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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

100回死んだ彼と彼女と、私

作者:翼 くるみ

2月。
僕の幼馴染——桜坂立花が死んだ。
前に進もうとしている彼女の想いを蔑ろにして、ふたりの関係を有耶無耶にし続けてきた僕への報いだろう。

僕はただ運命に流される事が怖かった。
ふたりの関係の変化を恐れていた。
それだけだったのに……。

彼女が死んだ日、僕の世界から色が消えた。


どこまで行っても世界に色はなく、影と光だけで世界は成っていた。
冬の空気は、凍てつくように寒く、僕の精神も凍らせた。


そんな僕に色をくれたのは、歌うように笑う少女——佐藤奏だった。
彼女は、いつも笑っていて、いつも優しくて、いつも甘い。
立花の死を未だに受け入れられない僕の全てを許してくれた。


僕は彼女を求めていた。
僕は彼女に惹かれていた。


彼女となら、この先に待ち構えている膨大な時間も、茫々とした世界も、歩んでいけると思った。

そう思ったはずなのに……。




※なるべく毎日投稿していきます。18時頃を目途に。
【 I.彼 】
1.彼女と幼馴染と、僕
2019/03/24 18:00
7.幼馴染と僕と、鉄塊
2019/03/30 18:00
12.彼女と僕と、茶髪の男
2019/04/04 18:00
【Ⅱ.彼女】
【Ⅲ.私】
あとがき
2019/04/24 18:00
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