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埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


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第037回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/48698618.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html




挿絵(By みてみん)

み「剣呑じゃのぅ」

ハ「この幹やったら、枝もそうとう太いんちゃうか」

み「こういう杉が生えてる深山じゃ……。

 枝の落下なんて、日常茶飯事なんじゃないの」

ハ「かも知れんな」

み「しかし、こんな大木じゃ、枝打ちなんて不可能じゃろ」

ハ「クレーン車、使ったらどうなんや」

み「パカモン。

 ここまで、どうやってクレーン車を上げるんだ?

 クレーン車が、曲垣平九郎の馬みたいに、階段を駆けあがってくるのか?」

ハ「そういう機械が出来れば、災害復興に大活躍やな」

み「出来ませんよ。

 福島原発の事故処理のニュースとか見てると……。

 ほんと正直なところ、日本のロボット工学には期待できんって感じだね」

ハ「そこまで言うたりなや」

み「アメリカ陸軍の軍用ロボットなんか、バク宙できるんだよ。

 日本のは、キャタピラでモタモタ動いて……。

 障害物で亀みたいにひっくり返って終わり」

ハ「怨みでもあるんか」

み「残念感が大きいの。

 鉄腕アトム誕生の設定は、2003年だったわけよ。

 今、それからさらに20年経つけど……。

 アトムどころじゃないでしょ」

ハ「横浜に、ガンダムがおるやないか」

み「あれはもう、がっかりの最たるもんだよ。

 自立すらできてないじゃん。

 あれを笑える未来が来るといいんだけど……。

 なんだか、人類の進歩は、もう頭打ちって気がする」

ハ「えらい悲観的やな」


挿絵(By みてみん)

み「ここも擬木か。

 しかも、継ぎ目のモルタルが雑すぎる」

ハ「おかんむりモードやな」


挿絵(By みてみん)

み「これでは順路がわからんではないか」

ハ「もともと、標識どおりに歩いてへんがな」


挿絵(By みてみん)

み「しかし、見事な水量じゃ。

 これで、猪苗代湖が干上がらないもんだろうか」

ハ「猪苗代湖にしてみたら、こんな池、水溜まりみたいなもんやろ」

み「猪苗代湖って、日本で何番目に大きいんだっけ?

 ちょっと調べて」

ハ「……、4番目やな。

 琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖の次や。

 面積は、104.8平方キロある。

 わしの生まれた松戸市の1.7倍や」

み「わからん例えじゃ。

 そもそも、何で松戸生まれが関西弁なの?」

ハ「話をそこに戻すな。

 猪苗代湖は、広さだけやのうて、深さもあるで。

 95メートルや。

 水量は、そうとうなもんやろ」

み「あ、そうか。

 しかも、供給源は周り中にあるよね。

 カルデラ湖だから。

 周りの山はみんな、豪雪地帯だろ。

 ちょうど農作業が始まるころ……。

 周囲の山から、雪解け水が流れこむわけだ。

 雪の季節を耐え抜いたご褒美ってわけだね」

ハ「せやけど、雪解け水やったら……。

 農作業に使うには、えらい冷たいやろな」

み「日なたを長い時間流してから、田んぼに入れるんじゃないの?

 でも、白虎隊士は、8月だったから、この水路を抜けられたんだよね」

ハ「せやな。

 春先やったら、足が動かんなったやろ」


挿絵(By みてみん)

み「『参拝順路12』があった」

ハ「さいぜんの横倒しのは、『11』やったちゅうことやな」

み「それがわかっても、虚しいだけじゃ」


挿絵(By みてみん)

み「何の木だろ?」

ハ「えらいボロボロやな」

み「さっきの杉の枝が落ちてきたのかね?」

ハ「それでも、健気に生きとるわ」


挿絵(By みてみん)

み「根元から、枝が出てる。

 弱ってる証拠だね。

 高いところまで、水をあげられないんだよ」


挿絵(By みてみん)

み「姉が遊女で、弟が坊さんだったわけ?」

ハ「そないなるわな」

み「桜って、さっきのボロボロの?」

ハ「ちゃうやろ。

 後ろに生えとる木がそうなんやないか。

 花時やないと区別つかんけど」


挿絵(By みてみん)

み「あぁ、あの木か。

 エドヒガンって、確かソメイヨシノの親だよ。

 もう片親は、オオシマザクラ」

ハ「ヒガンザクラちゅうくらいやから、花は早いんやろな」

み「葉が出る前に咲くタイプだね。

 オオシマザクラは、葉と花が同時。

 ソメイヨシノは、そのちょうど中間ってことだ。

 花は、エドヒガンより少し遅いけど……。

 葉が出る前に咲くわけだ」

ハ「親のええとこを継いだってわけやな」

み「その代わり、短命だけどね。

 人間と同じくらい。

 戦後に植えられたソメイヨシノが、これからどんどん寿命を迎える。

 倒れる前に伐りたいところだけど……。

 反対する住民も多いだろうね」

ハ「自分と一緒に生きてきた木やったら……。

 自分が伐られる気いするんやないか」


■ロボット戦争

 本編で「み」さんが、アメリカの軍用ロボットがバク宙すると発言してますが……。

 どうやら、間違いのようです。

 でも、バク宙するロボットは、実際にいるんですよ。

 ロボットの研究開発を行う『ボストン・ダイナミクス』の……。

 二足歩行ロボット「ATLAS」。

 ↓衝撃の動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=LHmC7UCgl10


 ほんとにバク宙してます。

 このレベルのロボットなら、原発の廃炉作業も出来るんじゃないですかね?


 もちろん、軍用ロボットも開発されてます。

 でもこちらは、二足歩行ではなく、四足歩行でした。

 四足歩行の方が、安定性はダンチで上でしょう。

 形は、グロテスクなものですが……。

 ↓動きは、恐ろしいほど着実です。

https://www.youtube.com/watch?v=pS9knqIuxaA


 どんな悪路も乗り越えていきますね。

 廃炉作業に使えたら、そうとう効果的だと思います。

 でも、軍用ロボットですから……。

 恐ろしい目的に使われそうです。

 既に、銃を装備したロボットが開発されてるようです。

 AIの知能を持ち、高精度センサーの目を持つスナイパーです。

 死を微塵も恐れることなく、猟犬のように敵兵を狩っていくのでしょう。


 しかし、こういうのを見てると……。

 ロシア軍ってのは、恐ろしく遅れてる感じがしますよね。

 なんか、旧日本軍とダブります。

 兵士は、赤紙1枚の値段って感覚。

 まさに消耗品です。

 いっそ、ウクライナに、こういうロボットを供与したらどうでしょう。

 ロシア兵なんか、パニックを起こすんじゃないですか。

 でも、あんまりプーチンを追い詰めると……。

 いつ、核ボタンを押すかわかりませんからね。

 ほんとに、何とかならないものでしょうか。


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