表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/39

〇超・ご都合主義のドロップアウト脱出


「3秒かよ!? おいジョーカー! ドームの底にあるトラックまで、この数トンの釜をどうやって運ぶんだ!」

「ヘイヘイ! こんなこともあろうかと、マッド・キッチン号を祭壇の真下に移動させておいたぜ! 必殺、床下直通ドロップ!」

「いつの間に!?」


ジョーカーが取り出したリモコンのボタンを叩き割る勢いで押すと、俺たちと釜が乗っていた黄金の床が、仕掛けられていた爆薬によって円形に吹き飛び床も消失していた。


「「「ギャアアアアッ!」」」

「お米はこぼさないでッッ!」


限界を迎えた海底ドームが崩壊を始める中、俺たちは重さ数トンのオリハルコンの釜もろとも、真下でハッチを全開にして待機していたマッド・キッチン号へと真っ逆さまに自由落下した。


釜を固定していた極太ケーブルがトラックの後部に強引に引っ掛かり、俺たちもシートに乱暴に叩きつけられる。直後、天井の人工太陽が超新星爆発を起こし、黄金の野原が白い閃光に飲み込まれた。


「ハッチ閉鎖! エアロック緊急パージ! 補助ブースター、全開フルスロットルだぁぁ!!」

ジョーカーが操縦桿をへし折る勢いで引くと、トラックはエアロックの接続部を強引に引きちぎり、巨大な魚雷のように深海へと射出された。

 俺たちは、麒麟の雷雨とドームの崩壊を背に、車体に入りきらなかった巨大な釜を極太ワイヤーで豪快に引きずりながら、沸騰する海を突き抜けて決死の脱出を図った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ