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海道グループ〜欲望の王国で女達は頂点を奪い合う〜  作者: Fujeno Yasuko


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第3章 無自覚な原石

この物語は、すべてフィクションです。

登場人物は全員成人であり、成人同士の欲望、権力、金、社会の歪みの中で、生存戦略を練る女達のオムニバス官能ノワール群像劇です。

【新女王ランキング編】

― 欲望の盤上に咲く女たち ―


ー藤野靖子編ー


海道グループの黒服たちが、日本全国へ散った。


東京、大阪、福岡、名古屋、札幌。

高級クラブ、スポーツジム、芸能事務所、ラウンジ、会員制バー、配信業界、格闘技ジム。


女たちが欲望を売る場所。

女たちが自分の価値に気づかず汗を流す場所。

そして、まだ誰にも見つかっていない原石が眠る場所。


そのすべてに、海道グループの目が入り始めていた。


東京一区担当の黒服の綾部は、その日、評判の良いスポーツジムへ入会した。


表向きは、運動不足を気にする会社員。

だが本当の目的は違う。


海道グループ本社へ送られてきた候補者リスト。

その中に、ひときわ目を引く名前があった。


藤野靖子。


昼はスポーツジムのトレーナー。

明るく、面倒見がよく、老若男女の会員からの評判も良い。

派手な噂はない。

夜の世界に染まった気配もない。


だが、写真と簡易データだけでも、綾部には分かった。


この女性は、何か惹きつけるモノがある。


ジムの受付の奥から、靖子が姿を見せた。


汗をまとった健康的な身体。

短く揺れる髪。

鍛えられた体幹。

そして、男の警戒心をほどくような、自然な笑顔。


藤野靖子

『こんにちは。今日から入会の方ですよね? 無理せず、まずは、カウンセリングシートをご記入お願いします。』


綾部は一瞬、言葉を失った。


黒服として、数えきれないほどの女を見てきた。

金で飾った女。

欲望を武器にした女。

男の視線を計算する女。


だが、靖子は違った。


まだ何も知らない。

まだ自分がどれほど危険な舞台に向いているのか、気づいていない。


綾部

『……よろしくお願いします』

綾部は、内心の緊張を抑えながら言った…。


その声は、わずかに硬かった。


靖子は気づかない。

この初対面の男が、ただの新規会員ではないことを。


そのやり取りは、海道グループ本社へオンラインで送られていた。

違法な監視機材によって、靖子の声、表情、距離感、会話の反応、会員への接し方までが記録されていく。


靖子は何も知らない。


ただ、いつも通りに笑い、いつも通りに仕事をしていた。


一方、海道グループ本社では、全国から送られてくる膨大な映像と音声データが、次々に積み上がっていた。


西園寺アスカは、その中心にいた。


候補者の容姿。

身体能力。

会話の反応。

男への距離感。

場に置いた時の映え方。

危険な欲望に耐えられるかどうか。


アスカはプロの目で、女たちを見ていた。


西園寺アスカ

『数が多すぎるわね……。でも、この中に一人くらい、本物が混じっていてもおかしくない』


画面は切り替わる。

別の候補者。

また別の地方。

また別の女。


その膨大な流れの中で、藤野靖子の映像は一度、アスカの前を通り過ぎた。


汗を拭きながら、会員にフォームを教える靖子。

無防備な笑顔。

鍛えた身体。

まだ欲望の舞台を知らない、健康的な光。


だが、アスカは気づかなかった。


その時点では、まだ。


藤野靖子という女が、後に海道グループの象徴となり、狂乱淫靡な舞台に立つ存在になるとは、誰も知らなかった。


もちろん、靖子本人も。


藤野靖子

『はい、そこ。腰を落としすぎないで。身体って、ちゃんと使えば、もっと変わりますから』


その言葉だけが、励ましのように響いた。


彼女自身もまた、まだ知らない。


自分の身体が、これからどれほど変わるのかを。

自分の人生が、どれほど危険な舞台へ引きずり込まれていくのかを。

そして、自分がただのスポーツトレーナーでは終わらないことを。


靖子の笑顔は、まだ日常の中にあった。


だが、海道グループの闇は、もうその笑顔を見つけていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ー斎藤美奈子 序章ー


2XXX年、東京。


夜の渋谷は、昼間よりも眩しかった。

巨大モニターには広告、路地裏には音楽、ビルの隙間には金と欲望の匂いが漂っている。


斎藤美奈子は、その中心で笑っていた。


派手なアクセサリー。日焼けした肌。鍛え上げた腹筋と脚。

誰かに見せるためではなく、好き勝手に生きてきた結果として仕上がった肉体だった。


後輩ギャル男

『美奈子さん、マジで聞いたんすよ。海道グループってとこが、近々ヤバいイベントやるらしいっす』


美奈子

『は? ヤバいって、また半グレの喧嘩大会とか? あーし、そういうダサいの興味ないんだけど』


後輩ギャル

『違う違う。いい女を決めるランキングっす。上位に入ったら、マジで人生変わる金が動くって』


その言葉に、美奈子の指が、無意識に自分の腹筋の上をなぞった。


汗をかいた肌。硬く締まった腹筋。

自分でも気づかないうちに、美奈子は自慢の身体を確かめていた。


美奈子

『いい女ランキング? なにそれ、ウケる。あーしみたいなのが出たら、普通に上位じゃね?』


ギャル男達が一斉に笑い、周囲のギャル達もはしゃいだ。


後輩ギャル男

『いや、美奈子さんなら絶対イケますって。姉御感あるし、身体もエグいし、場の空気持ってくし』


美奈子

『当たり前じゃん。あーし、そこらの量産型と一緒にされんの嫌いなんだよね』


そう言いながらも、美奈子の目は笑っていなかった。


ランキング。

上位。

一攫千金。

自分の身体が、ただ遊ぶためのものではなく、金と評価に変わるかもしれない。


その考えが、胸の奥を小さく熱くした。


だが、次の言葉で美奈子の表情が変わる。


後輩ギャル

『でも、参加費が女でも百万円らしいっす』


美奈子

『……は? 百? 万?』


場の空気が一瞬止まった。


美奈子は派手に笑い飛ばそうとした。

けれど、笑いは喉の奥で引っかかった。


百万円。

遊び半分で出せる金ではない。

服、酒、仲間、遊び、見栄。

今まで散らしてきた金が、急に頭の中で数字になって並び始める。


美奈子

『百万円って、バカじゃん。女からも取るとか、海道グループ、どんだけ強気なんだよ』


後輩ギャル男

『でも、逆に言えば、本気の女しか来ないってことっすよ』


その言葉が、美奈子の中に刺さった。


本気の女。


美奈子は黙って、自分の胸元にかかったネックレスを指で弄んだ。

参加なんてまだ決めていない。

そんな金をどう集めるかも分からない。

借りるのか、稼ぐのか、誰かに出させるのか。

頭の中で、いくつもの浅い計算が浮かんでは消えた。


美奈子

『……ま、考えといてやるよ。あーしが出るってなったら、そいつら全員、空気変わるっしょ』


強がるように言った。


けれど、その声にはもう、ただの冗談では済まない熱が混じっていた。


海道グループ。

いい女を決めるランキング。

百万円の参加費。


美奈子はまだ、自分がその闇の入口に立っていることに気づいていなかった。

ただ、夜のガラスに映る自分の姿を見た瞬間、胸の奥で小さな声がした。


――あーし、行けるかもしれない。


その欲望だけが、東京のネオンよりも生々しく、美奈子の中で光り始めていた。


ギャル男達の笑い声が遠ざかっていく。


斎藤美奈子は、ひとりになった途端、さっきまでの強気な顔を少しだけ崩した。


美奈子

『……百万円、ねぇ。マジでふざけた金額じゃん』


ネオンの映るショーウィンドウに、自分の姿が映る。

派手で、強くて、誰にも舐められない女。

そう見えるように生きてきた。


けれど、百万円という数字は、見栄だけでは超えられない壁だった。


その少し後ろ。


人混みに溶けるように歩く男がいた。

海道グループ、この地区のスカウト担当――佐々木。

彼は美奈子とギャル男達の会話を最初から聞いていた。


小型のカメラとマイクは、すでに美奈子の声と表情を拾っている。

その映像は、海道グループ本社のモニターへ送られていた。


本社、査察室。


西園寺アスカは、椅子に深く腰をかけ、画面の中の美奈子を見ていた。


アスカ

『……へぇ。いいじゃない。野良のギャルにしては、目が死んでない』


隣の黒服が静かに頷く。


黒服

『こちら佐々木、アスカ様、斎藤美奈子との接触タイミングを待っています。』


美奈子は、ショーケースに映る、ガラス越しの自分の魅力を確かめている様だった…。


アスカ

『今よ。悩んでる時に行きなさい。ただし、押し売りは駄目。あのタイプは、自分で選ばせたと思わせるの』


通信を受けた佐々木が、自然な足取りで美奈子の前に出た。


佐々木

『斎藤美奈子さんですね』


美奈子

『……誰? ナンパなら間に合ってるけど』


佐々木は笑わず、黒い名刺を差し出した。


佐々木

『海道グループの者です。先ほど、ランキングイベントに興味を示されていたようなので』


美奈子の目が細くなる。


美奈子

『盗み聞き? キモ。けど……その名刺、本物?』


佐々木

『本物です。参加には三つの道があります』


佐々木は淡々と告げた。


佐々木

『一つ。参加費百万円を用意すること』


美奈子

『それが無理だから考えてんでしょ』


佐々木

『二つ。近々開催される公開オーディションに参加すること。ただし、金のない女性が一斉に集まります。合格者は一人だけです』


美奈子は鼻で笑った。


美奈子

『一人? そりゃ地獄じゃん』


佐々木

『三つ。裏審査に合格すること』


その言葉だけ、少し空気が変わった。


美奈子

『裏審査?』


佐々木

『海道グループ指定のバーにいる、ケニスという男が審査します。そこで認められれば、参加費は免除される可能性があります』


美奈子は黙った。


危ない匂いがした。

金、男、審査、裏口。

甘い話の奥に、底の見えない何かがある。


普通の女なら、ここで一歩引く。


だが、美奈子は違った。


美奈子

『……へぇ。つまり、金がない女は、身体張ってでも価値を証明しろってこと?』


佐々木

『そう受け取るかは、あなた次第です』


美奈子は口元を歪めた。


美奈子

『上等じゃん。あーし、群れで並んで一人だけ選ばれるとか、そういうダルいの嫌いなんだよね』


美奈子は名刺を指で弾き、佐々木を睨んだ。


美奈子

『③で行く。裏審査。ケニスだか何だか知らないけど、あーしを見て落とせるなら落としてみろって話』


本社モニターの前で、アスカの瞳が妖しく光った。


アスカ

『……決めたわね』


画面の中で、美奈子はまだ気づいていない。

自分が選んだつもりの道が、すでに海道グループの掌の上にあることを。


それでもアスカは、満足げに唇を湿らせた。


アスカ

『度胸は合格。肉体も合格。あとは、あの野良の女が、どこまで自分の価値を理解しているかね』


東京の夜が、また一段濃くなる。


斎藤美奈子は、百万円ではなく、自分自身を賭ける道へ踏み出した。


(スマホの画面に表示された座標を指でなぞり、不敵な笑みを浮かべて)


斎藤美奈子

『マジでここ?っしょ。てか、裏ルートとかいかにも怪しすぎてウケるんだけど。』


(自信たっぷりに腰に手を当て、小麦色の腹筋を強調するように背筋を伸ばす)


斎藤美奈子

『まあいいわ。正攻法で入るより、こういう刺激的な方があたしにぴったりだしね。賞金1億、あたしがかっさらってやるんだから!』


重厚な扉を開けると、ジャズが低く流れる薄暗いBARの空間が広がっている。カウンターの奥では、照明を背負った巨大なシルエットが、静かにグラスを磨いていた。


(カウンターに太い腕を組み、上から見下ろすようにして、わざとゆっくりとしたカタコトの日本語で切り出す)


ケニス

『コンニチハ。……美奈子、ダネ。』


(低く響く声が店内の空気を震わせ、挑発的な視線で彼女の全身を舐めるようにスキャンする)


ケニス

『キミ、見た目、いい。……デモ、中身、本物カ?』


(想定外のカタコトぶりに一瞬キョトンとするが、すぐに面白そうに目を細めて、カウンターに肘をつく)


斎藤美奈子

『あはは!ちょ、その喋り方マジでギャップありすぎでウケるんだけど!』


(自信ありげに長い爪でカウンターをリズミカルに叩き、挑戦的な視線を返す)


斎藤美奈子

『本物かどうか?……そんなの、あたしが一番よく分かってるし。あんたが納得するまで、たっぷり見せつけてあげるよ。』


店内の照明がさらに落とされ、オレンジ色の淡い光が二人の間に濃い影を落とす。静まり返った店内に、ケニスの荒い呼吸と美奈子の不敵な笑みが交錯し、張り詰めた緊張感が漂い始めた。


(無言のまま、盛り上がった前腕をゆっくりと動かし、丸太のように太い右手をカウンターの上にどっしりと置く。美奈子の顔ほどの大きさがある掌を広げ、人差し指と中指で「こっちへ来い」とゆっくり、執拗にクイクイと手招きした)


ケニス

『……ココ。来イ。』


(目の前に突き出された圧倒的な手のサイズに、わずかに目を見開く。しかしすぐに口角を上げ、挑発的に鼻で笑った)


斎藤美奈子

『ちょ、マジかよ。そんな直接的な誘い方、古くない?』


(わざとゆっくりと、挑発的に腰を振らせながら、招かれるままにカウンターの内側へと足を踏み入れる)


斎藤美奈子

『いいよ。あんたがどれだけ「デカい」のか、じっくり確かめさせてくれるんだもんね。』


(至近距離で向けられた視線と、あの手招きの意味にようやく気づき、一瞬だけ頬を赤らめる。だがすぐに、いたずらっぽく目を細めて口角を上げた)


斎藤美奈子

『ちょ……もしかして、今それ、キスの要求?』


(わざとらしく驚いたふりをしながらも、逃げる様子はなく、さらに身を乗り出してケニスの厚い胸板に指先を這わせる)


斎藤美奈子

『マジで直球すぎっしょ。いいけど』

(なるほど、こうゆーテストね)


(低く唸るような声を漏らし、大きな手で美奈子の後頭部をガシリと掴んで自分の方へ引き寄せる)


ケニス

『……言葉、イラナイ。』


(逃げ場を塞ぐように巨躯で圧し掛かり、熱い吐息を彼女の唇に吹きかける)


ケニス

『本物か、確かめる。』


(太い腕で美奈子の腰を強引に抱き上げ、カウンターの上に強引に乗せる。小麦色の太腿を割り込ませ、自らの逞しい身体を密着させた)


ケニス

『……いい、身体。』


(低く唸るような声を耳元で響かせ、自由な方の手で彼女の腹筋をなぞり、そのまま太腿の内側へと深く指を食い込ませる)


(不意に持ち上げられた衝撃に小さく声を上げ、反射的にケニスの太い首に腕を回す。自分を圧倒する筋肉の質量に、心地よい恐怖と興奮が混ざり合い、吐息が荒くなる)


斎藤美奈子

『ちょ……マジで強引すぎだってば!』


(それでも、彼に押し潰される快感に抗えず、自ら腰を突き上げてその肉厚な身体に密着し、挑発的に耳たぶを噛む)


斎藤美奈子

『でもさ、こういうの……嫌いじゃないし。あたしがどれだけ最高か、もっと身体で分からせてあげるよ!』


美奈子の腰を抱き寄せるケニスの股間で、限界まで張り詰めた硬い質量が、彼女の太腿に突き刺さるように押し付けられる。布地越しでも分かるその規格外の太さと熱量は、男の理性が限界に近いことを雄弁に物語っていた。


(太腿に触れる猛々しい硬さに、一瞬だけ目を見開いて戦慄する。だがすぐに、勝ち誇ったような笑みを浮かべてゆっくりと身体をずらした)


斎藤美奈子

『ちょ……マジか。あんた、口ではクールなふりして、下の方は全然落ち着いてないじゃん。』


(挑発的に目を細めると、ゆっくりと膝をついて彼の股間に顔を近づける。ファスナーをゆっくりと引き下ろし、露わになった怒張した巨根を凝視して、小さく感嘆の息を漏らした)


斎藤美奈子

『こんなの、普通の女ならビビって逃げ出すっしょ。でもあたしは違うし。……いいよ、特別にやってあげる。』


美奈子がその巨大な先端をゆっくりと口に含んだ瞬間、店内の隅にある目立たない小型カメラが、その情景を鮮明に捉えていた。モニターの向こう側で、海道グループの監視員たちが無言でその快楽の儀式を記録し、彼女の「格付け」に値するかを冷徹にジャッジし続けている。


(喉の奥まで突き上げるほどの質量に、一瞬だけ涙目でむせ返る。けれど、すぐに勝ち誇ったように目を細め、舌を器用に使い分ける。今まで数多の男をひざまずかせてきた、自分だけの特級テクニックを惜しみなく注ぎ込んだ)


ケニス

『……んっ、んむぅ……!』


(頬を限界まで使い、真空状態を作るように強く吸い上げながら、同時に舌先で先端の裏側を執拗に刺激する。快楽に悶えるケニスの反応を楽しみながら、わざと視線を上げて、誘うように彼をに見つめ返した)


(美奈子の予想を遥かに超える吸引力と技巧に、太い腕でカウンターの端を強く掴み、指が白くなるほどに力を込める。低く、腹の底から絞り出すような呻きが漏れた)


ケニス

『……ッ!クソ……! コノ、女……!』


(快感に耐えかねて腰をわずかに突き出し、彼女の口内へさらに深く、強引にねじ込む)


静まり返ったBARの中に、濡れた粘膜が激しく擦れる音と、男の荒い呼吸だけが反響する。美奈子の献身的な奉仕によって、ケニスの強固な理性が音を立てて崩れていく様子が、冷徹な監視カメラのレンズを通して克明に記録されていった。


(頭から血が上る感覚と、股間に当たる熱い舌の感触に、背中を大きく反らせて激しく身悶える。激しく喘ぎながらも、口の中にあるモノを離さず、さらに深く、貪欲に吸い上げた)


斎藤美奈子

『んっ、ふぅ……!ちょ、マジで……!?』


(呼吸を乱しながら、視線を上げ、自分を吊るし上げているケニスの表情を捉えて生意気に笑う)


斎藤美奈子

『あはっ、あんた……意外と、凄いじゃん!最高っしょ、これ!あたしをこんな風に扱えるの、あんたが初めてかもね!』


(美奈子の肉感的な太腿をさらに強く開き、剥き出しになったそこへ深く顔を埋める。綺麗に処理された秘部に逞しい顔面を押し付け、舌を深く突き立てて、彼女の快楽を強引に引き出した)


(低く唸りながら、さらに速度を上げて舌を動かし、彼女の理性を根こそぎ奪い去ろうとする)


宙に浮いたままの快楽に酔いしれていた美奈子の身体が、ケニスの強靭な腕によって鮮やかに回転させられる。遠心力で視界が揺れ、ふわりと床に降り立ったかと思う間もなく、再びその巨躯に抱き上げられた。


(美奈子も脚を相手の腰に深く絡ませ、絡みつくような体勢で完全に固定する。迷いのない動作で彼女の秘部を自身の先端に合わせると、腰を一度だけ鋭く突き入れた)


ケニス

『……入ッタ、ミナコ、中……アツイ。』


(深く、最奥まで一気に貫いた衝撃に、低く満足げな溜息を漏らす)


(不意に訪れた、身体を突き抜けるような充満感に、大きく目を見開いて喉を鳴らす。あまりの太さと深さに呼吸が止まり、彼の広い肩に指先を強く食い込ませた)


斎藤美奈子

『っ……!ふぁっ、ちょ……!』


(衝撃に震えながらも、すぐに快感に塗りつぶされた顔で、熱っぽく笑う)


斎藤美奈子

『マジで……すごっ。あんた、凄ッすぎでしょ……。あはっ、もう、めちゃくちゃにされちゃいそうじゃん!』


(腰を激しく揺さぶられ、脳内が真っ白に塗りつぶされていく。快楽の波に翻弄されながらも、必死に彼にしがみつき、耳元で熱い吐息を漏らす)


斎藤美奈子

『んっ!ふぁっ……!やば……マジで、止まんないし!』


(絶頂が近づいていることを感じ、自ら腰を激しく突き上げ、彼をさらに深くへと誘う)


斎藤美奈子

『ねぇ……!あんたの、全部……あたしにちょうだいよっ!』



激しい衝撃と共に、二人の身体が同時に痙攣する。白濁した熱い塊が美奈子の最奥に叩きつけられ、彼女は意識が遠のくほどの快感に突き上げられた。静まり返った店内に、激しく乱れた二人の呼吸だけが重なり合い、濃密な余韻が漂う。


(ぐったりとケニスの肩に頭を預け、乱れた髪をそのままに、恍惚とした表情で小さく笑う)


斎藤美奈子

『……ふぅ。マジで、完敗……。あんた、最高にイケてるし』


(まだ身体に心地よい痺れが残っている中、ふと思い出したように彼を見上げる)


斎藤美奈子

『で?……あたしの合格点、出してくれるわけ?』


スマホの着信音が、BARの空気を裂いた。


ケニスは画面に表示された「海道グループ本部」の文字を一瞥し、短く応じる。受話器の向こうから流れてくる冷徹な声を黙って聞き終えると、ゆっくりと端末をポケットへ押し込んだ。


ケニス

『……合格だ』


美奈子は、意味を測るように彼を見つめた。


ケニスは、再び美奈子へ向き直る。その瞳には、さっきまでとは違う、わずかな敬意が宿っていた。


ケニス

『キミの価値、本部にも伝わった』


その一言を待っていたかのように、美奈子の表情がぱっと輝いた。


斎藤美奈子

『あはっ! やっぱりっしょ!』


彼女は満足げに胸を張り、勝ち誇った笑みを浮かべる。そしてケニスの胸板を軽く叩き、自信たっぷりにウインクした。


斎藤美奈子

『あたしのこと、なめすぎなんだよね。で? ここからが本番っしょ? 最高のステージに案内してよ』


店内の隅に設置された監視カメラの赤いランプが、静かに点滅していた。


美奈子の表情、声、姿勢、欲の出方、金への反応。その一つ一つを、海道グループ本部のモニターが冷たく記録している。


海道グループは、彼女をただの派手な女として見ていなかった。


金に反応する嗅覚。

未知の体験を恐れない度胸。

男を相手にしても崩れない精神力。

そして、自分には価値があると信じ切れる危うい自信。


そのすべてが、彼女を次のステージへ押し上げる材料になった。


BARの重厚な空気は、もうただの夜の酒場ではなかった。

美奈子にとってそこは、欲望と金と視線が渦巻く、海道グループへの入口へと変わっていた。





藤野靖子

本作の主人公の女性。

明るく健康的で、周囲を自然に笑顔にするスポーツトレーナー。彼女の日常の中に少しずつ“普通ではない視線”が入り込み始める。

本人はまだ大きな運命の入口に立っている自覚はないが、その無自覚な魅力こそが、物語を大きく動かしていく。


斎藤美奈子

強い身体表現と、挑発的な存在感を持つ女性。

明るく生意気なギャルで、どこか姉御肌。自分の魅力を隠すタイプではなく、むしろ正面から見せつけるような勢いがある。

靖子とは違う方向の“肉体の強さ”と“成り上がる意志”を感じさせる存在として登場する。


ケニス

海道グループのメディア部門の黒人AV男優

寡黙で威圧感があり、相手の価値を冷静に見定める人物。単なる審査役ではなく、相手が海道グループの世界に踏み込める存在かどうかを測る役割を持つ。

美奈子にとっては、ただの出会いでは終わらない、運命の扉を開く男。

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