第28話 家族に全部話します
交際二十八日目、日曜日。午後六時前。
俺と莉奈は、高瀬家の前で立ち止まっていた。駅前からここまで、ずっと手をつないで歩いてきた。
でも家が見えたところで、莉奈の歩く速度は明らかに遅くなった。
「悠斗」
「何?」
「やっぱり明日にしない?」
「駄目」
「即答しないでよ」
莉奈が困った顔で玄関を見る。何度も来た家だ。
母さんと夕飯を食べ、美咲姉や彩花姉と話し、凛とは俺の知らないところでLINEまでしている。なのに今日は。
初めて来たときより緊張しているのが分かった。
「凛ちゃん、怒るよね」
「怒る」
「彩花さんも?」
「怒る」
「美咲さんは?」
「一番怖い」
「帰っていい?」
「駄目だって」
俺だって怖い。莉奈だけが怒られるわけではない。
むしろ俺は、家族全員を最初から騙していた。莉奈の嘘告を知っていたのに、本当の告白を受けたように話した。
その上で、莉奈を惚れさせるために姉ちゃんたちから恋愛の助言まで受けていた。どう考えても。
俺もかなり怒られる。
「莉奈」
「何?」
「一緒に怒られるって言っただろ」
莉奈が俺を見る。少しだけ黙ったあと、つないだ手を握り直した。
「……うん」
「行く?」
「行く」
玄関を開ける。
「ただいま」
「……お邪魔します」
リビングから母さんの声がした。
「おかえり。莉奈ちゃんもいらっしゃい」
いつも通りだった。その普通さが、逆にきつい。
リビングへ入る。美咲姉、彩花姉、凛。
父さんまで揃っていた。全員いる。
たぶん俺が『大事な話がある』と送ったからだ。母さんもキッチンから出てくる。
莉奈が少しだけ俺の後ろへ下がった。凛がすぐ気づく。
「莉奈さん?」
「うん」
「どうしたんですか?」
「ちょっと……」
凛が俺を見る。
「お兄ちゃん、何したの?」
最初から俺が疑われている。
「まだ何も言ってないだろ」
「莉奈さんの顔見たらそう思う」
彩花姉もこちらを見る。
「喧嘩?」
「違う」
「じゃあ別れ話?」
莉奈の肩が揺れた。
「それも違う」
俺は答える。美咲姉だけは何も聞かなかった。
「座ろうか」
静かに言った。俺と莉奈が並んでソファへ座る。
向かいには美咲姉と彩花姉、凛は少し離れた椅子。父さんと母さんもテーブル側へ座った。
完全に。家族会議だった。
「悠斗」
美咲姉が言う。
「話って?」
「……うん」
どこから話すか。駅前では考えていた。
感情でも実際に家族を前にすると、言葉が出なくなる。莉奈が隣で小さく息を吸った。
「私から話してもいい?」
「いや」
俺は止めた。莉奈がこちらを見る。
「最初は俺から言う」
これは。俺が家族についた嘘だ。
「姉ちゃんたちに、最初に彼女できたって言った日」
全員が俺を見る。
「あれ」
一度息を吐く。
「本当のこと言ってなかった」
彩花姉の表情が変わった。
「どういうこと?」
俺は全部話した。莉奈の告白が、本当は一か月限定の罰ゲームだったこと。
告白される前に、偶然その話を聞いていたこと。それでも知らないふりをして告白を受けたこと。
そして。傷ついた俺が、莉奈を本気で惚れさせて仕返ししようと考えたこと。
誰も途中で口を挟まなかった。それが。
余計に怖い。
「それで」
俺は続ける。
「姉ちゃんたちに協力してもらった」
彩花姉が俺を見る。
「服とか?」
「うん」
「髪も?」
「うん」
凛も顔を上げる。
「LINEのこと聞いてきたのも?」
「……うん」
「全部?」
「最初は」
言い訳に聞こえる。でも。
ここはちゃんと言わないといけない。
「最初は、莉奈を惚れさせるためだった」
静かだった。本当に。
誰も何も言わない。莉奈が隣で小さくなっている。
俺は続ける。
「でも途中から違った」
「今は莉奈が好き」
「今日、二人で全部話した」
それから。
「これからは、本当に付き合うことにした」
話し終える。沈黙。
最初に口を開いたのは。美咲姉だった。
「どうして一人でそんなことしたの」
声は大きくない。でも。
予想通り一番怖かった。
「……ごめん」
「聞きたいのは謝罪じゃない」
美咲姉は俺を見る。
「どうして私たちに言わなかったの?」
答えはある。
「最初に本当のこと言ったら、絶対莉奈のこと嫌うと思ったから」
隣で莉奈がこちらを見る。美咲姉は何も言わない。
「それに」
俺は続ける。
「俺もやり返したかったから」
「だから私たちまで利用したの?」
厳しい。でもその通りだ。
「……うん」
彩花姉が大きく息を吐いた。
「私達まで騙してたじゃん」
「ごめん」
「私、結構本気で服選んだんだけど」
「分かってる」
「分かってないからできたんでしょ」
何も返せない。彩花姉は怒っている。
いつものからかうような顔ではなかった。
「莉奈ちゃんに似合う男になれとか、ちゃんとしろとか、こっちは本気で言ってたんだよ」
「うん」
「それを悠斗は、仕返しに使ってたんだ」
最初は。そうだった。
「ごめん」
今度は。それ以外の言葉がなかった。
「お兄ちゃん」
凛。見る。
かなり怒っている。
「女の子惚れさせて仕返しって、お兄ちゃんも相当だからね」
「……うん」
「何が『彼女だからルール違反じゃない』だよ」
覚えていた。
「最初から全部知ってたんじゃん」
「うん」
「最悪」
かなり刺さる。でも。
否定できない。そのとき。
莉奈が立ち上がった。
「凛ちゃん」
「莉奈さん?」
「ごめんなさい」
深く頭を下げる。
「最初に悪いことしたのは私だから」
凛の表情が変わる。莉奈は頭を下げたまま続けた。
「悠斗に嘘の告白をしました。一か月だけ付き合って、悠斗が本気になったら罰ゲームだったって言うつもりでした」
「莉奈」
「最後まで言わせて」
止められた。俺は黙る。
「最初は、本当に軽く考えてました」
莉奈が顔を上げる。目が少し赤い。
「悠斗なら信じるとか、そんなに傷つかないとか、勝手に決めつけてました」
美咲姉も。彩花姉も。
凛も黙っている。
「それなのに」
莉奈の声が少し震える。
「この家に来て」
「ご飯食べさせてもらって」
「彩花さんと凛ちゃんと買い物に行って、美咲さんにも会って」
「みんな本当に優しくしてくれて」
涙が少し溜まる。
「ずっと言えませんでした」
凛が視線を落とす。
「私」
莉奈は続ける。
「凛ちゃんとLINEするの、本当に楽しかった」
「彩花さんと買い物するのも」
「美咲さんと話したのも」
「千春さんのご飯食べたのも」
母さんが少しだけ表情を変える。
「全部、本当に嬉しかったです」
そして。
「だから余計に、ごめんなさい」
もう一度。頭を下げる。
誰もすぐには答えなかった。俺は立ち上がる。
莉奈の横へ行く。
「俺もごめん」
一緒に頭を下げる。
「最初に嘘ついたのは俺だから」
彩花姉が言う。
「莉奈ちゃんを庇うため?」
「違う」
俺は顔を上げる。
「本当に俺も悪いから」
それは。今日、莉奈とも話した。
どちらかだけを悪者にしない。莉奈が最初に嘘告した。
俺はそれを知って仕返ししようとした。両方。
間違っていた。母さんが静かに口を開いた。
「二人とも座りなさい」
俺たちは座る。母さんは少し考えてから、莉奈を見る。
「莉奈ちゃん」
「はい」
「最初にやったことは良くないわね」
はっきり言った。莉奈が頷く。
「はい」
「悠斗も」
今度は俺。
「はい」
「仕返しのために人の気持ちを利用しようとしたことは良くない」
「うん」
「お母さん」
彩花姉が少し驚く。母さんは続ける。
「でも」
俺たち二人を見る。
「今どうしたいのかは、自分たちで決めなさい」
静かな声。
「もう決めたんでしょう?」
俺は莉奈を見る。莉奈も俺を見る。
「うん」
「はい」
ほとんど同時だった。母さんが小さく頷く。
「だったら、そこからは二人の問題よ」
彩花姉が少し不満そうに言う。
「お母さん甘くない?」
「許すとは言っていないわよ」
「え」
俺と莉奈が同時に声を出した。母さんが少し笑う。
「最初にしたことと、今の気持ちは別でしょう」
なるほど。美咲姉が初めて少し表情を緩めた。
「私もそう思う」
でも。まだ終わらない。
美咲姉が俺を見る。
「悠斗」
「何?」
「もう二度と、相手を動かすために恋愛しないで」
重い。
「うん」
「惚れさせてやるとか、試してやるとか、そういうの」
最初の俺そのものだ。
「分かった」
美咲姉は莉奈も見る。
「莉奈ちゃんも」
「はい」
「人が本気になったところで嘘でしたって言うのは、冗談では済まないよ」
「……はい」
「今回、悠斗が最初から知ってたから結果が変わっただけ」
その通りだ。もし俺が何も知らなかったら。
普通に告白を信じて。本当に好きになって。
三十日目に全部嘘だったと言われていた。想像すると。
今でも少し痛い。莉奈も分かったらしい。
「はい」
小さく。でもはっきり答えた。
「本当にごめんなさい」
美咲姉は少し黙った。
「うん」
それだけ。すぐに許すとは言わない。
でも。追い出すこともしなかった。
「凛」
母さんが呼ぶ。
「何?」
「あなたも何かあるんでしょう?」
凛はずっと黙っていた。莉奈を見る。
かなり複雑そうな顔。
「……あります」
「何?」
莉奈が聞く。凛は少しだけ唇を尖らせた。
「普通に怒ってます」
「うん」
「莉奈さんにも」
「うん」
「お兄ちゃんにはもっと」
「何で俺の方が上なんだよ」
思わず言う。凛が俺を睨む。
「黙って」
「はい」
今は逆らわない方がいい。凛は莉奈へ向き直る。
「私、莉奈さんのこと本当に友達だと思ってたから」
莉奈の目が揺れる。
「……うん」
「今もそうだけど」
莉奈が顔を上げる。凛は少しだけ目を逸らした。
「だから余計に怒ってる」
「ごめん」
「それも何回も聞いた」
「じゃあ……どうすればいい?」
莉奈が本当に困った顔で聞く。凛は少し考える。
「今度」
「うん」
「また買い物付き合ってください」
莉奈が止まる。俺も。
彩花姉が少し笑う。
「それでいいの?」
「いい」
凛は莉奈を見る。
「でも今度は、本当のお兄ちゃんの彼女として」
莉奈の目から。一粒。
涙が落ちた。
「……うん」
「泣かないでください」
「無理」
「私が泣かせたみたいじゃん」
「凛ちゃんが優しいから」
「怒ってるって言ってるのに」
少しだけ。いつもの二人に戻る。
俺は横で見ていた。よかった。
本当に。父さんだけが。
ここまでほとんど何も言っていなかった。珍しい。
見ると。腕を組んで俺たちを見ている。
「父さん」
「ん?」
「何かないの?」
「あるぞ」
やっぱり。父さんは俺を見る。
「悠斗」
「何?」
「お前はその子のこと、今どう思ってるんだ?」
今日。二回目。
公園でも。同じ答えを言った。
でも。家族の前。
莉奈の前。もう迷わない。
「好きだよ」
莉奈が俺を見る。父さんは頷く。
「じゃあ、まずそこからだろ」
「それだけ?」
「それだけじゃない」
父さんは少し笑った。
「最初の話聞いたときは、お前アホだなと思った」
「急に雑」
「女の子惚れさせて仕返しって何だ。高校生か」
「高校生だよ」
父さんが止まる。
「そうだった」
凛が呆れる。
「お父さん」
「いや、雰囲気で言っただけ」
一瞬だけ。空気が緩んだ。
父さんは莉奈を見る。
「莉奈ちゃん」
「はい」
「悠斗のどこがいい?」
「今聞く?」
俺が止める。
「大事だろ」
「今じゃない」
「父さん気になる」
彩花姉まで少し笑う。いつもの父さんが戻ってきた。
莉奈は少し困った顔をした。でも。
答える。
「優しいところです」
父さんが俺を見る。
「だって」
「聞こえてる」
莉奈は続ける。
「あと、ちゃんと人の話を聞いてくれるところと」
「うん」
「自分のことになると全然分かってないところ」
全員が笑った。
「最後褒めてないだろ」
「好きなところ」
「何で」
「そこも悠斗だから」
返せない。彩花姉が俺を見て笑う。
「負けたね」
「何に」
「知らない」
少しずつ。空気が戻っていく。
完全に許されたわけではない。それは分かっている。
感情でも。ここにいていい。
そのくらいには。戻った。
母さんが立ち上がる。
「それじゃ」
全員が見る。
「夕飯どうする?」
莉奈が目を丸くする。
「え?」
「食べていくんでしょう?」
いつもの言葉。前にも。
雨の日に言われた。
『ご飯食べていく?』
今日は。その言葉の意味が少し違う。
「……いいんですか?」
母さんが少しだけ笑った。
「話が終わったらお腹空くでしょう」
莉奈が俺を見る。俺は頷く。
「食べてけよ」
「うん」
莉奈も頷いた。
「お願いします」
母さんはキッチンへ向かう。
「じゃあ手伝って」
「はい」
莉奈も立つ。すると彩花姉も立った。
「私も」
凛も。
「私もやる」
父さんが手を上げる。
「俺も」
全員が父さんを見る。
「何だよ」
美咲姉が言う。
「お父さんは座ってて」
「なんで?」
「邪魔だから」
「まだ何もしてないのに」
いつもの高瀬家。莉奈が。
泣きながら笑った。夕食。
席は以前とほとんど同じだった。ただ一つ違う。
今日は。誰も勘違いしていない。
莉奈は。本当に俺の彼女。
俺も。本当に莉奈の彼氏。
「莉奈ちゃん」
彩花姉が食事の途中で言う。
「はい?」
「今度また服見に行こうね」
「いいんですか?」
「怒ってるけど、それはそれ」
母さんと同じことを言う。莉奈が笑う。
「はい」
凛も横から言う。
「私は先に約束しましたから」
「何の競争だよ」
俺が言う。
「お兄ちゃん関係ない」
「俺の彼女なんだけど」
言ってから。少し恥ずかしくなる。
全員がこちらを見る。
「何」
彩花姉が笑う。
「今、自分から彼女って言った」
「付き合ってるんだからそうだろ」
「前ならそんな自然に言わなかったじゃん」
凛も頷く。
「変わったね」
「うるさい」
莉奈が横で笑っている。俺は少しだけ。
その顔を見る。目が合う。
二人とも。今日の公園を思い出したのかもしれない。
莉奈が少し赤くなる。俺も前を向いた。
「何?」
彩花姉が聞く。
「何でもない」
「二人とも怪しい」
凛まで見る。危ない。
キスのことだけは。今日絶対に知られたくない。
父さんが何か言おうとした。
「キ――」
「お父さん」
美咲姉が先に呼ぶ。
「はい」
何も言わせなかった。助かった。
食事が終わる。莉奈が帰る時間になった。
玄関まで家族全員が来る。そこまでしなくてもいいと思う。
「じゃあ、またね」
母さんが言う。
「はい。今日は本当にありがとうございました」
莉奈が頭を下げる。
「謝りに来たんでしょ」
母さんが少し笑う。
「お礼まで言わなくていいの」
「でも」
「次は普通に遊びに来なさい」
莉奈の表情が少し崩れる。
「……はい」
父さんも手を上げる。
「またな」
「はい」
「次はもっと悠斗のいいところを――」
彩花姉が止める。
「お父さんもういい」
「まだあるぞ」
「いらない」
いつもの扱い。莉奈が笑う。
玄関を出る。俺も送るために靴を履く。
外へ出る直前。
「悠斗」
美咲姉に呼ばれた。振り返る。
「何?」
美咲姉は俺と莉奈を見た。
「次は隠さないでね」
俺は少しだけ黙った。
「うん」
莉奈も頭を下げる。
「はい」
今度こそ。二人で家を出た。
夜道。駅へ向かう。
少し歩いたところで。莉奈が大きく息を吐いた。
「……生きてる」
「大げさ」
「本当に怖かったんだから」
「俺も」
「悠斗、自分の家でしょ」
「美咲姉怒らせたら関係ない」
莉奈が笑う。その笑い声を聞いて。
今日一日が。ようやく終わった気がした。
俺は手を出す。莉奈が握る。
もう。隠していることはない。
家族にも。二人の間にも。
「悠斗」
「何?」
「凛ちゃん、まだ友達でいてくれるかな」
「本人が買い物誘ってただろ」
「そうだけど」
「大丈夫だよ」
俺は言う。
「怒っても嫌いになるとは限らないって、美咲姉もよく言うし」
莉奈は少し考える。
「そっか」
「うん」
「じゃあ私も」
「何?」
莉奈がこちらを見る。
「最初の悠斗にはまだ少し怒ってる」
「俺も最初の莉奈には怒ってる」
「お互い様だね」
「そうだな」
二人で笑う。許したから。
全部消えるわけではない。間違ったことは間違ったこととして残る。
でも。その先を。
一緒に選ぶことはできる。莉奈がつないだ手を少し揺らす。
「ねえ」
「何?」
「今日から本当に一日目なんだよね」
「そう決めたな」
「じゃあ」
少し笑う。
「一日目から家族に怒られたカップル?」
「最悪のスタートだな」
「前よりはいいよ」
確かに。最初の一日目は。
お互い嘘から始まった。今日の一日目は。
全部本当だ。
「莉奈」
「何?」
「これからよろしく」
少し照れくさい。感情でも。
言いたかった。莉奈も少し笑う。
「うん」
手を握り返す。
「こちらこそ」
そして。少し間を置いて。
「本物の彼氏くん」
俺は笑った。
「何それ」
「最初から言ってたでしょ」
そうだった。初デートの前。
LINEで。
『初デートなんだからちゃんと考えてよ、彼氏くん』
あのときは。嘘だった。
今は。違う。
「じゃあ莉奈も」
「何?」
「本物の彼女さん」
莉奈が少し赤くなる。
「……それ、ずるい」
「また?」
「悠斗、最近ずるいこと増えた」
「知らない」
二人で駅まで歩く。今日。
嘘告のことも。仕返しのことも。
家族についた嘘も。全部終わった。
残ったのは。俺が莉奈を好きだということ。
莉奈が俺を好きだということ。そして。
今日から。本当に付き合い始めたこと。
それだけで。十分だった。
『嘘告? そっちがその気なら一か月でその唇奪ってみます』
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
次回、いよいよ最終話です。
本日21:00に最終話を更新します。
二人の物語がどんな結末を迎えるのか、最後まで見届けていただけるとうれしいです!




