桜色に蕩ける / 暁の手
さくらいろにとろける / あかつきのて
◆桜色に蕩ける
その唇にその瞳、
言葉も視線も誘惑になるの
その甘い体に喰われたい
愛なんて感じればいいでしょう
その誘いに俺は断れない
その動きに俺はもう蕩けたい
いけないってそんなのは知ってるから熱くなるんだろう
嗚呼、浴びる様に君を抱きたい
嗚呼、指に触れるラインも
嗚呼、少し震える君も
嗚呼、離したくなんてないよ
欲張りに捩取るその谷間、
君以外なんて想像だけの快楽
しなやかにそそる君の体
欲しいんならもっと魅せてよ
その喜びに俺は浸るだけ
その悦びに俺はもう蕩けたい
いけないってそんなのは知ってるけどおさまんないよ
嗚呼、滴る汗さえも綺麗ね
嗚呼、肌に触れる、敏感な
嗚呼、少し喘ぐ君が
嗚呼、俺を狂わせていく
その唇にその瞳、
言葉も視線も誘惑になるの
その甘い体に喰われたい
愛こそが俺等の性感帯さ。
◆暁の手
画面の向こうに君の愛は無いだろう
写真の裏に僕等の名前は無い
開いた眼は何の為にある
この幾千の出逢いを忘れぬ為だろう
だけど今僕の眼は閉じた
こんなこんな出逢い溢れる中で
何も無いはずないだろう
この眼に映るものは偽りなんかで褪せたりしない
この寂しさはこの眼に映るものだった
この悲しさはこの肌に触れるものだった
この虚しさは僕の奥に傷をつける
この冷たい手は僕を守ってくれてたんだ
細い腕、こんなにもか細い腕で
暗すぎる闇や、底に疼く傷痕から
僕を守って、必死に守ってくれてたんだ
泣き狂って忘れてしまう事ができたらなんて
時々また悪い癖が僕を蝕むんだ
でもやっぱり最後は進む事だけに瞼を開いて
もう失うなんて事がない様に
君がいなくなって僕は絶望の沼に足がすくんだ
そんな僕でも君は愛してくれてたろう
なんだか早く呼吸をしたくなった
君が傍にいてくれる、そんな気がして
空の向こうに君の愛は無いだろう
空気の裏に僕等の名前は無い
開いた眼は何の為にある
この幾千の愛を忘れぬ為だろう
だから今僕の眼は閉じた
こんなにこんなに愛が溢れてきて…。




