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追放刻印の薬師娘 ~皇女様、その病は私にしか治せませんが、近づけないので無理です~

最新エピソード掲載日:2026/06/26
薬師の名門・アルヴェイン家に生まれた少女、リリア・アルヴェイン。

彼女は母から受け継いだ知識と、自ら積み重ねてきた努力で、
貴族も平民も分け隔てなく救う“王都一やさしい薬師娘”として人々に慕われていた。
金のない者からは代金を取らず、孤児たちのもとへ薬を届け、
目の前で苦しむ誰かを見過ごせない――そんな少女だった。

だがある日、王城で起きた事件をきっかけに、
リリアは身に覚えのない罪を着せられてしまう。

公開の場で下されたのは、名誉を奪うだけでは終わらない残酷な罰。
それは、第一皇女セレフィナ・ルミエールの半径百キロ以内に近づくことすら許されない
古代の呪い《追放刻印》だった。

すべてを失い、辺境へ追われたリリア。
それでも彼女は立ち止まらない。
行き場のない人々と出会い、小さな村を救い、傷ついた者たちの痛みに寄り添いながら、
新しい居場所を少しずつ築いていく。

一方、王都では“誰にも治せない病”が静かに広がり始めていた。
そして、その病に倒れたのは――かつてリリアを追放した張本人である第一皇女セレフィナ。

救える方法は、ただひとつ。
けれど、その治療に必要なのは、
百キロ以内に近づけば激痛に襲われる、追放された薬師の娘の力だった。

近づけないのに、助けなければならない。
憎んでいてもおかしくないのに、見捨てることはできない。
誇りを捨てられない皇女と、誰かを救うことをやめられない薬師娘。

これは、
追放された少女が遠く離れた場所から皇女を救い、
やがて王国を蝕む陰謀と“百キロの呪い”の真実に辿り着いていく物語。

赦せないはずだった相手と、もう一度向き合うために。
奪われた居場所を、自分の手で取り戻すために。

少女たちの選択が、やがて国そのものの運命を変えていく。
追放から始まる、医療×陰謀×再生の長編ファンタジー。
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