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『あるマッド魔導具職人の日常 〜死の大陸に核ミサイルを撃ち込んでレベル6311になった件〜』  作者: すわ


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『カッパ現る!?ケイ魔導具店!』

「かき氷食いてーなー」

『暑いですからねー』

「よーし。いつでもかき氷食べれる様に、冷凍庫作るか」

『冷蔵庫とは、違うんですか?』

「もっと冷たくなるやつだな」

『全部凍ってしまうんですか?』

「そうだ。その方が、食べ物が長持ちする」

『それは便利かもしれませんね。魚とか長持ちしたら漁師さんも助かるのでは?』

「確かに。この街にも需要あるな。アルは賢いな」

『褒めても何も出ませんよ』


しばらくして……


「よーし完成だ。あれ?トトは?」

『今日はゴライアス食堂の手伝いに行ってますよ。ご主人様が行かせたんでしょ?美味い飯が家でも食べたいとか言って』

「あー今日だったか。そっかそっか。楽しみだな」

『そんなすぐ上手くはならないでしょうけど』


「まあ見てくれ。この冷凍庫。凄い速さで大量の氷が出来る優れものだ。魔導学と物理学を融合させた最高傑作で……」

『はいはい。凄いです。早く動かしてみてくださいよ』

「お、おう。スイッチオン!」


ブォーン!機械音と共に冷凍庫が動き出す。


『水は入れてあるんですか?』

「良い所に気がついた。水もスイッチ一つで補充されるんだぞ。大量の氷もすぐ作れる」

『何か気温まで下がってませんか?』

「流石にそんなはずは…?寒くなってるな?何処か間違えたかな?」

『温度計が凄い勢いで下がってますよ。もう3℃です』

「むむむ?不味いな。何処まで冷えてる?」

『庭の水が凍ってきましたね。冬です』

「いかん。スイッチオフ!お、オフ!……スイッチがオフにならん!」

『不味いですよ。街が冷えてきてますよ。どんどん景色が白っぽくなってきました』

「やばい。一旦この建物だけ切り離そう。結界オン!」

『切り離しは成功した様ですね。景色が戻っていってます。街の人驚いたでしょうね。突然冬になったり夏になったり』

「足元が凍ってきたぞ。仕方ない。温めよう。コンロをつけまくれ」

『はぁ。ハイハイ』


アルが大量のコンロを持って来た。


「よーしこれをつけまくる!」

『火事起こさないで下さいよ』

「ここは燃えにくい処理されてるから、燃える事はないと思うぞ」

『ご主人様…服燃えてません?熱くないんですか?』

「え?ほんとだ!でも熱くもないな」

『人間辞めてますね』

「レベルの力か……」

『でも髪は燃えるんですね?』

「うお?髪が燃えてるだと?ま、マジだ!ヤバい!」

『痛くないなら良いんでは?』

「ハゲになるだろ!ハゲに!」

『カッコいいかもしれませんよ?』

「アル早く消してくれ!水、水!」

『はいはい。消火します』バシャバシャ。


「ふう。危なかった」

『なんかチリチリになってますね』

「アフロヘアになってしまったな」

『全部切りましょうか?』

「いや、無いよりはマシだろう」


『ご主人様が遊んでる間に、暗くなって来ましたよ。電気もつかないですけど?』

「熱で電気おかしくなったか?真っ暗になりそうだな」

『トト帰って来たら驚くのでは?色んな意味で』

「確かに。暗いと困るな…あ。あれ使ってみるか」


「えーっと。これこれ。これ付けたら明るくなってないか?蛍光で光る腕輪。使い所なくてボツにしてたんだが、明るさMAXならどうだろ?」

『何処も光って…あ。光ってます。頭が。よく見える様にします。バリバリバリ…』

「え?え?アルちゃんバリカン使ってる?大丈夫?おかしくなってない?」

『ちゃんと明るくなりましたよ。頭のテッペンだけ蛍光してます』

「カッパやないか!アフロのカッパやないか!」

『何か喋り方おかしくないですか?』

「おかしくもなるだろ!カッパだぞ!」

『カッコ良いですよ』

「そ、そうか?」

『はい』

「カッパになっても俺のカッコ良さは隠せないのな」


その時、丁度食堂からトトが帰ってきた。

「シャチョー、ただいま帰りました!」

「おう!おかえり!」

「ヒッ!ばけもの!ばけものがいるー!助けてー!」

「バケモノ?!何処だ何処だ!」

『ご主人様の事では?』

「え?アルちゃんカッコ良いって…」

『カッコ良いですよ。私は。でもトトにはわからないのでは?その良さが』

「それはあり得る。おーいトトー待ってくれー俺だー」

「バケモノー!助けてシャチョー!」

「社長は俺だー!落ち着けトトー!」


『あのまま外を走って大丈夫なんでしょうか?』


今日もケイ魔導具店は平和だった……?

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