第5章「鉄に彫れ」/二 焼け跡の様式
夜、工房の炉の火は、落とされなかった。
詠紋鍛冶の炉は、一度冷ますと、元の温度に戻すのに三日かかるのだという。だから星槌の炉は、ヨナが工房を開いてから一度も消えたことがない。夜は火床に灰をかぶせて、熾火のまま眠らせておく。その熾火が、工房の土間を、ぼんやりと赤く照らしていた。
アルディスは、裏の小屋を抜け出して、その赤い光の中にいた。
眠れなかった。
右腕の手甲は、外したままだった。外していると、夜気が、透けた皮膚の奥まで染みてくる気がした。冷たいのではない。冷たさを感じる神経が、もうそこにはない。ただ、何かが通り抜けていく感覚だけがある。
「眠れねえのか」
声がして、振り向いた。
ヨナが、炉の脇の木箱に腰掛けていた。手に、小さな金槌を持っている。膝の上の鉄片に、何かを細かく刻んでいた。
「あんたこそ」
「おれは、夜の方が手が動く。昼は客が来るからな」
ヨナは、金槌を置いた。
膝の上の鉄片を、熾火の明かりにかざした。掌ほどの、薄い鉄の板だった。その表面に、細い線で、環の形が刻まれている。
「銀環の下書きだ」
ヨナは言った。
「あんたの腕の紋を、昼間見たまま、写してみた。見ろ」
アルディスは、鉄片を覗き込んだ。
環が、三重に刻まれていた。自分の腕にあるのと、同じ形だった。ただ、線の運びが違った。腕の紋は、環の内側から外側へ、渦を巻くように線が走っている。鉄片の紋は、環の外側に、もう一つ、細い線が添えられていた。
「この外の線が、燃料の口だ」
ヨナは、太い指で、その線を示した。
「あんたの腕の紋にも、この線の名残はある。けど、外じゃなく、内側へ折り返して彫ってある。口が、肉の方を向いてるんだ。だから、燃料を、紋のすぐ下の肉から吸う。この線を外へ開いて、鉄に繋いでやれば、燃料は、鉄に溶かした星屑から吸う。それだけの違いだ。線一本。教会の刻紋師どもは、この一本を、知ってて内へ折る」
「……なぜだ」
アルディスは訊いた。
「知っているなら、なぜ彫らない」
「彫ったら、紋が教会の手を離れるからだろ」
ヨナは、鉄片を膝に置いた。
「人の肌に彫った紋は、そいつが死ねば終わりだ。教会は、刻む相手を選べる。刻む量も決められる。刻まれた奴が何年もつかも、だいたい分かる。——鉄に彫った紋は、死なねえ。持ち主が死んでも、次の奴が握れば使える。売り買いもできる。盗まれもする。そうなったら、もう誰にも管理できねえ」
「管理するために、人の腕を石にしているのか」
「そういうこった」
ヨナは、炉の熾火を、鉄の火掻き棒で軽く崩した。赤い光が、一瞬だけ強くなった。
「女房がな」
不意に、ヨナが言った。
「詠紋術師だった。王国の、どこにでもいる、町の術師だ。火傷の手当てとか、井戸の水を浄めるとか、そういう小さい紋を、腕にいくつも刻んでた。町の連中が頼みに来ると、断れねえ女でな。頼まれるたびに、使ってた」
アルディスは、黙って聞いていた。
「おれが、他人の紋を鉄に写せるだけの腕になったとき、あいつの腕は、もう肩まで透けてた」
ヨナの手の中で、火掻き棒が止まった。
「鉄に彫る技術は、ガキの頃に山から持って帰ってきてた。けど、持ってるのと、使えるのとは違う。あいつの紋を全部、鉄に写して、あいつは柄を握るだけにすれば、それ以上は進まなかった。——間に合わなかった。写しはじめて、二つ目の紋を彫り終えたところで、あいつは喋れなくなった。四つ目で、目が開かなくなった」
熾火が、ぱちりと爆ぜた。
「体に彫るな。鉄に彫れ。鉄は死なねえ」
ヨナは、呟くように言った。
「おれは、それを、あいつに言ってやれなかった。言ってやれるようになったときには、もう遅かった。だから、今は誰にでも言う。言われた奴が、怒っても、笑っても、言う」
鍛冶屋の虹色の義眼が、熾火の明かりの中で、ゆっくりと揺れていた。
「……あんたの腕は、まだ、肘の先だ。間に合う」
アルディスは、自分の右腕を見下ろした。
熾火の赤い光が、透けた腕の中を、血のように染めていた。
「ヨナ」
「なんだ」
「その技術を、王国で広めることはできるか」
ヨナは、鼻で笑った。
「あんた、今日おれの話を聞いてなかったのか」
「聞いていた。教会が禁じている。だから、訊いている」
アルディスは、鍛冶屋の目を見た。
「教会が禁じている理由が、管理のためだけなら。それは、変えられる理由だ」
ヨナは、しばらく、アルディスの顔を見ていた。
それから、ふっと、息を吐いた。笑ったのかもしれなかった。
「あんた、変な騎士だな」
「よく言われる」
「……十日だ。十日で、あんたの剣を打つ。そいつを振ってみて、それでもまだ同じことを言う気があったら、そのときに話を聞いてやる」
◆
火の手が上がったのは、それから一刻ほど後だった。
アルディスは、裏の小屋で、浅い眠りの中にいた。
最初に気づいたのは、匂いだった。炉の匂いではなかった。炉の火は、鉄と炭と、かすかな星屑の匂いがする。いま鼻を刺しているのは、油だった。獣脂と、松脂を混ぜた、火付けに使う油の匂い。
目を開けた。
小屋の板壁の隙間から、赤い光が射し込んでいた。熾火の色ではなかった。もっと明るく、もっと速く揺れていた。
「リュカ」
隣の藁布団を、左手で揺すった。
「起きろ。火だ」
少年は、一瞬で跳ね起きた。寝ぼけた顔ではなかった。村を焼かれかけた子どもは、火という言葉に、身体が先に反応する。
小屋の戸を蹴り開けた。
工房が、燃えていた。
大戸の側からではなかった。裏手から。炉のある奥の壁から、火が噴き上がっていた。石造りの建物でも、屋根の梁は木だ。軒下に積まれていた炭の俵に、油が撒かれていたのだろう。火は、俵から梁へ、梁から屋根へと、見る間に這い上がっていく。
工房の前の路地を、人影が三つ、走り去っていくのが見えた。
黒い外套。顔は見えなかった。
「アルディスさん、中に、親方が!」
リュカが叫んだ。
アルディスは、走り去る人影と、燃える工房を、一瞬だけ見比べた。
一拍。
その一拍の半分もかからずに、彼は工房へ走った。
◆
大戸は、内側から閂が下ろされていた。
アルディスは、左の肩で戸に体当たりした。一度。戸は揺れたが、開かなかった。二度。三度目で、閂の受け金が石壁から弾け飛んだ。
熱が、顔に叩きつけてきた。
工房の中は、煙で満ちていた。天井の梁が燃え、火の粉が雨のように降っている。軒下から運び込まれていた剣や槍が、土間に散らばって、炎を映して赤く光っていた。
「ヨナ!」
返事はなかった。
煙の奥、炉の方で、何かが動いていた。
アルディスは、外套の袖で口を覆い、姿勢を低くして進んだ。散らばった剣を踏まないように。燃え落ちてくる梁の破片を、左腕で払いながら。
炉の前に、ヨナがいた。
炉の脇の壁に、作り付けの棚があった。その棚から、何かを必死に引き出そうとしていた。棚の上の梁が、半分燃え落ちて、棚を押し潰しかけている。
「何をしている、出るぞ!」
「待て、あと一つ——」
ヨナの手が、棚の奥から、布に包まれた細長いものを引きずり出した。
同時に、頭上で、梁が軋んだ。
アルディスは、見上げた。
燃えた梁が、真上から、落ちてこようとしていた。
右腕が、勝手に動きかけた。
環を編もうとしていた。剣はない。だが、銀環は軌道を修正する紋だ。落ちてくる梁の軌道を、わずかにずらすことくらいは——
その瞬間、昼間の鍛冶屋の声が、耳の奥で鳴った。
——環を一つ編むたびに、あんたの肉を少しずつ石に変えて。
一拍。
アルディスは、右腕を、止めた。
代わりに、左腕でヨナの前掛けを掴み、全身の重みをかけて、炉の脇から引き剥がした。二人は土間に転がった。
背後で、梁が、棚ごと炉の上に落ちた。
火の粉と灰が、爆ぜるように舞い上がった。
◆
工房の外の路地に這い出したとき、アルディスの外套の背中は、焦げて穴が開いていた。
ヨナは、路地の石畳の上で、咳き込んでいた。胸に、布に包まれた細長いものを、しっかりと抱えている。
「アルディスさん!」
リュカが、桶を抱えて駆けてきた。近くの運河から汲んできたらしい。その後ろから、近所の住人たちが、手に手に桶や鍋を持って走ってくるのが見えた。
だが、もう遅かった。
星槌の工房は、屋根から崩れ落ちようとしていた。
炎が、夜空を焦がしていた。煙突だけが、火の中に黒く突き立っていた。ヨナが工房を開いてから一度も消えたことのない炉が、その煙突の根元で、崩れた梁と石の下に、埋もれていった。
ヨナは、それを、黙って見ていた。
胸に抱えた包みを、両腕で抱きしめたまま。
「……何を持ち出した」
アルディスは、訊いた。
ヨナは、答える代わりに、包みの布を、少しだけめくった。
古い、小さな金槌だった。柄が擦り切れて、握りの部分だけが黒く光っている。鍛冶屋の太い手には、明らかに小さすぎる金槌。
「女房のだ」
ヨナは言った。
「あいつが、町で紋を刻むときに使ってた。……鉄に彫る練習を、あいつにさせるつもりだった」
鍛冶屋は、布を元に戻した。
それきり、何も言わなかった。
アルディスは、自分の右腕を見下ろした。
手甲をしていない、透けた右腕。さっき、環を編みかけて、止めた腕。
止めなければ、梁の軌道はずらせたかもしれない。ずらせなかったかもしれない。どちらにしても、腕は、また少し石になっていただろう。
止めたことが、正しかったのかどうか、分からなかった。
ただ、止めた、ということだけが、はっきりしていた。二年間で、初めてのことだった。
◆
夜が明けた。
焼け跡は、まだ燻っていた。石の壁だけが、黒く焦げて立っている。屋根はすべて落ち、土間には、燃え残った梁と、灰と、溶けて歪んだ剣の残骸が、折り重なっていた。
ヨナは、焼け跡の前に座り込んでいた。夜通し、そこから動かなかった。
リュカは、近所の女たちに混じって、燃え残りの片付けを手伝っていた。煤で顔を真っ黒にして、灰の中から、まだ使えそうな鉄の道具を一つずつ拾い出していた。
アルディスは、焼け跡の路地に立っていた。
そこへ、ドミニク・レイルが来た。
昨日と同じ、隙のない仕立ての外套。撫でつけた黒髪。唇の微笑は、焼け跡を前にしても、角度を変えていなかった。ただ、その目の下に、うっすらと隈が浮いていた。
「夜半に、報せを受けました」
ドミニクは言った。
「赤鎖の者が、火付けの三人を、港の方へ追いました。二人には逃げられました。一人は、運河に飛び込んで、そのまま上がってきませんでした」
「……そうか」
「その男が、運河の岸に、これを落としていきました」
ドミニクは、外套の内側から、革の書類入れを取り出した。水に濡れて、端が波打っている。その中から、一枚の紙を抜き出し、アルディスに差し出した。
アルディスは、左手で受け取った。
紙は、濡れて滲んでいた。それでも、字は読めた。
上端に、印が押されていた。
聖典教会の印だった。見慣れた、光を受ける手の図案。
その下に、書式があった。
——対象。自由都市カルネイア旧港区、詠紋鍛冶工房「星槌」。
——事由。管理外刻紋の製造及び頒布。
——措置。浄化。
——範囲。建屋及び内部の全物品。
——執行後、焼却の完了を確認の上、所定の様式にて報告のこと。
末尾に、署名はなかった。印だけがあった。
アルディスは、その紙を、長いあいだ見ていた。
見覚えがあった。
字ではない。印でもない。書式だった。
対象。事由。措置。範囲。執行後の報告。その順番。その行の間隔。「浄化」という、一語だけの措置の欄。
二年前、辺境の村の外れの陣幕で、彼はこれと同じ書式の紙を、手に持っていた。
——対象。辺境第三州、ハルム村。
——事由。星蝕の集団発生。
——措置。浄化。
——範囲。村落全域及び住民。
その紙を、彼は受け取って、読んで、一拍止まって、それから、握り潰した。
握り潰して、村の三百人を逃がした。
「……この書式は」
アルディスは、声を出した。自分でも、驚くほど低い声だった。
「隔離命令書の、書式だ」
「はい」
ドミニクは、頷いた。
「正確には、星蝕患者隔離措置命令書。教会の聖遺管理局が発行する、最も一般的な命令書の様式です。対象、事由、措置、範囲、報告。五項目。措置の欄には、隔離、移送、浄化の三つの語のいずれかを書く。浄化と書かれた場合は、焼却を意味する」
ドミニクの声は、少しも揺れなかった。
帳簿を読み上げる書記の声だった。
「この様式を考えたのは、私です」
焼け跡で、燻っていた梁が、小さく崩れた。
「十四年前、聖遺管理局の書記官として、私はこの様式を起草しました。命令を、できるだけ短く、できるだけ誤解の余地なく、できるだけ速く発行できるように。そして、それから十二年間、私はこの様式で、命令書を書き続けました」
ドミニクは、左手の手袋を、ゆっくりと外した。
手の甲の、びっしりと並んだ刻み傷。
「三千通です」
と、斡旋人は言った。
「私が書いた隔離命令書は、三千通。そのうち、措置の欄に浄化と書いたものが、何通あったのか。私は、数えていません。数えるのが、怖かったからです」
ドミニクは、手袋を持った手を、下ろした。
「二年前、私は、辺境第三州宛ての命令書を書きました。措置、浄化。範囲、村落全域及び住民。執行者の欄には、銀環騎士団の分隊長の名を書きました。アルディス・フェンマール、と」
アルディスは、顔を上げた。
ドミニクの微笑は、そこで初めて、崩れていた。
崩れて、何も残っていなかった。ただ、疲れ果てた男の顔があった。
「一月後、その命令が執行されなかったという報告が、私の机に届きました。執行者が、命令書を握り潰して、住民を逃がしたと。——私は、その報告を読んで、ペンを置きました。置いて、その日のうちに、管理局を出ました。三千一通目は、書きませんでした」
「……名前を一度だけ書いた、と言ったな」
「はい」
「それが、あの命令書か」
「はい」
ドミニクは、手袋を嵌め直した。
そして、また、微笑を浮かべた。昨日と同じ角度の、隙のない微笑を。それが、この男にとって、どれほどの力を要することなのか、アルディスには分かる気がした。
「お返しは、まだ済んでおりません、フェンマール卿」
ドミニクは言った。
「あなたが握り潰した一通が、私にペンを置かせた。その一通がなければ、私は今でも、この様式で、命令書を書き続けていたでしょう。——昨夜、この工房を焼いたのは、私が作った様式です。私が教会を出ても、様式は残って、今も誰かが、それを書き続けている」
アルディスは、手の中の紙を見下ろした。
濡れて滲んだ、浄化の二文字。
二年前、この二文字を握り潰した。それで、何かを変えたつもりでいた。三百人は逃げた。だが、様式は残った。様式は、自分の手の届かないところで、今も、同じ順番で、同じ行の間隔で、同じ一語を書き続けている。
三千通。三千一通目。そして、昨夜の一通。
この紙の束の先には、何がある。
どこまで遡れば、この様式を最初に必要とした誰かに、辿り着く。
アルディスは、紙を、握り潰さなかった。
丁寧に、四つに折った。そして、外套の隠しに入れた。王都を出る前夜に扉の下に差し込まれていた、あの一行の紙の隣に。
「ドミニク」
「はい」
「この様式で書かれた命令書の、控えは残っているか」
斡旋人は、少しだけ、目を見開いた。
「……私が教会を出るときに、持ち出したものが、いくらかは」
「見せてくれ」
アルディスは言った。
「全部だ。三千通のうち、残っている分を、全部」
焼け跡の前で、ヨナが、ゆっくりと顔を上げた。
虹色の義眼が、朝の光の中で、アルディスを見ていた。
リュカも、灰の中から、顔を上げていた。煤で真っ黒な顔の中で、目だけが、まっすぐにこちらを見ていた。
アルディスは、右腕の手甲を、外套の隠しから取り出した。
嵌めなかった。
手に持ったまま、焼け跡の方へ歩き出した。
「ヨナ」
「……なんだ」
「炉は、どこにでも作れるか」
鍛冶屋は、胸に抱えた小さな金槌を、握り直した。
「石と、粘土と、火があればな」
「では、作ってくれ。どこでもいい。十日でなくていい」
アルディス・フェンマールは、焼け跡の前で、足を止めた。
「俺は、鉄に彫る」
燻る灰の匂いの中で、彼は、自分の名を、胸の中で一度だけ呟いた。
誰の判断で、誰が責任を取るのか。
今度は、はっきりしていた。
リュカ・ノーレン
年齢: 16
所属: 聖王国ヴェルディナ/銀環騎士団
肩書き: 従者見習い
外見: 砂色の癖毛、そばかす。まだ声変わりが済んでいない。支給された鎧が大きすぎて、袖を折って着ている。いつも何かを抱えて走っている。
アルディス・フェンマール
年齢: 28
所属: 聖王国ヴェルディナ/銀環騎士団
肩書き: 団長代理
外見: 黒みがかった栗色の短髪、灰青の目。長身だが筋肉質というより刃物のような細さ。右腕の肘から先が薄い水晶色に変質しており、常に黒い手甲で隠している。祭礼用の白銀の外套は、式典以外では面倒がって着ない。
ドミニク・レイル
年齢: 35
所属: 自由都市同盟カルネイア/傭兵ギルド「赤鎖せきさ」
肩書き: 斡旋人
外見: 細身の長身、隙のない仕立ての外套。撫でつけた黒髪と、いつも同じ角度で保たれた微笑。左手の手袋の下に、依頼の数だけ増えていく刻み傷がある。
ヨナ・スタイン
年齢: 29
所属: 自由都市同盟カルネイア/詠紋鍛冶工房「星槌せいつい」
肩書き: 親方
外見: 煤で汚れた前掛け、火傷痕だらけの太い腕。癖の強い茶髪を布で縛っている。左目は義眼——星屑の破片が飛び込んだ事故で失った。義眼もまた星屑製で、光の下では虹色に濁る。




