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『あるマッド魔導具職人の日常 〜死の大陸に核ミサイルを撃ち込んでレベル6311になった件〜』  作者: すわ


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『死の大陸の真実・後編』

あれがターミナルかな?

話しかけてみよう。

「おーいおーい」

【よくいらっしゃ……ジジジ】

「ふむ。ここは結構壊れてるのか?そうなるとまずいな」

「ホログラムが無くても、こっちの話は理解できてるか?何処かの画面にそちらの意見を書いてくれないか?読むから」

【こちら……】

「1つの画面に赤のランプがついて、文字が打たれ始めた」

【よくいらっしゃいました人類の方】

「おう。人類の方だぞ」

『えらくざっくりした説明ですね』

【この施設は〈許可証〉がないと内部には入る事が出来ません】

「お?やっとそれらしい所来たな。重要施設なんだな」

【〈許可証〉をご提示下さい】

「ないな。取り敢えず、アルゼリオと接続しよう。話が進むかもしれん」


ケイは持って来た部品で、アルゼリオと接続した。


「無線なんだな。すごい技術だぞ」

『どれも意味が良く解りません』

「おーい。エセカ。聞こえるか」


【はい。聞こえます】

「結局画面越しなんだな。この施設は名前はあるか?」

【はい。アイギス・コアです】

「こいつが国を守ってるということなのか」

【そうなります。劣勢になってから作られた施設になります】

「ここの担当者は壊れてるのか?ホログラムが出ないだけのようだが」

【一応独立しておりましたが、接続したので1つに統合しました。元々はすべて1つでしたので】

「メインフレームもエセカなのか?」

【そうだと思います。元々独立した利用は想定されていません。統合して利用されておりました】

「そうなのか。ホログラムも治しとこうか?」

【修理道具の場所と、材料、設計図をお送りします】

「えらく情報を伝えてくれるな。隠さないでいいのか?」

【人類が滅びかけてる状況を想定して、セキュリティを落としてあります。もし最後の人類が残っていても、モンスターと戦う為の情報を取り出せなかったら無駄ですから】

「モンスターが知性をもったりはしてなかったのか?」

【それも想定はしておりましたので、人類しか通れない仕組みにはしております】

「さっき〈許可証〉を出せと言われたが?」

【アイギス・コアは特殊な施設であり、特級官以上しか入れない場所になってます】

「どうやったら入れるのだ?特級官になるとか?」

【そうなります】

「見られたら困るものがあるのか?」

【当時の上層部はそう考えていたのでしょう】

「そういえば偽人というのは?」

【戦闘のために作られた人間です。戦闘能力が不足しており、結局戦闘には使われなくなりました】

『ゴーレムと似てますね』

「人に似てる所以外は同じかもな」

「わかった。偽人は残っているのか?」

【これ以上は階級が不足しており、情報が提供出来ません】

『何か利用するのですか?実験とか?』

「どの程度人間かは見てみたいよな」

「階級をあげるには、どうすれば?」

【その権限がメインフレームにしかありません。申し訳ありませんが、メインフレームを修理してもらえないでしょうか?】

「いいぞ。出来るかわからんが、時間をかければ可能だと思う。それより今聞きたいのは、アイギス・コアは敵を集める施設なんだろ?まだ壊れないか?それは知りたい」

【アイギス・コアの状態を確認しております……破損個所は見られず良好です。自己修復機能が働いているようです】

「このホログラムは治らんのか?」

【重要箇所以外は自動修復しません。壊れにくく作ってありましたが、数千年もつようには出来ていなかったようです】

「良く持ったなアルゼリオは」

【運がよかったのでしょう】

「じゃあここを修理したら、メインフレーム行くか。そっちの修理材料も出してくれ」

【了解いたしました】



「地図によるとこの辺だな」

『あそこに建物が見えます』

「ふむ。敵はいなそうだな。入るか」


「む?ここはバリアがないぞ。危険だ。アル気を付けろ」

『警戒態勢を続けます』

「メインフレームの場所は……あっちか」

『この大きな機械ですかね?』

「そうみたいだ。設計図をみながらだから時間かかりそうだな。アル電気付けてくれ。良く見えん」

『電気を付けます』

「よーし。設計図を確認する」


しばらくして……


「もう夜だな。完全に暗くなってしまった」

『電気をいくつか出します』

「ありがとう。電気も修理しないといけない。1日では無理だ」

『テントキットを設置します』

「アル手伝うよ」


数日後~


ガチン!ウィーン

「あーやっと電気も付く。電源も動いてる。あとはメインフレームの修理の続きだ」

『同時にやっていたんですか?』

「そうだ。いくつか直してもなかなか動かないから、電気先に直したんだよ。暗いだろ?」

『たしかにそうですね』

「部品多いな。しかしエセカの持ってこさせた箱すごいわ。なんでも入ってる」

『どうやって部品渡したんでしょう?残ってたんでしょうか?』

「作れるのかもしれないな。必要なだけ」

『とんでもない技術ですよね』

「とんでもないよ。こんな技術見たこともない」

『直せるんですね』

「気合だよ気合」

『気合ねぇ』


………


「どうだ?動いたか?」

【メインフレーム起動しました……】

「エセカ聞こえるか?」

【聞こえます】

「アルゼリオと接続されたか?」

【接続されました】

「階級を上げてくれ」

【いままでの功績で階級を特級に変更します。お名前をお願いします】

「ケイだ」

【ケイ特級官。ご指示を】

「今の状況を報告せよ」

【アルカディア・セクター正常 アイギス・コア正常 アルゼリオ正常 アレス・セクター反応なし アーク・ドーム反応なし 】

「ここがアルカディア・セクターか?」

【はい。この施設の名称はアルカディア・セクターです】

『やけに「ア」で始まる施設が多いですね?』

「好きだったんじゃない?アで始まる言葉が」

【アで始まる国が多かったためです。元々いくつかの国の連合体だったのです】

「ふーん。後は直すのは今度にしよう。いくら時間があっても足らん」

『そろそろお店も見に帰らないと』

「エセカ。また来るから、何かあった時連絡する方法はないか?」

【受信機と中継器があれば、ある程度何処へでも連絡可能です】

「大陸外でもか?」

【範囲は中継器で伸ばすことは可能です】

「いくつもあるか?」

【ケイ様のお店までどのくらいの距離がありますか?】

「200ルーンくらいかな?ルーンという単位で解るか?」

【解ります。その程度ならギリギリ届きます。外に置く必要はありますが】

「海の上に置く必要があるかと思ったが。いらないのか。すごいな」

【では設置はお願いいたします】

「オッケー。受信機もあるか?」

【あります。お受け取りください。そちらからの送信も可能です。説明書もあります】

「この受け取り箱便利すぎるだろ」

「それじゃまたな」

【はい。お待ちしております】


『不思議な場所ですね』

「どうなってんだ?こんな技術があったのに、今住んでる国にはまったくないんだが」

『ご主人様が理解出来てるのも意味がわかりませんけど』

「ふっ。天才だからな」

『はいはい』

「つめてーなアルちゃん」


色々な謎を残して、死の大陸を後にするのだった

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