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埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


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99/108

第099回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/51993767.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html


挿絵(By みてみん)

み「お、ここだな。

 もしここじゃなかったら、詐欺だぞ」

ハ「ここ以外あるかい」


挿絵(By みてみん)

ハ「時刻表やな。

 なんや、貼り紙だらけやないか」


挿絵(By みてみん)

み「コロナ以降……。

 どの便も減便になってるんだよ。

 会津から新潟に行く便は……。

 わたしの乗る14:45分の1本だけ」

ハ「乗り遅れたら、わやちゅうわけやな。

 減便前は、何本あったんや?」

み「2本」

ハ「なら、これに乗り遅れても帰れたわけか」

み「帰れません。

 減便になったのは、朝の7:45分発だから」

ハ「なんやそれ。

 結局、1本と一緒やないけ。

 せやけど、ちゃんと切符、持っとるんやろな?

 確認しとかなあかんで」

み「それが……。

 ないのよ」

ハ「なんやて!

 帰れんやないけ!」

み「違うの。

 最初から、このバスに切符はないの。

 事前予約は出来ない仕組み」

ハ「そんなバス会社があるんか」

み「ほかの路線はちゃんと予約も出来るよ。

 切符がないのは、『新潟-会津』間だけ。

 つまり、この路線だけ……。

 普通の路線バスと同じってことでしょ。

 その都度、お金を払って乗るわけよ。

 トイレも付いてないみたいだし」

ハ「いくらなんや?」

み「2,100円」

ハ「えらい安いやないけ。

 行きの『ばんえつ物語』は、いくらやったんや?」

み「乗車券だけだったら……。

 新津から会津若松まで、1,980円。

 でも、グリーン車だったから、プラス1,700円。

 合計、3,680円だね」

ハ「なんや、乗車券だけなら、JRの方が安いんか」

み「でも、時間が大違いなのよ。

 行きの『ばんえつ物語』は、3時間半もかかったでしょ。

 ま、あれはむしろ、それを楽しむための列車だけどね」

ハ「SLやないディーゼル車やったら、ちっとは速いんやろ?」

み「速いっていっても、3時間以上かかるけどね」

ハ「このバスは何時間かかるんや?」

み「1時間54分」

ハ「えらい速いやないけ。

 どんだけ飛ばすねん」

み「高速道路だからだよ。

 高速は、ほぼまーっすぐに敷かれてるでしょ。

 それに対して磐越西線の線路は……。

 阿賀野川に沿って、くねくねくねくね曲がってたじゃない」

ハ「確かにな。

 あんなんやったら、急行も走らせられんわな。

 そしたら、SL使わん人は、バス一択やろ。

 3時間かけてJR乗る意味ないがな。

 運賃だけやったら、いくらも違わんのやろ?」

み「わたしは新津から乗ったから、1,980円だったけど……。

 新潟から乗れば、バスより高いでしょ」

ハ「JR使うヤツ、おらんがな」

み「磐越西線は、端から端まで乗る路線じゃないわけよ。

 通勤や通学で、数駅乗る人がほとんどなんじゃないの」


挿絵(By みてみん)

み「しかし、ほんとにお天気に恵まれたね」

ハ「せやな。

 雨やったら自転車も乗れんし、ぜんぜん違ごとったで。

 御薬園なんか、ドロドロやったんやないか」

み「常日ごろからの行いのたまものじゃ」

ハ「それは大いに疑問や」


挿絵(By みてみん)

み「バスは、あそこを通ってくるのかな?」

ハ「せやないか」

み「しかし……。

 『一般車両通り抜け禁止!』ってどうなのよ。

 通り抜けられることを表明してるようなもんじゃん。

 むしろ、通り抜け料金を掲示した方が効果あるんじゃないの?」

ハ「いくらや?」

み「5万円とか」

ハ「ぼったくりバーやがな」


挿絵(By みてみん)

み「青は仙台行きで、新潟行きは黄色だから……。

 新潟行きは、右方向に並んでくださいってことだな」

ハ「誰も並んどらんやないけ。

 今、何時や?」

み「14時32分」

ハ「発車13分前やないけ。

 何で、誰もおらんのや?」

み「わたしも……。

 狐にでも化かされてるんじゃないかという気がしつつある」


挿絵(By みてみん)

み「あ、来た」

ハ「ケツから来たで」


■新潟交通

 新潟市内を走るバスは、新潟交通だけです。

 ↓Wikiからの引用です(https://w.wiki/Sfxj)。

+++

 新潟交通株式会社(にいがたこうつう、英: Niigata Kotsu Co.,Ltd.)は、新潟県新潟市中央区に本社を置き、バス事業や不動産業などを行う会社。

●概要

 グループ全体として新潟県下越地方および佐渡島を営業基盤として乗合バス事業を営み、これらの地域の一般路線バスや同地域発着の高速バスを運行しているほか、不動産業や旅行業などを手掛けている。

 バス運行に携わる会社は新潟交通本体と合わせて3社ある。

 新潟交通は新潟市中心部の路線バスと県内外への高速バス。

 新潟交通と同所に本社を置く新潟交通観光バスは貸切バス事業と、新潟市郊外をはじめ下越地方全域の路線バス。

 佐渡市に本社を置く新潟交通佐渡は佐渡島内の路線バス・貸切バス事業を、それぞれ受け持っている。

 これらのバス会社やその他事業を営む関連会社を合わせて新潟交通グループと総称される。


本社所在地:新潟市中央区万代一丁目6番1号(バスセンタービル内)

設立:1943年(昭和18年)12月31日

業種:陸運業

事業内容:旅客運送事業、一般旅行業、不動産業など

資本金:42億2080万円

+++


 ここの株主優待が、ちょっと魅力的。

 ↓新潟交通のホームページからの引用です(https://www.niigata-kotsu.co.jp/ir/yutai/)。

+++

●900株以上

下記3路線のうち1路線通用の記名式乗車証1枚

●1,300株以上

下記3路線のうち2路線通用の記名式乗車証1枚

●1,600株以上

下記3路線のうち3路線通用の記名式乗車証1枚


・新潟市内線

・新潟郊外線(含 新潟交通観光バス 運行路線)

・佐渡線(新潟交通佐渡 運行路線)

+++


 現在の株価は、2,000円程度。

 なので、900株だと、180万円。

 1,300株では、260万円。

 佐渡線に乗る用事はないので……。

 事実上、260万円で、全路線タダで乗り放題ということになります。

 投資と云うより、預金と考えれば良いんですよね。

 今どき、260万預けてたって……。

 利息なんか、1年で十数円のレベルでしょう。

 それが、バス乗り放題になるんですから。

 お得どころの話ではありません。

 でもねー。

 やっぱり怖いのが株価の下落リスク。

 経営は、当然のごとく思わしくありません。

 いちおう筆頭株主は、地元最大手の第四北越銀行。

 潰しはしないと思うんですけど……。

 きな臭い噂が立てば、株価の下落は大いに考えられます。

 優待価値以上に株価が下落すれば、元も子もないです。

 しかも今後、業績がよくなるという見通しもありません。

 人手不足で、運転手も集まらないみたいですし。

 現況は、減便と値上げの連鎖です。

 客足は、ますます遠のくでしょう。

 わたしはもう、地方の交通機関を……。

 民間会社が運営するのは無理なんじゃないかと思ってます。

 市の直営にして……。

 赤字やむなしという姿勢でなければ、運営できませんよ。

 あと、バスも小型化すべきです。

 通勤通学時間帯以外は……。

 大型免許がいらないミニバン程度のバスにすべき。

 これなら、普通二種で運転できます。

 市の職員に免許を取らせれば……。

 昼間の便は、それでまかなえるんじゃないですか。

 プロの運転手と大型バスは、通勤通学時間帯だけを担当するわけです。

 人手不足、だいぶ緩和できると思うのですが。


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