表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕は椎茸が食べられない

作者:灰色シオ
 僕は椎茸が食べられない。好き嫌いの問題ではなく、体が受け付けないのだ。それなのにお母さんは僕に何とかして椎茸を食べさせようとする。O県人のお母さんにとって椎茸を食べられないことすなわち悪なのだ。こうして僕はお母さんと椎茸を食べる食べないの戦いの毎日を送っている。
 新社会人となって社会に出た僕はだけど世の中には好き嫌いにあふれていることを知った。みんな何かしらの好きと嫌いを抱えて生きている。それが普通の生き方だ。つまり僕が椎茸を食べられなくても何の問題もない。僕は成長したのだ。
 だけどここまで来るのは並大抵の苦労じゃなかった。お母さんの椎茸食べろ攻撃はすさまじかった。生きてこれたのは奇跡のようなものだ。その奇跡をもたらせてくれたのは彼女ちゃんだ。隣の家の子で幼馴染である彼女ちゃんはずっと僕を助けてくれた。うちの椎茸だらけの食事が食べられなくてお腹を空かせている僕にご飯を食べさせてくれた。戦う知恵と勇気を授けてくれた。彼女ちゃんがいなければ僕はとうに餓死していたはずだ。
 僕には仲間がいた。なついてくる妹ちゃん。温かく見守ってくれる先輩や友人たち。そんな仲間とともに僕は成長することができた。だがしかし、僕は椎茸を食べられるようになるのだろうか。
第1章 僕と彼女の日常
プロローグ
2022/10/26 00:00
1.オムレツ
2022/11/02 00:00
2.ハンバーグ
2022/11/09 00:00
5.カレーさん
2022/11/30 00:00
6.先輩
2022/12/07 00:00
7.肉じゃが
2022/12/14 00:00
8.クリスマス
2022/12/21 00:00
9.初夢
2022/12/28 00:00
第2章 僕と彼女の成長
10.給食
2023/01/01 00:00
11.ケンカ
2023/01/04 00:00
17.好き嫌い
2023/02/15 00:00
19.部活
2023/03/01 00:00
20.兄
2023/03/08 00:00
21.卒業
2023/03/15 00:00
22.進路
2023/03/22 00:00
23.海
2023/03/29 00:00
24.合コン
2023/04/05 00:00
26.就活
2023/04/19 00:00
28.決別宣言
2023/05/03 00:00
第3章 僕と彼女の未来
31.梅干の日
2023/05/24 00:00
32.駆け引き
2023/05/31 00:00
33.源兵衛
2023/06/07 00:00
34.伝説
2023/06/14 00:00
36.覇権
2023/06/28 00:00
37.すれ違い
2023/07/05 00:00
41.引っ越し
2023/08/02 00:00
エピローグ
2023/08/02 00:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ