biotop〜ビオトープ〜
はい、どーも私の領域です。
パソコン使ってゲーム検索をしております。
目当ては、箱庭シミュレーターの参考にするための『生態系シミュレーションゲーム』ですね。
「ほいじゃ検索検索……うぉ、引くほど出てきたんだけど……」
生態系とシミュレーションゲームって相性いいのかな……。確かにコツコツやって上手く環境を整えるって気持ちいいもんね。
「私の箱庭シミュレーターは上手くいかんかったけどね!」
いやまぁ、それを上手くいくようにさせるためのゲームだから。
順番に見ていくか。え〜なになに……
「『ocean life 〜オーシャン ライフ〜』ね」
うん? これは……水槽かな?
あ〜なるほど、このゲームはアクアリウムを題材にしたゲームか。
水槽内に自然環境を作り出して、魚や水生生物を自然に近い形に住まわせるというゲームのようだね。
「お、すっげぇ面白そう。私こういうコツコツ配置して自分のすきなようにデザインするの好きだよ」
でもねぇ〜、ちょ〜と水生だけのゲームは範囲が狭すぎるね。それに、水生系はちょっと考えあるんだよね。
つーことで次のゲーム……いや本当に生態系シミュレーションゲームって数多いな……。
「『Edenエデン』……アーリーアクセスか」
アーリーアクセスは避けとこうかな。まだ完成してないのね。今回はシステムを借りるためのゲームだから、関係はないのかもしれないけどね。
「『biotop〜ビオトープ〜』自然に近い環境を作り上げ、多様な生態系を人工的に作り上げるゲーム……と」
ほうほう、条件には合致するね。
とりあえずこれにするか?
なんか生態系ゲームって種類が多いから、あんまりしつこく探してると時間が掛かるんだよね。
「よし、決めた! 今回のゲームは『biotop〜ビオトープ〜』だ!」
評価も高いし、生態系ゲームとしてハズレではないだろう。
もし思ったゲームと違ったら別の探せばいいし、コレにしてみるか!
はい、さっそくゲーム開始!
おっと、オープニングで何やら説明が出てきたぞ。なになに?
【biotop〜ビオトープ〜とは、野生の生物が自然な状態で暮らす生息・生育空間のことです】
ん〜……つまり、このビオトープってのは、ゲームの題名とは別に言葉としてあるのか。ほぉん、実際にそういう物があるのね。
「サファリパークみたいなもんかな?」
ほぉ面白いね。
飼われた状態の動物より、野生の姿そのままで観察できるようにしてるんだね。
へぇ、ビオトープの目的ってのは自然環境の保全の意味がある取り組みなんだ。
手軽なところでいうと水槽に水草や生物を入れて小さな自然を作るのもビオトープなんだね。
「あ〜、そう言われるとなんか見たことあるね」
ほんじゃゲームスタート。
え〜と、いろんなモードがあるけど、ここはチュートリアルを兼ねたモードがいいね。
こう言ったシミュレーションゲームは複雑だからチュートリアル大事だよね。
「チュートリアルの、ちょっとずつ機能が増えて分かっていくのワクワクすんだよね」
分かるだろ?
逆に何の説明もなくて、複雑なUIの画面を持ち出されると混乱するんだよね。
『一歩ずつ! 一歩ずつ行こうぜ! こっちは素人やねん!』ってならない? そんな沢山のアイコン並べられてもどれからやれば良いんだよってなっちゃう。
「まぁ自分で手探りでやってみるのが好きな人もいるだろうから好みなんだろうけどね」
え〜っと、基本はミッションをこなしていくタイプのモードか……。
チュートリアルの最終目標としては、ある『トカゲ』の生態行動を映像に収めることのようだね。
そのためにはまず環境を整えなくちゃいけない。
トカゲの生体データを読んで、トカゲに適した環境を作り上げていくんだね。
画面には塀で囲まれたフィールドが表示されている。
トカゲの満足度みたいな物を上げていくのか……。
はい、岩場を作って川が流れるように設置する……と。
「このトカゲの主な生息域は岩場なんだね」
ここですぐにトカゲをフィールドに放つことはしないらしい。まだまだやる事はいっぱいあるね。
このトカゲのエサを用意しなきゃならない。
普通なら『トカゲのエサ』みたいなアイテムがあるのかもしれないけど、このゲームはビオトープだ。
トカゲの好む果物のなる木を植える。
雑食性のトカゲらしく、食べられる物は多いね。
そしてエサとなる昆虫が住めるように環境を整える。
トカゲに適した自然環境を整えていく。結構細かいな!
そしてようやくトカゲの投入だ。
「よし、生体行動が起こるのを待つか! 最初に狙うのは、日光浴だね」
このトカゲは早朝になると、岩場に出て日光浴をするらしい。
「お、おぉ! 私の作った日当たりのいい岩場で日光浴しとる! いいね。こう見るとトカゲも可愛いじゃん」
はい撮影チャンスです。
トカゲちゃ〜ん、こっち向いてぇ〜……。
「向かねぇなこの爬虫類……サービス精神とかねぇのかテメェ……」
日光浴に夢中かよ。ピクリとも動かないんだけど、ゲームフリーズしてねぇよな? あ、腹が動いてるわ。
「次は求愛行動の頭を振る動作か……」
よし、これも撮影オーケー。
今度はトカゲ以外の動物をフィールドに放って、生態系を維持する。
おぉ、他の生物を投入したことで威嚇の撮影も出来たね。なるほど……こうやって生態系を作っていくゲームなんだね。
これでチュートリアルは完了か……。
おっと、よく見たら次のチュートリアルが発生してる。
私は複雑なシステムの『biotop〜ビオトープ〜』をどんどんクリアしていく……。
「ふむ、だいたいオーケー!」
これはハマる人には時間が溶けるゲームだね。
かく言う私も時間を忘れてプレイしちゃったよ。
本当はもっと続けたいんだけどね……。
「ちょっと、そーも言ってらんないんだよねぇ」
今回の目的はゲームをプレイする事じゃなくて、『biotop〜ビオトープ〜』のゲームシステムを『箱庭シミュレーター』に導入する事だから……。
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「つーことで現実に帰還!」
ベッドで目を開けた私は、壁を透過させて外を眺める。外は相変わらず海のような湖が広がっている。
私は壁にベットリと顔を近づけて辺りを見渡す。
この飛行船のピンクの船体が見えた。
「相変わらず悪趣味な色だこと……」
造船所の飛行船ってみんなピンクなのかな?
なんでピンクなんだよ……もっとあるだろ色。
ちょっと、このピンク飛行船に護送されてるの恥ずかしくなるだろうが……。
「ま、その為にも早く脱走しなきゃね……」
ちょっと考えてんのが『箱庭シミュレーター』で育てた領域畑が使えねぇかな〜って思ってんのね。
いや、上手くいくかは分からないんだけどさ。
せっかく覚えたことだから活用したいじゃん?
「まぁ時間が足りなかったら、別の方法考えなきゃだけど……」
造船所に移送されるタイムアップも近いからね。
んでもまぁ『箱庭シミュレーター』の可能性を見てみたいよね。
よし、と言う事で……
「『箱庭シミュレーター』かもん!」
私の目の前に箱が現れる。
さっきまでは失敗続きだったけど、今の私は違うぜ!
「ゲームリンク……『biotop〜ビオトープ〜』」
箱庭とビオトープのゲームを繋げる。
これで箱庭にゲームのシステムが流用できたはずだ。
箱庭の中央に『島』を作り上げる。
そしてその周りを『海』で囲った。
「ふふふ、これで終わりじゃないッスよぉ〜」
私は箱庭を眺めてニィイイっと笑う。
箱庭シミュレーターってのはゲームじゃないんだよ。私の領域に近い物だ。
「いわば小さな世界……」
これに意思はなくとも、まるで意思があるようにシミュレートする。要素が増えれば増えるほど、ランダムという言葉では足りないほどの動きをしてしまう。
私は『biotop〜ビオトープ〜』というゲームの方向性を箱庭に施した。これにより箱庭の多様性は上がるだろう。
そして箱庭シミュレーターの性能により、『biotop〜ビオトープ〜』というゲームシステムの枠を超えてしまう感覚がある。
それと同時に、箱庭という世界の『安定性』が増した感覚もあるんだ。受け皿が大きくなるっていうのかな?
ヤンキー神が言っていた要素を増やすってこういう利点があるんだろう。
ならば……
「さらにゲームリンク……『Sea frame シーフレーム』」
Sea frame シーフレームのゲームを覚えているかな?
白髪ママの『コイツ娘の教育によくねぇな……』の視線に耐えられずに作った能力。
水族館で水生生物が鑑賞できる『水槽を表示する能力』のゲームだよ。
幼女ちゃんの情操教育に作ったお遊び能力だ。
ちなみに今の幼女ちゃんを見れば分かるけど、一ミリも情操教育に役に立たなかったね!
まぁあのガキの世紀末思想は置いといて、キミには箱庭シミュレーターの方で役に立って貰いましょう。
「ふふふ、このシーフレームのゲームで箱庭の水生生物を充実させる」
これで箱庭の多様性は爆上がりよ。
生態系は活発になり、領域畑も育つはず。
もう時間もねぇからね……。
ボスメイドよ……。
「実験に付き合ってもらおうか?」
悪いけど、そろそろ逃げさせてもらいますわ。




