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見本のような冷遇に気を失ったら儀式の日に本来の能力を取り戻し全てを返して貰って散々やらかした彼らから未来を完璧に奪うために最強の元上司とともに挑む〜義姉に不幸を貼り付けてみたらうまくいった〜

作者:リーシャ
最新エピソード掲載日:2026/07/29
生まれたあと、その家の人たちに絶賛冷遇されている。童話みたいに。
「きゃあっ」
転ばされた影響で膝を擦りむいた。普通に痛い。頭も打った。それから数分、放置されたらしく気付いても廊下に俯いて気絶している体勢だった。
どうやら誰も、助け起こす事はしなかったよう。気絶している間に、重要なことを思い出していた。
「あの時、書類が落ちて拾おうとして足を滑らせた……!」
そのまま下へ真っ逆さま。文字通り下位互換のこの世界に生まれ落ちた。
はぁ、研修で安全糸を必ずつけるように言われていたのに、日々の気の緩みのせいで付けるのをド忘れしていたのだ。結果、つるりと滑った。
糸さえ付けていれば落ちても引き上げてもらえるなり、なんなりしたのに。上位の世界で魂の管理をする為に、日々働いていたことをきっちり覚えている。
この体も、ティファの意識も元から変わらなかった。今までこの記憶がなかったのはおそらく、落ちた衝撃のせいだ。迂闊だったとしか言えない。
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