無能王女は隣国で英雄王子の「お守り」婚約者として幸せになる～最強王子を癒やせるのは私だけだそうです～

魔法が使えない「無能王女」の私、廃れてしまった精霊術で魔法が効かない英雄王子の「お守り」になります！

シランドル王国第一王女のレリアは、魔法が使えない「無能王女」。
使えるのは廃れてしまった魔族によく効く精霊術のみ。
婚約破棄され、異母妹に蔑まれ、離宮に引きこもりひっそり暮らす日々。
そんなある日、敬愛する兄の命で隣国アブストラートの王子エドガルドの婚約者になることに。

魔族の血を引く人間が住む国アブストラートの中でも、エドガルドは魔族の血が濃く「黒い悪魔」と恐れられる最強の魔法騎士。
通常の魔法が効かないエドガルドだけれど、レリアの精霊術なら唯一彼を癒やすことができるのだという。

アブストラートの王太子争いが落ち着くまでの「お守り」として、エドガルドのそばにいるために結ばれた期間限定の婚約。
けれどエドガルドは最初からレリアを逃す気はなくて――。

母の死後、立場の悪くなった王女（ブラコン気味）が、隣国で幸せを見つけるお話

全38話完結です