ウンディーネ幻想――これは破滅の恋の物語、けれど美しい
水妖記を読み返そう。
そう思ったんだけど、
アーサー・ラッカムの絵の入った、
あの美しい本は一体どこいったか。
探したけどみつからない。
なのでこれから語るのは、
記憶とイメージにある、
私の中のウンディーネ。
「ひきこまれるわよ、気をつけなさい。その川はずるいわ」
「騎士フルトブラントが魔の森から帰って来た、
あの無慈悲で残忍な男が……。
しかも、このうえなく美しい花をつれて」
「この清楚で可憐な魔物になら、食い殺されて本望だろう」
「我に従がえ。我とともに滅べ」
「あの人を涙で殺しました」
※これは破滅の恋の物語、けれど美しい。
魂なき水の娘ウンディーネ、人間と結ばれることにより魂が得られる。
フルトブラント、無慈悲なる騎士。
リングシュテッテン城の主。
黒茨騎士団長、破滅型の悪党っぽいお方。
そう思ったんだけど、
アーサー・ラッカムの絵の入った、
あの美しい本は一体どこいったか。
探したけどみつからない。
なのでこれから語るのは、
記憶とイメージにある、
私の中のウンディーネ。
「ひきこまれるわよ、気をつけなさい。その川はずるいわ」
「騎士フルトブラントが魔の森から帰って来た、
あの無慈悲で残忍な男が……。
しかも、このうえなく美しい花をつれて」
「この清楚で可憐な魔物になら、食い殺されて本望だろう」
「我に従がえ。我とともに滅べ」
「あの人を涙で殺しました」
※これは破滅の恋の物語、けれど美しい。
魂なき水の娘ウンディーネ、人間と結ばれることにより魂が得られる。
フルトブラント、無慈悲なる騎士。
リングシュテッテン城の主。
黒茨騎士団長、破滅型の悪党っぽいお方。
「ひきこまれるわよ、気をつけなさい。その川はずるいわ」
2016/07/03 16:42
「少女は恋人に戯れのようにキスをした」
2016/07/03 17:00
「わたしは水の娘、父は水界の王」
2016/07/03 18:00
「きっと、魂ってとても重いもの」
2016/07/03 19:00
「しかも、このうえなく美しい花をつれて戻って来た」
2016/07/03 20:00
「魂なぞ、捨ててしまえ。我らのもとに帰り来よ」
2016/07/03 21:00
「ここにいる気狂いじみたお嬢様が、私の娘なら両肩の間に痣があるはず」
2016/07/03 22:00
「我に従がえ。我とともに滅べ」
2016/07/03 23:00
「泉を封印して以来、ウンディーネは、臥せりがちになった」
2016/07/04 00:00
「屍の皮膚を蛆が喰いやぶるように群がり蠢く」
2016/07/04 12:00
「それを口にしてしまわれましたのね。もう、お傍にいられない」
2016/07/04 17:00
「みな夢。いつかさめる。ならば、俺はさめぬ眠りにつこう」
2016/07/04 20:00