5話 ドローンはロケットか不思議動力か
「転生者様、今日はどちらへ?」
「ファン○ルの設計が終わったから試作に移るために修練場を借りたのでそちらに行こうかと」
「ファ○ネル?とは何でしょうか?」
「自分の意思に従い、攻撃や防御を担当する補助武装のことですかね」
「なるほど?」
「じゃあ行ってきます」
「念のため私もついていきます」
「ニャルサ、無理にせがんではダメですよ」
「いえ、これはれっきとした護衛任務にあたり、そもそも私たちが彼に仕えるように言われたのは…」
「で、本音は?」
「めっちゃ気になります」
「そんな私利私欲で動いてはなりません、敷地内ならたいした危険もありませんし、あまり付きまとうのも邪魔ですよ」
「はい…」
「別に邪魔しなければ構わないのでついてきていいですよ、ニャルコスさんもどうですか?」
「いいのですか、それなら私も…」
ジトォ
「私には行くなって言ったのに」
「気にせずついてきてください…巨大メカの良さを広めるためにも(ボソッ)…」
「何かをおっしゃられましたか?」
「いえなんでもないです」
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修練場にて
『創造』
カタカタカタカタ
空中にパーツが編まれるように生成され組み立てられていく
「小さいのですね」
大きさは50cmほどの主人公の半分と少し、30cm程度、それが両腕の隣に一つづつ、計2つ浮いている。
「えぇ、まずは自分サイズで試作してから大きくしているんです。何か試せるものはありませんか?」
「えっと、藁人形と、あとは岩ぐらいですかね」
「両方用意してください」
「分かりました、直ぐに手配します」
用意がすむと、藁人形の前に行き拳を構える
トッ、トッ、トッ
ボクシングのように足を肩幅に開き半身になりステップを踏む
ドンッ
衝撃音と共に、拳が放たれる。それに合わせ、腕の横に浮いていたそれも追従しあたる
バキッ
藁人形の真ん中の枝が折れた
「まだまだですね、やはり重力魔法のみの動力だと急発進などで破壊力が出ませんか」
『創造』
カタカタカタカタカタカタ
左右のそれが一度分解、再度パーツを組み替えもとに戻る、今回は先程と違い後ろ側にロケットのような噴射口が用意されている
再度ステップを踏み、今度は隣の大岩に拳を放つ
ダァン
今度は噴射口から出るガスの反作用も使い加速されドローンは岩を粉砕する
「速さがいる直接攻撃は反作用推進型エンジン、精密操作や、方向転換が必要なものは重力魔法が適しているのか」
「…」
周りのもの唖然。見たところ半壊しているとはいえ、あの小ささでこれほどの威力が出る物は過去に類を見ない
「それ、私にも作ってくれない?」
「いいですよ。一応、思考誘導と読み取りはいれてますからこう動けと考えればその通りにできると思います」
冷静に答えているように見えるが、ついにメカに目覚める人が出たかと主人公、内心大歓喜している
その場で作成に入る、大きさは大きくして1メートル強
「ちょっと本気で障壁張って」
それを構え姫は障壁を張れと魔道師団師団長へと声をかける。師団長の障壁は竜の一撃も防ぐと言われているほど固い、それを何重にも重ねることでさらに防御性能を増している
「シッ」
短く息を吐くと、拳を走らせる。主人公のなんちゃってボクシングより、より無駄なく、速く、正確に振るわれると…
バリン
障壁が粉々に砕け散る
「これいいな、打撃武器は鱗持ちに効く、これなら竜にもあるいは…これ、私たちで量産できないか?」
「技術が育てばできるとは思いますが、今すぐにとなると私のスキルで出すしかありませんね」
「なら、これをとりあえず100セット頼む」
「任せてください」
一度作ったものは設計と創造の組み合わせで考えなくても作れるので、別のことに思考を回す
次は遠距離だな
次回、大量のドローンと重火器とビーム(仮)、ゴーシュゥー




