第8回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園2(8) 相良 凌
2 謎の糸口(1)
「金勢様です・・・」
視線を逸らした小夜子が、立ったまま答えた。
金勢様とは、日本各地の金勢神社に祀られている御神体の事を指す。
西園寺は、樹脂製の〔金勢様〕を手に、
「どう見ても、これ、男性のイチモツの形じゃないですか!?」
と、感嘆した。
その瞬間、〔金勢様〕は、ブルブルと震えだした。
西園寺が、誤って、スイッチを入れたようだ。
「振動してますよ! これ!」
西園寺は、また、感嘆の声をあげた。
「主人が使っていたものです・・・」
と、渋々応じた小夜子。
西園寺は、その引き出しの中にある〔金勢様〕の下敷きになっていた、紙切れを見つけた。彼女は、立ったまま、それを手に取り、開いてみる。
〔全ての道が通じているところ〕
と、走り書きで書かれていた。
その紙を西園寺の隣に立っている、小夜子にみせ、西園寺が、
「これは、ご主人の字ですか?」
と、小夜子に問い、小夜子が、
「はい、・・・主人の字です・・・」
と、応じた。声に出さずに、
『この、〔金勢様〕に関係あるのかな・・・?』
と、考え込んだ西園寺。
西園寺は、その後、その机の他の引き出しもあけて見たが、見つかったのは、万年筆と、老眼鏡、何も書かれていない便箋と中身のない封筒だけであった。
☆
使用人、富士田奈々子は、自分の部屋で、書類の入った大きめの封筒を金庫に納め、立ち上がる。そして、彼女は、不敵な笑みを浮かべた。
二階から、只仁の書斎を見終えた、西園寺と小夜子が降りてくる。
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)




