陽炎に翳す / 瞼
かげろうにかざす / まぶた
◆陽炎に翳す
何でかな
涙は悲しい時だけ出るってもんじゃないんだね
辛くもないのに涙が零れ落ちてきたよ
僕は僕のままでと貫いて生きてたら
僕は僕の思う事ってなんだかわからなくなってた
わからないのにわかったふりしてその場しのぎしてたのは
わからない事をわからないと言える僕がいなかったから
太陽は赤なの?
それとも橙色?黄色なの?
僕の目は毎日を違う色で描いてるんだ
僕が歩くこの地面が実は空なの?
僕らは浮いてるの?
僕のからだは毎日を違う方に歩いてるんだ
ああ、この苦しみは幻なの
現実の痛みなの
ああ、君の温かさは幻なの
現実の鼓動なの
何でかな
涙は悲しい時だけ出るってもんじゃないんだね
閉じた瞼の奥に開く瞼から雫が零れてたんだ。
◆瞼
変わってく君へ
変わらない僕で在りたいと思うけど
変わらなきゃいけない時はもう既に過ぎてるんだ
この一本のレールに、
縋って、ただ縋って生きてくのは楽だけど
もう得るだけ得て失ってくと僕はおかしくなってしまうと思うんだ
真っ白な僕の瞳を染めた
閉じた瞼に見える君の愛情
ちゃんと動いてると思ってたのは
自己満足な僕の鼓動
死にたいなんて
言わないで、涙が出ちゃうから
No more cryなんて
言わないで、僕が全部包んであげるから
君がいた
僕の歴史にびっしり刻まれた存在
君が泣いた
僕が頑張ろうと思えた理由
真っ黒な僕の心臓を撃ち抜いた
閉じた瞼に見える君の涙
ちゃんと進んでると思ってたのは
自己満足な僕の妄想
死にたいなんて
言わないで、もう手を放さないから
No more cryなんて
言わないで、僕が全部掬ってあげるから
この一本のレールに、
縋って、ただ縋って生きてくのは楽だけど
もう得るだけ得て失ってくと僕はおかしくなってしまうと思うんだ
僕は僕が好きな君の為の存在だよ
死なないで、僕が必ず救うから。




