『野球の申し子ゴコシ』
7/6 第1話 一部変更しました。
「最近よく来ますね?」
「ほっほっほ。ケイの店は面白いものが多いからな!」
最近あやしいおじさん「ロブさん」がよく来る。
「でもさぁロブさん。結構家電買って帰ってるけど置くとこあるの?」
「大丈夫。使ってない部屋もあるから問題ないぞ!」
「それならいいんだけどさ」
結構いろんなものを買って帰ってる。
ほとんどの家電そろってるんじゃないか?
「新しい商品はないかな?試作品でもいいぞ?」
「試作品を買って帰らないでよ……」
「ほっほっほ!みんなに自慢するのじゃ!」
「こらこら……」
『ご主人様が振り回されてる……』
「ふむ。そうだ。これから野球の練習なんですよ。見ていきますか?」
「ヤキュー?なんか聞いたことあるな。ボールを投げ合うようなやつか?」
「そうそう。それも野球の一部ですけど、実際はボールを投げて、棒で打ち返す遊びです」
「そうなのか?難しそうだな」
「難しいんですけど、面白いんですよ」
「気になるな!見せてもらおう!」
練習場に移動すると、港野球チームとヴァルカナスウォリアーズが練習をしている。
「あ!カントク!お疲れ様です!」
「「「お疲れ様です!」」」
最近チーム名を決めよう!ということになって、ヴァルカナスはウォリアーズになった。
港野球チームも名前募集中なのだ。
港という名前なのは、そもそも港だから「西のミナト」とみんな呼んでいて正式名称がないらしい。いっそ港町ウエストポートでいいんじゃないか?と思っている。
「よし。今日は試合形式でやってみよう」
「「「はい!」」」
今日は練習試合なのだが、それは置いといて、ヴァルカナスウォリアーズにやばい奴がいる
「ゴコシ」という名前の男なのだが、投球が異常だ。
ピッチングマシンで、カーブが下から上がってくるの見て、本当に下から上がるカーブを投げれるようになったバケモノだ。
どうやってるのだ?見てもわからない。魔法でもないから意味がわからない。
この世界にはまだわからないことが多い。
「カントク!」
「なんだ?バルト」
「カントクはどちらのカントクをするのですかな?」
「俺は港野球チームのカントクをする。ヴァルカナスはバルトがしてくれ」
「了解しました!」
後ろからロブさんが出てくる
それを見たバルトが硬直する
「わしは家電好きなロブじゃ。今日は見学させてもらうことになった。よろしく頼む」
「か……家電好きなロブさんですね……初めまして」
バルトが引きつりながら挨拶をする
「バルトさんじゃったか。よろしく」
「は。はひ」
『やっぱりやばい人でしたね。ご主人様』
アルが耳元でコソコソ話す
「そうみたい……だな。アル」
ケイも返す。
「よし!プレイボール!」
試合開始の合図
港野球チームはピッチャートト
ヴァルカナスウォリアーズは天才ゴコシ
トトも練習熱心なんで、結構速い球投げてる。
野球レベルがまだ低いので、三振を積み重ねていく
ただ、ゴコシ。あいつはダメだ。打てるわけない球投げてる。
あいつ転生前の世界でも投げてない球普通に投げるんだぞ?
カーブって下から上がってこないし、フォークも直角に曲がらないだろ?
ゴコシのは曲がる。絶対打てない。俺も打てない。あいつ試合に出したらダメだろ。
今日の試合は9回まではせずに短めに終了
「よーしお疲れ!今日はよく頑張った!軽く走って終わりだ!」
「「「はい!カントク!」」」
トトは数回打たれたが、完封 やるじゃん?
ゴコシはかすらせもせず、完全試合 どうなってんだ?
「感動した!」
「おわっ!びっくりした。ロブさん急にどうしたの?」
「ヤキューとはこんなに面白いものなのか!」
「おおー。気に入ってくれたならうれしいよ。今度ロブさんも一緒にやろう」
「絶対やるぞ!」
「今度道具準備しときますよ。今日はキャッチボールでもやっていっては?」
「うむ!バルト殿!キャッチボールしよう!教えてくれ!」
「は!ただいま!」
バルトさんがぶっ飛んでくる。よほどすごい人なんだろうな……
知らないふりしとこう……
それはそうと、俺はゴコシを呼ぶ
「おい!ゴコシ!」
「はい!カントクなんでしょう?」
「お前のボールどうなってる?」
「はい!前に見せていただいた通りに投げてます!」
「見て投げれる球じゃなかっただろ?」
「自分気合いだけは自信あります!」
「いやいや、野球に自信もっていいよ。天才だわ」
「いえ!自分はもっと精進して、満足いく球。投げたいっス!」
「あれで満足してねーのか!?何処目指してる?」
「絶対打てない球を投げたいっス!」
「だからすでに誰も打ててないだるぉぉ?」
「投げたらもうキャッチャーミットに収まってるような球とか」
「それは消える魔球だな。危険だぞ」
「後ろに投げたのに、キャッチャーミットに収まってるとか」
「それはルール的にどうなんだ?」
「キャッチしたら、キャッチャーが飛んでいくとか」
「可哀そうだからやめろよ……」
「絶対やり遂げてみせます!」
「お前マジでやり遂げそうだから怖いわ」
『ご主人様が引き止める側なの珍しいですね』
「いや、止めるだろ。ゴコシ。普通にやってやれ普通に。時代がお前に追いついてねぇ」
「とにかく自分が満足いく球投げて、カントクにお見せします!」
「お、おう。もう何も言えねぇ」
天才ゴコシがこれからどう成長していくのか?世界はゴコシに追いつくのか?
それはまだ誰にもわからないのだった……
「面白かったら★やブックマークで応援お願いします!」




