいて確かめるべきです」
有子が記録を示す。噂一。夜の渡殿で見た袖。反証、当該時刻に夕映の君は別の場所にいた。
噂二。文箱の紙。反証、紙も筆跡も一致しない。
噂三。宴後に姿が見えなかった。反証、片付けに従事しており証人あり。
淡々としている。淡々としているから強い。私は続けた。
「以上より、噂には根拠がありません」
定子方に近い者が、少し顔をこわばらせた。
「しかし、潔白であるならば、誓いを立てても」
「その考えを退けます」
私は即座に言った。場が揺れた。
「疑う側が証拠を出すべきです。疑われた側が、災いを招く誓いや、身を傷つける証明をする必要はありません」
帝の目が少し動いた。私は、一礼して続ける。
「もしそれを許せば、誰でも噂を立てるだけで、相手に無茶な証明を強いることができます。これは名誉を守る方法ではなく、名誉を脅かす方法です」
公卿の一人が低く頷いた。
「確かに」
帝が、静かにおっしゃった。
「疑う側に根拠なく、誓いばかり求めるのは理に合わぬ」
藤壺側の空気が、少しだけ緩んだ。帝が理を認めてくださった。大きい。
「今後、女房の名誉に関わる噂は、証拠、証人、時刻、場所をもって扱います」
私は言った。
「無茶な誓いをもって潔白を試すことを、藤壺では認めません」
赤染衛門が筆を走らせる。その場で、噂を広げた側は完全に黙った。誓いを勧めた女房については、正式に注意が入った。
彼女は最初、
「夕映の君のためを思って」
と言った。私は言った。
「人のためを思うなら、火に入れとは言いません」
場が凍った。赤染衛門が後で言った。
「姫様、あれは刃でした」
「はい」
「今回は必要でした」
「同意します」
夕映の君には、結果を伝えた。彼女は、しばらく言葉が出なかった。
「私は、誓わなくてよいのですね」
「はい」
「誓わなかったから、疑われ続けるのではなく」
「証拠で否定しました」
「証拠……」
夕映の君は、涙をこぼした。
「私は、怖くて。でも、誓わない自分が卑怯なのかと思っていました」
「卑怯ではありません」
私ははっきり言った。
「自分を傷つける証明を拒むのは、臆病ではありません。正当な線引きです」
榊の君が静かに頷いた。彼女は危険を読む人だ。無茶な誓いもまた、心身への危険であると理解している。薄墨の君が、夕映の君のそばに座った。
「怖かったですね」
夕映の君は頷いた。菅原の君は、泣いていた。
「シーター様も、火に入らずに済む物語が欲しいです」
紫式部が静かに言った。
「書けます」
菅原の君が顔を上げた。
「本当ですか」
「疑われた女が、火ではなく言葉と証人で戻る物語なら」
私は頷いた。
「ぜひ書いてください」
紫式部は、少しだけ口元を緩めた。その日、藤壺に新しい覚が増えた。
――潔白を示す無茶な誓いを退ける覚。
内容は、法的でした。
一、噂だけで人の名誉を裁かない。
二、疑う側に、証拠・証人・時刻・場所を求める。
三、疑われた側に、災いや自傷的な誓いを求めない。
四、誓いの拒否を、有罪の印として扱わない。
五、本人を晒し者にせず、必要な反証を集める。
六、筆跡・紙・動線など、確認できる事実を調べる。
七、名誉を守るために身を損なう文化を拒む。
八、噂を利用して人を追い詰めた者には注意を行う。
最後に、赤染衛門が一行を書いた。
――潔きことは、身を焼きて示すものにあらず、理により明らかにすべきものなり。
重い。でも、必要な覚だった。
定子方からは、当然、皮肉が届いた。
「藤壺では、誓いすら拒むとか」
「潔白なら神仏に誓えるはずですのに」
「理屈ばかりで、心の清さが見えませんわ」
常盤が報告した。夕映の君は少し顔を伏せた。私は言った。
「こう返してください」
「はい」
「藤壺では、噂を立てた者の怠慢を、疑われた者の命で埋めません」
常盤の目が鋭く光った。
「承知しました」
赤染衛門が、静かに言った。
「姫様、かなり刃です」
「今回は刃でよいです」
真葛の君が深く頷いた。
「正論の棍棒ではなく、境界を守る刃ですね」
「棍棒から刃に進化しないでください」
「はい」
少しだけ、藤壺に笑いが戻った。だが、この件は笑いで終わらない。これは、文化への切り込みだ。
女の名誉。貞淑。噂。疑い。誓い。神仏。火の試練。これらは、長い間、人を縛ってきました。
もちろん、誓いそのものを全て否定するつもりはありません。本人が心から望み、無理なく行う誓いもあるでしょう。でも、疑われた人を追い詰めるための誓いは違う。拒めば疑い、受ければ傷つく。そんなものは、正義ではありません。
ラーマーヤナのシーターは、火をくぐり潔白を示した。その場面を、信仰や物語としてどう受け取るかは、人によって違うでしょう。
けれど、藤壺ではこう受け取ります。火に入らねば信じられない社会の方が、間違っている。
私は扇を手に取った。
ぱちり。
女房たちが姿勢を正す。
「疑われた側が、自分を傷つけて潔白を示す必要はありません」
赤染衛門が筆を構える。
「疑う側が証拠を出すこと。噂は事実で確かめること。無茶な誓いを拒んだことを、後ろ暗さの印にしないこと」
夕映の君は、静かに聞いている。顔色はまだ悪い。でも、先ほどより背筋が伸びていた。
「勇気とは、火に入ることだけではありません」
私は言いました。
「火に入れと言われた時、入らないと答えることも勇気です」
菅原の君が、また泣いた。赤染衛門が、最後の一行を書いた。
――潔きことは、身を焼きて示すものにあらず、理により明らかにすべきものなり。
藤壺の棚に、また一枚、覚が増えました。
――潔白を示す無茶な誓いを退ける覚。
この覚は、少し異質でした。香や紙や歌合のように華やかではありません。物語の区切りや美容の心得のように柔らかくもない。でも、女房たちの背筋を守る覚です。
噂を立てられた時。疑われた時。「潔白ならできるはず」と迫られた時。そこで、自分の身を差し出さなくてよい。藤壺は、それを記録しました。
天竺の物語で火に入ったシーターへ、平安の藤壺から返すなら、こうです。
あなたが火に入らなくてもよい世を、作りたい。名誉は、命懸けの試練で守るものではありません。理と証拠と、疑われた人を一人にしない周囲の手で守るものです。
そしてその日から、藤壺では、誰かが「潔白なら誓えるはず」と言うと、真葛の君が静かに返すようになりました。
――まず、疑う根拠をお示しください。
〜 出典 〜
『ラーマーヤナ』シーター火の試練
なろうの読者で印度文学に造詣のある方ってどのくらいいらっしゃるんでしょうか?お恥ずかしながら私は初見でした。
ググってて興味深かったのが、「ラーマーヤナを読んでたら、『シータの火の試練』って実際にはなかったって知ってた?」というインド文学ヲタク界隈の書き込みでした。※ある版とない版がある。
「『ラーマーヤナ』はインドだけでなく、インド文明=ヒンドゥー文明が広がるとともに『ラーマーヤナ』も広がって行き、特に東南アジアの国々では本来の話が翻訳されただけでなく、それらの地方において独自の発達を遂げ、ある場合には大きく変貌した。」という歴史・前提があり、
インド文学ヲタク界隈では「サバリの話はオディア・ラーマーヤナから…」「ラクシュマン・レカはラーマチャリトマーナスから…」と、どのバージョンには何が書いてあるか盛り上がってました。その日本人読者層の厚さにもビックリでしたが、1番驚いたのは京大や東京外大からラーマーヤナ比較論文が出てて、読み進めたら、なんと教授が研究したすぎて現地に移住してましたw 本物のヲタクww
〜 舞台背景 〜
『ラーマーヤナ』(サンスクリット語: रामायणम्, ラテン文字転写: Rāmāyaṇam, 英語: Ramayana)は、古代インドの大長編叙事詩。ヒンドゥー教の聖典の一つであり、『マハーバーラタ』と並ぶインド2大叙事詩の一つである。サンスクリットで書かれ、全7巻、総行数は聖書にも並ぶ48,000行に及ぶ。成立は紀元3世紀頃で、詩人ヴァールミーキが、ヒンドゥー教の神話と古代英雄コーサラ国のラーマ王子の伝説を編纂したものとされる。出典:wikipedia




