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あの列の向こうに / 殻の中の灯り

あのれつのむこうに / からのなかのあかり

◆あの列の向こうに


理由をそこにつくったから

嫌でも僕はいるだろう


理由をもし捨ててしまったら

僕の周りの何かが崩れると思った



長い長い列の向こうには

懐かしい君の姿が見えるけど

並ぶ事が出来ない僕は

心臓の震えを感じる事だけで精一杯なんだ



そのまま跪いて地面を感じていていいのなら

絶望に高鳴る心臓を静める事が出来るのだろうか

感情が気持ち悪いうねり方をして

僕の中を淫らに蠢いて

敏感に泥々と流れる血の一滴一滴が

僕の隅まで酸素を送る



このまま薄くなって消えてしまったら

どんなに楽なんだろうか



騒がしい列は僕を拒むように長く魅せる



触れない幻をみてるみたいだ


僕が、可笑しくなっていくよ



理屈をそこに取り入れたから

嫌でも僕は悩むだろう


理屈をもし捨ててしまったら

僕の存在自体が意味の無いものになるんじゃないかって思った




君が、凄く遠くにみえる




触れない幻をみてるみたいだ


僕が、可笑しくなっていくよ



◆殻の中の灯り


今、何時?

見えないふりも、もう結構だね

って、シカト?

君の耳は上品な飾りかい


何してる?

まぁ、言わなくたって知っているけど

なぁ、どうせ

また閉じ籠って泣いているんだろ



それって癖なの?

それとも得意技?

満たされてないと窓を開けないの?

口は開くでしょう

腹も減ってくるでしょう

それが僕等、人間の特権だとしたら



さぁ、泣いちゃっていいよ

悩んで、悩んで

人間なんだろう?

また腹が減ってきたら

笑って、笑って

戻っておいでよ



口は開くでしょう

腹も減ってくるでしょう

それが僕等、人間の特権だとしたら

戻っておいでよ

時間はあるから、

そこに君が在る限り。




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