七色を昇る水滴 / 羇旅のみる空
なないろをのぼるすいてき / きりょのみるそら
◆七色を昇る水滴
幕開けだ、さぁ
行くべき時間だよ
悲しい歌は忘れられないけど
温もりへと
僕の心は向くんだ
涙の理由はきっと愛にある
思い切り気が済むまで愛の在処を探した
揺らいでも欠けない、そんな欲張りに望んじゃ駄目かな
嗚呼、掴んだ気でいた愛とか自分らしさとか
色んな世界を見る程に僕の青さが露になる
嗚呼、強く願ったって駄目な事は山程あるけど
君に伝えられるなら何だって出来るんだ
だってそうだろ
震える感情を落ち着かせて光を浴びようか
嗚呼、まだ辛くて苦しくてもがいてばかりの
僕の世界を動かす程君の存在は輝かしい
嗚呼、ほら旅立ちの時だ準備は出来たろう
誇りだらけの両手は洗い流しただろう
嗚呼、強く願ったって駄目な事は山程あるけど
君に伝えられるなら何だって出来るんだ
だってそうだろ。
◆羇旅のみる空
この空は、いつだって大きく大きく僕等旅人を見守ってくれる
僕を生んでくれた旅人は僕より先に死ぬ事を望んで、
僕より長い時間を生きた
それはとても例える事の出来ない存在
僕を友と呼ぶ旅人はそれぞれが他人が故に違いを恐れ、
僕の瞳の奥を覗いた
それはとても例える事の出来ない運命
僕が友と慕う旅人は存在の理由に憂いを帯びて、
それでも輝きが尽きない心
それはとても例える事の出来ない奇跡
みんなみんな近すぎて、
僕には同じ道を歩いてる様に見えたんだ
だけどみんなそれぞれに、全く違う全然同じ道なんかじゃなかった
知ってはいたけど、何だか空の大きさに疲れたみたいで
ずっとずっと目を閉じていたくなったんだ
僕は何処へ行くんだろう
自分で歩いてたって一歩先の未来は掴める気さえしなくて
明るい場所を目指すだけで何だか精一杯なんだ
でもこの空は、
いつだって大きく大きく僕等旅人を見守ってくれる
空の大きさについていけなかった訳は
僕の瞳が感じてきたものがまだまだこの世界のこれっぽっちも無かっただけなんだ
僕は旅人、止まりっぱなしなんて性に合わない
なんとなくでも進める道があるなら
まずは一歩の未来でも見てみようかな、なんて思った。




