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『あるマッド魔導具職人の日常 〜死の大陸に核ミサイルを撃ち込んでレベル6311になった件〜』  作者: すわ


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『ヴァルカナス花火大会!』

7/6 第1話 一部変更しました。

今日はギルバートとの打ち合わせの日


「ケイ殿をお連れしました」

「うむ。入れ」

「失礼します」

「来てくれたな!ケイ!」

「はい。ギルバート様ご機嫌麗しゅう」

「さっそく花火じゃ。あれはすごいものだな!すごいが、うちのものでも使えるようには出来んか?」

「出来ますよ。ただ操作するための魔導具がまた必要になります。大掛かりになるんです」

「では今回はケイに頼んでいいか?」

「はい。お任せください。必ずや素晴らしいものにしましょう」

「よろしく頼む!あ、アルだったか?そちらの」

『はい。アルにございます』

「そなたのファンが多くてな。今回はアルの花火も頼めんか?」

『え?私ですか?』

「可愛いでしょう?」

「うむ。可愛い」

『もったいないお言葉』

「では準備いたします」

『はあ。ご希望であらば』

「よし!あとは……」


ギルバートの希望を色々聞きつつ、花火の構想が決まっていった。


『ご主人様。花火は出来てきたんですか?』

「ああ。だが、目玉のギルバート様とアルの花火がまだな」

『なぜ?顔がドカーンと出るやつでいいのでは?』

「それだけじゃなー」

『いらんことして、絶対大変になるやつでしょ。やめてくださいよ』

「今夜小さいテストをしてみよう。あまり大きいとネタバレしてしまうからな」


夜になって……



「よし。周りに結界を張ったぞ。これで試せるな!」

『はい。お願いします』

「スタート!」


ヒューーーーーーパッ!


空に巨大な舞台が!


『どうなってます?すごいんですけど』

「ふふふ。始まるぞ!」

『始まるぞ?』



右の方から、何故かアイドルの恰好をしたギルバートがやってきた!

立派な髭に、ミニスカから見えるすね毛。フリフリのコスチューム。


「いっくよー!ワン!ツー!スリー!フォー!」


軽快な音楽とともに、ギルバートの渋い声で、アイドルのパフォーマンスが始まった。


『意味が分からない。技術の意味も、このパフォーマンスの意味も。花火って音も出ます?映像も鮮明すぎる。すね毛がはっきり見えてます』


「別の技術で空に響かせてる。映像は頑張った」

『頑張ったって……もっと他の事に頑張れたでしょ……』


「恋のま・ほ・う・をかけちゃうぞ~♪」(手ではぁと)


『死刑になりますよ。割と本気で』

「そうかな?可愛いけどな?」

『もし本当に可愛かったとしても、死刑です』

「世知辛い世の中だな」

『世知辛くない世の中でも死刑ですよ……』


全力でパフォーマンスするギルバート。


「みんなー!ありがとー!」


手を振りながら去っていく


『馬鹿でしょう?』

「え?天才だろ?」

『天才的馬鹿です』

「褒めないでくれよ」

『褒めてないでしょう』

「うーん。いい出来じゃないか?」

『絶対にやめなさい!』

「えー?」


アルを見ると、見たことない顔でケイを睨んでいる


「はい。やめます。違うの考えます!」

『よろしい』


結局、ギルバートに領民への挨拶をしてもらうことに。

一度話してもらったものを、高速で花火として作るという離れ業をやってのけた


「あー大変だった」

『あんな変なもの作るからでしょう』

「面白くないんで熱意がわかん」

『こらこら。聞こえてたら怒られますよ』


ケイも出店を出しており、トトが「アンパン坊やパン」を売っている

北の村の話もこちらに広まっており、売り上げは上々だ


「アンパン坊やパンください!」

「はい!どうぞ!」

「アンパン坊やのお面ください!」

「はい!どうぞ!」


トトは忙しそうにしている。人手が足りないんで、野球チームの仲間も手伝っている


「トト!店頼んだぞ!俺は花火打ち上げてくる!」

「シャチョー!いってらっしゃい!」


花火が開始。みんな食べ物を食べたり、座って眺めたり、色々楽しんでいる


ヒューーーーーードーーーーーン!

ヒューーーーーードーーーーーン!


夜空に大輪の花を咲かせる


『綺麗ですね』

「みんな楽しんでるな」

『この後ギルバート様のお話挟むんですか?』

「その予定だな」


ヒューーーーーーパッ!


夜空に大画面が登場。ギルバートの挨拶が始まる


『またアイドル姿で出さないか、ひやひやしましたよ』

「さすがにやめたよ。アルが怒ってたから」

『そりゃ怒るでしょう』


しばらくまた普通の花火を挟み、ギルバートの巨大な顔の花火が


ヒューーーーーードーーーーーン!


『まぁ。これはいいでしょう』

「これはいいんだな」

『逆に怖いですよ。何がダメかわからなすぎです』


ヒューーーーーードーーーーーン!

ヒューーーーーードーーーーーン!


『そろそろ終わりですか』

「そうだな」


ヒューーーーーーパッ!


『ん?』

「最後だな」


また大画面が夜空に現れる

横から、アイドル姿のアルが……


『もしや……』

「ふふふ……」


「みんなー!いっくよー!ワン!ツー!スリー!フォー!」


『あ、あ、あ』


「恋のま・ほ・う・をかけちゃうぞ~♪」(手ではぁと)


「「「アルちゃーーーーーーーん!」」」


「ファンも見てるな」

『な、なんてことを……』


アルのワンマンライブにファンも大興奮だ!


『終わった……終わってしまった……』

「いやいや。始まっただろ。むしろ」

『イヤダー!』



花火大会も終了。ギルバートの元に報告に。


「ギルバート様。つつがなく終了致しました」

『全然つつがなくないんですが……』

「すばらしかったな!特にアルちゃんのパフォーマンス最高だったな!」

『ギ、ギルバート様まで……』

「今度は本人のライブをやってやりますよ!」

『やりません!』

「うむ!期待してるぞ!」

『あわわ。なんてことに……』


アイドル活動未経験のまま、アイドルになってしまったアル

これからどうなってしまうのか?


『忘れ去られたい……今すぐに……』

「ははは。可愛いから仕方ないな」

『仕方ないで済ませないでくださいよ……』


一人?を除いて大成功の花火大会なのであった……


『はぁ……ご主人様。恨みますよ』




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