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3話 道行く全ては敵と思え
トコトコ
廊下を歩く
「あら?転生者様?どちらに?」
「ちょっと静かなところを探していまして」
「なら私の部屋とかいかがですか?城のなかでも奥にあるのでとても静かですよ」
「頼む」
「はい、では失礼します」
後ろから抱き抱えられる。これは良いな、歩くことに脳のリソースを取られなくてすむ
「メイド長、少し止まってはいただけないでしょうか」
「あらあら、なぜ私がそれをしなければいけないのですか?」
「きっとメイド長一人では転生者様のお世話も大変でしょう、私が代わりにやりましょうか?」
「ふふふ、私はまだそんなに堕ちてはいませんよ、そこを退きなさい」
ザッ
「いい心がけですね」
「くっ、なんという殺気、思わず体が反応してしまう。さすがはメイド一の古株」
「まだまだ新米ですね」
「ほぅ、ならば私ならば良いかな?」
「執事長…」
「手加減はしませんぞ」
「厳しい戦いになるわ、転生者様お逃げください」
地面へそっと下ろされる
「王城一歴の長い私に挑もうだなんて百年早いですぞ」
「そんなことは無いと証明して見せるわ」
凄まじい戦闘音を後ろに主人公はトコトコ歩く、静かな場所を求めて




