表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『あるマッド魔導具職人の日常 〜死の大陸に核ミサイルを撃ち込んでレベル6311になった件〜』  作者: すわ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
6/8

『アフロカッパ魔導具師 真面目に働く?』

目を擦りながらケイが起きて来た。


『え?ご主人様。頭が何か別の生物になってますよ』

「アフロのまま伸ばしたからかな?」

『そういうレベルではありません。しかも頭から足が2本生えてますよ』

「カッコいいか?」

『いやいや。足が生えてますから、誰か食べたのでは?』

「シャチョー……タスケテ……」

『トト?トトが食べられてます』

「なんで入ったんだろ?取り出してあげて」

『ウィーン!バリバリバリバリ!』

「無言でバリバリしないで!怖いから!あと、ハゲにしないで!」

『カッパですよ』

「カッパもダメ!」

「こんにちは!ケイ殿!いらっしゃいますか?」

「お!バルトさん。久しぶり!」

「散髪ですか?異様な髪型ですね?」

『人食いカッパです』

「え?人食い?」


ドサッ!


「ギャー!!」バルトが叫ぶ


「シャチョー……助かりました」


「アル。俺の頭は無事か?」

『カッコよくなりましたよ』

「全然安心できないんだよなぁ」

「愉快な髪型ですな!」

「シャチョー。昨日の髪型に戻ってますよ」

「はぁ。とりあえず話を聞きましょう。今日はどうしました?バルトさん」


…………


「街灯?領都に設置するんですか?」

「ええ。今も領主の館には設置してますが、使い勝手が悪くてですね」

「あのデカい箱に魔鉱石をいれるタイプでしょう?警備もいるし面倒そうですよね」

「そうなんですよ。領主のギルバート様が、最近ケイ殿の事を気にされててな。《直接依頼してみたらどうか?》とおっしゃったのだ」

「そうだな。街が明るくなるのはうれしいね。考えてみますよ。予算はどんなもんです?」

「そうですな。この程度の予算で……」


『珍しくご主人様が真面目に仕事してますね』

「シャチョーはいつも真面目です」

『頭はふざけたままですけど』



「それでは、この内容で承りました」

「では、よろしくお願いします」


「と言う事で、仕事の話は終わりですが、ヤキューの事で相談が」

「そういや、バルトさん最近野球してるんですか?」

「してるどころか、周りを誘ってヤキュー同好会になってます」

「すごいなあ。道具足りてます?相談はそれですか?」

「そうそう!さすがケイ殿!道具も頼もうかと思ってました!今回はそれと、練習会もお願いしようと思いましてな!」

「あー。バルトさんとトトとやった様なやつを、同好会のみんなとやるんですか?」

「はい!話が早いですね。後、人数が9人必要と言ってましたよね?一度試合と言うのもやりたいのです」

「確かに。人が少ないからキャッチボールとかしか出来なかったですからね」

「街の人でも誘って数合わせしますか?臨時で試合用に」

「是非やりたいですな!」


数日後


「カントク!よろしくお願いします!」

「よろしくお願いします!」


ケイが港で漁が休みの人達を誘って来た。

魚が取れない時期なのか、結構な数が集まった。


「よーし!まずはキャッチボールからだ!」

「はい!カントク!」


ノック練習


「行くぞ!バルト!」「お願いします!」


カキン!……バシッ!


「次トト!」「お願いします!」


カキン!……バシッ!


『また熱血監督モードになってますね』


………


一同:「ありがとうございました!」


「よし!解散!」



またみんなでゴライアス食堂に向かう


「みんな楽しんでましたね」

「いやぁ面白かったです!」

「シャチョー。ヤキュー楽しいです」

「この調子で練習すれば、試合も、もっと面白くなっていくでしょう」

「コウシエン目指しましょう」

「そうですなぁ……」

バルトは目をつぶって、コウシエンを思い描いている


『コウシエンないですから、作るところからですね』

「野球人口増えれば、作る価値出てくるだろうな」


『バルトさん何をしに来たか覚えてます?』

「覚えてるさ。街灯を注文に来たんだろ?試作品作ったぞ」

「さすが仕事早いですな」

「当然ですよ!」

「よろしく頼みますよ」

『いつもそうだといいんですけど……』



『この感じだと、カッパの監督として有名になるでしょうね』

「そうだった!頭カッパのままなのか?」

『はい。熱血アフロカッパ監督でした』

「ヤバいやつだろ」

『カッコよかったですよ』

「……ならいいか」

『はい』


「シャチョー、新しい魚料理が出てますよ!」

「お?食べてみるしかないな!それは!」

「みんな好きなの食べろー!俺のおごりだー!」


「ゴチになります!カッパのカントク!」


「ぶっ!誰だ!みんなにカッパを教えたのは!」

「シャチョーはカッパじゃないです!カッパは頭が光ってます!」

「いや、光ってなくてもカッパなんだが……」

『まぁいいじゃないですか。カッパでもご主人様なんですから』

「ううう。アルありがとう」

「でもシャチョーをカッパにしたのは、アルさんでは?」

「ほほぉ。この髪型は【カッパ】というのですな!」

「いや、バルトさん他で使う事ないと思いますよ」

「はっはっは!私もそうなるかもしれませんからな!」

「確かに!はっはっは!」

『確かに!じゃないでしょ!バルトさんも怒ってください!』


「ところでトト、なんで俺の頭に刺さってたんだ?」

「なんか朝2階のベランダ掃除してたんですけど、何かが下から飛び出してたんで、何だろうと思って見に行ったんです。そしたら、シャチョーの頭が寝ぐせですごい形になってて、すごい形だなって見てたら、足を滑らせて髪の中に落ちたんですよ」

「そんな馬鹿なことある?」

「はい。だからシャチョーは命の恩人です」

「そんな大層なもんでもないような……」

『色々とんでもないですね。全部切りましょう。バリバリバリ』

「ハゲはやめて!」


それからというもの、ケイはみんなから「カッパ」「鳥の巣」「キノコ」「ハゲ」など

様々な2つ名を付けられるのだった。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ