表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/64

哀史の挿話

あいしのそうわ

◆哀史の挿話


この悪夢はいつまで続くのだろう

終わりの見えない

膨大な、膨大な世界の中で


「ねえ、変な事聞いていい?」

「なあに?」


「夢を追う事と幸せを願う事はどうして違う事なの?」

「…簡単さ、」


「え?」

「僕等人間にはそのどちらもが無理に等しい事なんだ」


「でも、それが叶った人もいるよ」

「そうかな、元々夢も願いも叶うものなら誰もそれを安易に望まない」


「どうゆう事?」

「人は運命を選べない、それでも時間は待ってはくれないし、多くの事を導いてはくれない」


「…」

「耳を塞いでも心臓の音は止まらないだろう、僕等は生きているんだ、残念ながら感情までを持ち合わせてね」


「でもそれって答えになってないよね」

「ああ、人は夢を追う事か幸せを願う事を一つに絞る事がとても難しいからね、答えや、その意味、理由、それを成り立たせる理屈、それのどれもを知る余地がないんだ」


「ふーん…でも、それって君の考えなんでしょ?」

「はは、そうだね、僕の考えと違う考えの人も必ずいるよ」


「奥が深いなあ、生きてるって…」

「…」


「じゃあさ、君なら夢と幸せ、一つだけならどっちを選ぶの?」

「そうだね、僕は…」


紫陽花は雨に濡れて宝石を飾った様に綺麗に乱れる

だけど、枯れた時は泣いている様にも見えるんだ


終わりの見えない、この美しくて残酷な夢から早くぬけだしたくて、

僕は、夢から覚める夢ばかりを見続けているよ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ