『アークライト帝国復興!』
「セレス」
「はい?ケイ様」
「セレスの国さ。復興しよう」
「え?いいのですか?」
「いいよ。それがいいかもしれない。色々考えたんだが」
「あなた様……」
「まぁ夫だしな」
セレスティアは泣いている。諦めていたとはいえ、復興出来るとなれば嬉しいようだ。
「よし。そうと決まればすることがある」
セレスティアは涙をぬぐい、答える
「何から始めるのです?」
「まずは人員だ。落ちぶれた貴族をどんどん呼んで、いいやつを探そう。出来れば使用人なんかもまだすぐ呼べて、まとめて雇えるやつ」
「それはいるかもしれませんね。いつでも没落する危険はあるものです」
「今いる貴族引き抜くと、国と争う事になって面倒だ」
「確かに。ケイ様なら滅ぼしてしまう可能性ありますからね」
「そんな事は望んでないからな」
文化的にも、こちらの国は滅びる可能性が高い。
一旦全部作り直す必要があるが、それは無理やりやらないと難しい
それなら1から作った方が早い
使える伝手は何でも使おう。フェルを呼んで手伝ってもらおう。
「フェルを呼ぶ。それで元貴族を探してもらうよ」
「商人の方でしたっけ?」
「そうそう。情報が早いからな。商人は」
フェルにはすぐ連絡がついた。
没落貴族を探してくれと頼んだら、意味が良く分かってないようだったが、引き受けてくれた。
「よし。俺たちは死の大陸に行くぞ」
「はい」『はい』
最近は色んな事業をするのに、ゴライアスの伝手で人をたくさん雇っている。
店もトトとそいつらに任せておけば、ある程度問題なく回るようになってる。
「よーしついた。まずは地質調査だ」
『地質調査ですか?』
「それはなぜ?」
「国を作るってことは、農業をするからな。このマナの多い土地で栽培出来るものがあるか。ないのであれば、マナを除去する方法を考えないとな」
『よく考えているんですね』
「さすがケイ様です」
両方の可能性を探る為、一旦結界で大きな範囲を囲い、敵が入ってこないようにする
『相変わらず、大変な事を簡単にやりますね』
「天才です」
「次はエセカと話そう」
アルカディア・セクターへ移動する
「ようエセカ元気だったか?」
「ご心配ありがとうございます王配様。問題なく機能しております」
「今日はこの大陸で農業をする方法について相談だ」
「農業ですか?ここで栽培して販売でもされるのですか?」
「国を復興するのだ」
「え?それはすばらしい決断です!セレスティア様が残った甲斐があったというものです」
「本当です。これから名実ともに我がアークライト帝国が復活するという事です」
「皇帝・皇配陛下。おめでとうございます」
「これからは死の大陸の名称をアークライト大陸に変更いたします。それに伴い、ケイ様の登録も皇配に変更いたします」
「それはいいかもな。国も1つしかないし」
「はい。今の所、他に国家は存在しません」
これからの計画についてエセカとも相談する。
元貴族を説得し、アークライト帝国に所属することになった貴族を連れてくる。
国民を募集し連れてくる。農業を開始する。
ある程度の人口になったら、アークライト帝国復活の宣言をして、元の国と国交を開く。
この流れで行こう。
「アル。俺の住んでる国の名前なんだったっけ?」
『そうとうヤバイでしょう?自分の国の国名忘れるとか。「エデンガルド王国」でしょう』
「そうそう。そんな名前だったわ。だって、1か国しかないからさ。いちいち名乗らないのよ。【我が国】といえば、エデンガルドのことだから」
『まぁ統一国家1つしかないですからね』
「そう。平和だからいいけどな」
「エデンガルド貴族だったプライドがあれば、断るだろう。気にしない元貴族探さないとなぁ」
『いますかね?』
「いるだろ?どうせ落ちぶれてるんだから。心機一転新しい国家で成り上がるぞってやつも」
『2つの国家が出てくるのも久しぶりですね。荒れなければいいですが』
「荒れてる場合ではなかろう。モンスターに滅ぼされるぞ」
「取り敢えず、食い詰めた国民と奴隷を大量に買おう」
『大胆ですね』
「頭数がいるんだよ。とりあえずな」
「面白かったら★やブックマークで応援お願いします!」




