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204.取得スキルと新しい称号

  『加護ガチャ』の引当品を確認を終えた俺たちは、お互いのレベルやステータスの確認を簡単に済ませた。


 かなりの数の魔物を狩っているが、倒した魔物のレベルがそれほど高くないので、みんなのレベルの上がり方も大きくはない。


 俺はレベル47だったが、49になっている。

 2レベル上がっているが、これは連鎖暴走(スタンピード)の魔物を大量に狩る前にオダワールを倒していることが大きいだろう。


 ラッシュはレベル40から42、クラウディアさんはレベル41から43、イリーナはレベル45から46、フランソワはレベル44から45、サクラさんはレベル50から51、ミーアはレベル46から47、レオナはレベル27から36へと上昇している。


 これに伴って、『通常スキル』を獲得しているメンバーもいる。


 ラッシュは、『テイム』スキルを獲得している。

 『テイム』は、生物を使役するために強制的に従わせるスキルだ。


 ただ魔物に対しては行使することができないので、強い魔物を従えたりというような事はできない。


 有用なのは、野生の騎乗生物を仲間にすることだ。

 この国には生息していないとされているが、『飛竜』という『ワイバーン』を小さくしたような生物を従えることができれば、騎乗して空を移動することができるのだ。


 なぜラッシュに発現したのかは謎だ。

 スキルは普段の行動が影響して発現する場合もあるが、全く関係なく発現する場合もあるのである。

 ただラッシュは生き物が好きなようなので、そういうことが影響しているのかもしれない。


 クラウディアさんは、『ガンカタ』というスキルを手に入れていた。

 これは、レアスキルだ。


 銃を使いながら接近戦で戦うことができるようになるスキルみたいだ。

 『銃術』と『格闘術』を合わせたようなスキルだ。


 普段からクラウディアさんは、混戦になると相手的に接近しながら至近距離で銃を撃つ戦い方をしていたから、それが取得に結びついたのだろう。


 イリーナ、フランソワ、サクラさん、ミーアは、新しいスキルの取得はなかった。


 レオナは、もともとレベルが低かったのでかなり大幅にレベルが上がったが、それに伴ってスキルも複数取得している。


 『盾術』『調合』『金属細工』の三つである。


 『盾術』は、盾での攻防に強化補正がかかるスキルだ。


 『調合』は様々なものを混ぜたり、薬品などを作る技能に強化補正がかかるスキルである。


  『金属細工』は、金属を使った加工や細工が上手くできるようになるスキルだ。


 レオナは、盾の戦いをメインとしているし、それ以前から自分で薬品を調合したり投擲武器を作ったりしていたから、この三つのスキルが取得したのだろう。


 最後に俺だが、『命名』スキルを取得していた。


 おそらく『ハーピー』たちに名前をつけてやったりしたから、身に付いたのだろう。


 『命名』スキルは、名前をつけることができるスキルである。

 このスキルがなくても名前をつけることができるが、このスキルを持っていれば確実にステータス画面の『名称』に表示される名前をつけることができる。

 またこのスキルを使えば、現在の名前を上書きして変更することが可能だ。

 どちらかと言うと、この使い方がこのスキル所持者の求められる点である。



 それからステータス関係で特筆すべきは、俺を除くみんなの『称号』に、『聖戦士』というのが追加されていたことだ。


 『聖戦士』は、初めて聞く『称号』で、クラウディアさんも知らなかった。


 詳細表示を確認してみたが、『聖者や聖女の下に集いし戦士、または、聖なる属性を帯びた戦士』と表示されるだけだった。


 この内容から考えると、俺と共に戦っているから、『聖戦士』と認定されたのだろう。


 『聖戦士』の『称号』を得たからといって、何かメリットがあるわけではない。


 そもそも『称号』自体が、どのような影響を与えているかはわかっていないのだ。

 本当に名誉的なものだとする説や、通常のステータスに現れないところで影響を与えているという説があるが、はっきりしたことはわかっていないのである。


 もしかしたら『勇者』の『称号』のように、『真の聖戦士』として覚醒したら『職業』欄に『聖戦士』と表示されて、それに伴う『職業固有スキル』が得られるかもしれないが、それは現時点ではわからないことだ。



 みんなのステータスを簡単に確認し終わった後、もう一つ確認することにした。


 それは『封印具』についてだ。


 俺が『光魔法——光の洗礼』を使って浄化した封印具に封じられていた『ハーミットクラーケン』は、会話ができるようになっていた。


 他の『封印具』についても、浄化した方が良いのではないかと思っている。

 現時点で使えていると言っても、強制的に従わせている状態らしいので、苦痛を伴っているようなら、取り除いてやりたい。


 そんなことも含めて、一度『ハーミットクラーケン』と話をしてみようと思っている。


読んでいただき、誠にありがとうございます。


ブックマークしていただいた方、ありがとうございます。

評価していただいた方、ありがとうございます。

誤字報告も助かっています。ありがとうございます。


次話の投稿は、明後日の予定です。

少し遅れる可能性もありますが、その時はごめんなさい。


よろしくお願いします。


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