『スーパーハリネズミ君改め「グロボール」』
「お?バルトさんどうなりました?」
「ギルバート様は取り敢えずいくつか試作品を借りてくるよう言われましたよ」
「差し上げますよ。使ってみないと良さがわからないでしょう」
ケイはボールを見せる。
「これは……?」
「今から使ってみせますね」
遠くにモンスター部屋を作ってある。
ケイはモンスターをズリズリ引きずって戻ってくる
「あわわ。モンスターですか?大丈夫ですか?」
「はい。魔導具で縛ってありますから、逃げることは出来ません」
「すごいですね。それは売ってもらえませんか?」
「確かに。これも敵を動けなくすることは出来ますが、倒すとなると時間かかります。しかも、使い捨てですよ」
「そうなんですか。ずっと使えたら便利ですが」
「うーん。そうなると大きくなりますね。モンスター捕縛機。という感じになると思います」
「ふむふむ」
「悪用出来るんで、取り扱い注意ですよ。モンスター持って行って放てますからね」
「そ、そうですね。危険ですが、軍が利用するのにはいいかもしれません」
「今日はこれがメインではないので、倒すボールを見てください」
「はい。よろしくお願いします。」
ケイは、少し離れた所にモンスターを置いて離れた。
「振りかぶってー、投げる」
綺麗なフォームでボールを投げる。当然力は抑えてある。全力では敵が爆散する。
「ドカッ!ピタッ!」
体に当たったらくっつく。
「ジャキンジャキン!ジャキンジャキン!ジャキンジャキン!」
敵が串刺しになり続ける。しばらくすると、息絶えたようだ。
「これで終わりです。簡単でしょう?」
「簡単ですな。ただ、絵面がすごいですな。なんともはや」
バルトは敵が串刺しになってるからか、冷や汗をかいている。
「うーん。お気に召さないですか?私は面白いんですが」
『やっぱりご主人様の感性おかしいんですって』
いつの間にやら横に立ってたアルがツっこむ。
「そうかなアル?電気でビリビリするようなのがいいかな?死ぬほどだとすごい電圧いるけど」
『物理攻撃でないと、その攻撃に耐性あると効果低いんですよね?』
「そうなんだよな。困ったな」
『ご主人様の指つぶした方法はどうです?』
「え?トラウマなんだが、あれ使うの?」
『はい。効くんでは?』
「……やってみるか」
バルトを差し置き、二人で違う方法を考えている。
「いえいえ。それでも問題ないと思いますぞ」
「もっといい方法があるかもしれません。次をちょっと見てください」
今も付けてる「脱力の指輪」の指輪部分に使っているシステムを利用して、
捕縛に使用しているリングを小さくしてみる
「これでよし。大した改造はしてない。スイッチオン!」
「ゴキバキグシャ!」「ギャオーン!」
『これは提案してて悪いですが、負けず劣らずグロいですね』
モンスターの腰のあたりが、小指くらいの大きさになっている
「うーん痛そう。ただ、腰がぶっ壊れたくらいでは、襲ってくるだろう」
モンスターは、腕の力だけで向かってくる!
「だめか」「グシャ!」
ケイは無表情で頭を踏みつぶる
「ケイ殿……お強いのですな」
「魔道具師の嗜みです」
『そんなこと嗜む魔導具師が他にいますか』
「知らんけどな」
色々考えたが、やっぱりグロボールに決定した。
「このグロボールいくつか頂けますか?使用させてみます」
『グロボールで確定してしまったのですね』
「お、俺のスーパーハリネズミ君が…」
結局、スーパーハリネズミ君改め、「グロボール」が採用されたのだった。
「スーパーハリネズミ君なのだ!」
『ご主人様。あきらめてください』
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