篤い闇 / 擲つ疾風
あついやみ / なげうつはやて
◆篤い闇
そうダーク、全ては闇
掴めるもん全部の奥底に潜んでるだろう
灯りを掴んだって、灯りを拒んで蝕む闇
遠くの光を信じたっていいけど
絶望と妄想に狂ったりするなよ
ただ濁る空を見上げたら月明かりが僕も逃さず照らしてんのがわかったんだ
何だか綺麗な星空ではないけれど光れない僕でも誰かに気付いて貰えたみたいで
そうライト、意地悪な光
掴めないからって黒を蔑んでんだろう
暗闇を戦いでた、僕には強すぎて消えそうだ
居心地のいい闇を好きでもいいけど
憂いと自分自身に驕ったりするなよ
手を伸ばした、
掠りもしなかった
それでも必死に手を伸ばした
目を開いた、
映りもしなかった
それでも瞼の奥に感じた
ただ濁る空を見上げたら月明かりが僕も逃さず照らしてんのがわかったんだ
何だか綺麗な星空ではないけれど光れない僕でも誰かに気付いて貰えたみたいで
何だか行儀が良い訳じゃないけれど晴れたり曇ったり出来る矛盾な自分自身が、光ってんだ…
そうダーク、全ては闇
そうライト、時には光
そうダーク、僕に眠る闇
そうライト、僕が抱く光…。
◆擲つ疾風
靡く、夜、夜
錆びていた擲っていた
少し焦げていた僕の中に生きる光
染めていた色褪せていた
少し滲んでいた僕の中の君への想い
僕が持っていないもの君が捨てたんだ
君が持っていないもの僕は捧げるのに
捩じ込んで掬い取って、消えはしないから
あの月に指を伸ばせ
さあ走れ、まだ走れ、それでも走れ
行ける術が全て千切れるまで
さあ走れ、まだ走れ、それでも走れ
あの彼方遠く、遠く、遠く
揺れていた、僕の目に映る景色
君がくれたもの、
それはカタチじゃなかった
泣いていた、君は泣いていた
僕があげたもの、
それはカタチなんかじゃなかった。




