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埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


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第090回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/51564489.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html


挿絵(By みてみん)

み「おー、野点の席じゃな。

 しかし、あの傘は……。

 ほとんど、日陰を作る役目してないじゃない。

 2倍くらい大きくなきゃ無理だよ」

ハ「運べんがな」

み「秋田の『竿燈まつり』の人を雇うか。

 やっぱり、日陰を作る機能ではテントの圧勝だね」

ハ「もともと、和傘に日傘の役割はなかったやろ」

み「ていうか、昔は……。

 日を遮るために傘を差すってこと自体、なかったんじゃないの?」

ハ「かも知れんな」

み「外人観光客は、日本の日傘文化には驚くみたいだね。

 カンカン照りの中、傘差して自転車乗ってるから。

 最初は、頭のおかしい人かとギョッとなるみたい」

ハ「そもそも、片手運転がいかんがな。

 釣りのとき、頭に被る笠があるやろ。

 あれ着けて走ったらどうや」

み「よけいキ印に見えるわ」


挿絵(By みてみん)

み「なんだこれ。

 葉っぱにV字が入ってる。

 面白いな。

 なんて草だろう。

 ちょっと検索して。

 Googleなら、画像で検索できるでしょ」

ハ「わしにそんな機能があるんかいな?

 あ……。

 でけたわ。

 ミズヒキやて」

み「え?

 ミズヒキって……。

 祝儀袋の水引に似た、赤い穂の出る草だよね。

 あれなら、うちのベランダで勝手に生えてるけど……。

 こんな葉だったかな?

 帰ったら確かめてみよう」


 ミズヒキは多年草で、冬は地上部がありません。

 これを書いてる4月上旬には、まだ芽が出てませんでした。


挿絵(By みてみん)

み「淡々と書いてあるけど……。

 浪人して、どうやって食べてたんだろ?」

ハ「傘張りやないけ」

み「さっきの傘、森川家の子孫が作ってたりして」


挿絵(By みてみん)

み「またわからん草だ。

 調べて」

ハ「今、立て札、読んだやないけ。

 これが牡丹やがな」

み「これが?

 花がないと、ぜんぜんわからんわ」


挿絵(By みてみん)

み「これは……。

 寄せ植えなわけないよね。

 花瓶に挿してあるんだな。

 でもこの庭、ほんとに丁寧に管理されてるね。

 苔に、ミスト撒いたり。

 1日、こういう仕事してたら楽しいだろうな。

 30万で雇ってくれないかな。

 冬場は長期休暇ってことで」

ハ「誰が雇うかいな」


挿絵(By みてみん)

ハ「一席、どないや。

 600円なら、高こないやないけ」

み「作法がわからんでしょ。

 先生の頭に、茶碗被せてもいいの?」


挿絵(By みてみん)

み「さすがに、こういう建物の復元は……。

 予算的に難しいんだろうね」

ハ「コンクリートで造るわけにはいかんわな」


挿絵(By みてみん)

み「ここでも松が枯れかけてる」

ハ「気の毒やな」

み「なんとかならないもんかね」


挿絵(By みてみん)

み「井戸だな。

 しかしでっかいね。

 お菊さんが、10人くらい出てきそうだ」

ハ「盆地やから、地下水は豊富なんやろな」


挿絵(By みてみん)

み「『荒城の月』か。

 身に沁みる曲だよね」

ハ「殊勝やないけ」


↓聞きましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=5nUDOW8N7Bo


↓歌碑です。

挿絵(By みてみん)


■街路樹ⅩⅨ

 前回の続きで、街路樹の巨木化・老木化対策として……。

 高木として植える樹種の提案です。

 答えは簡単で、大きくならない木を植えればいいんです。

 いわゆる、高木ではなく、中木。

 この中木ですが、前々回は、雑草対策として提案してます。

 すなわち、雑草より背の高い中木を、低木の代わりに植えることにより……。

 雑草を目立たなくしようというアイデア。

 今回も中木の提案ですが、選定条件が違います。

 まず、低木代わりの中木は、常緑樹でした。

 雑草を抑える目的があるわけですから、葉がなくなっては困るわけです。

 でも、今回は、高木の代わりとしての中木ですから……。

 落葉樹になります。

 夏場、日差しを遮り、冬は日差しを通す役割があるからです。

 高木の代わりですから……。

 低木代わりに選んだ樹種よりは、大きくなる必要もあります。

 なので、中木と云うよりむしろ……。

 小高木と云った方がいいかも知れません。


 それでは、さっそく樹種をあげていきましょう。


●ライラック

 ↓Wikiからの引用です(https://w.wiki/4hdJ)。

+++

 ライラックはモクセイ科ハシドイ属の落葉低木。

 フランス語からリラ (Lilas) とも呼ばれる。

 標準和名はムラサキハシドイ。ヨーロッパ南部原産。

 中国名は歐丁香。

 街路樹などによく植えられる。

+++


 この花が咲くのは初夏。

 そんなころの冷えこんだ日を、「リラ冷え」と云います。

 紫色の綺麗な花が咲きます。

 ↑の説明には「低木」とありますが……。

 ネットの情報を見ると、樹高は、1.5メートルから6メートルとなってました。

 1.5メートルでは、高木の代わりにはなりません。

 でも、下枝を落として育てれば、そこそこ大きくなるんじゃないでしょうか。

 4メートルくらいになってくれれば文句なしです。


●エゴノキ

 ↓Wikiからの引用です(https://w.wiki/4EqB)。

+++

 和名「エゴノキ」は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。

(中略)

 丘陵地や山地、山野や山麓の雑木林に多く見られる。

(中略)

 落葉広葉樹の高木で、高さは7~15メートルほどになる。

+++


 15メートルはちょっとデカくなりすぎです。

 しかしこれは、山の中の野生のエゴノキの話。

 山の中では、周りは競争者だらけです。

 日の光を浴びるためには、一生懸命大きくならなければなりません。

 なので、15メートルにもなるのでしょう。

 でも、高木として植えられた街路樹は、お日様は浴び放題です。

 懸命にデカくなる必要はありません。

 一般住宅の庭では、4~5メートルで留まるようです。

 可憐な白い花が咲きます。


 続きは、また次回。


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