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埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


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103/108

第103回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/52168732.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html


挿絵(By みてみん)

み「初夏の川だ。

 いいねー。

 でも、どうしても冬景色を想像してしまう」

ハ「そればっかしや」

み「あれ?

 河川敷の砂利に、わだちがあったよね。

 何だろ?」

ハ「通り過ぎたがな」


 ここで、時間をちょっと巻き戻します。

 ↓この2本の轍です。

挿絵(By みてみん)


 車にしては、轍の幅が狭すぎます。

 リヤカーにしては、轍が太すぎるでしょう。

 綺麗に等間隔ですから、バイクの行き帰りじゃないですよね。

 あと4輪だと、前後のタイヤがズレるところがあるはずです。

 この轍にはそれが見えませんから、左右2輪だけの車両じゃないでしょうか。

 大八車にしては、やはり轍が太すぎます。

 ↓ネットで探したら、可能性のありそうな道具がありました。

挿絵(By みてみん)


 やはり、もっと轍の幅が広そうですが。

 空気が抜けてたのかも?

 でも、何を運んでたんですかね?

 河川敷がえぐれてるところまで行ってるようです。

 ひょっとして……。

 死体?


挿絵(By みてみん)

み「また雨だ」


 窓に雨粒が付くと、ピントが窓に合ってしまいます。


挿絵(By みてみん)

み「次は三川だ。

 もう新潟県に入ったね」

ハ「三川って、何市や?」

み「市じゃないよ。

 阿賀町。

 東蒲原郡のすべての町村、津川町、鹿瀬町、三川村、上川村が合併したの」


 阿賀町の面積は、952.89km2もあります。

 佐渡ヶ島(855.3 km2)より大きいです。

 東京23区(627.51km2)の1.5倍です。

 でも、市にはなれませんでした。

 現在、人口は9,000人を切ってます。


み「だから今、東蒲原郡には、この阿賀町しかないわけ」

ハ「確か、似たような名前の市があったやないけ?」

み「よく知ってるね。

 新潟市の隣の阿賀野市ね。

 ここは瓢湖の白鳥で有名。

 両方とも、阿賀野川沿いにあることが名前の由来」

ハ「ややこしいがな」

み「どちらも平成の大合併で出来たんだけど……。

 その当時は、新潟県人も混乱したと思う」


 この阿賀野市ですが、最近、ときどき行くようになりました。

 『業務スーパー(https://www.gyomusuper.jp/)』があるんです。

 冷凍焼き鳥の「ぼんじり」を買いに行ってます。

 脂がすごいんですよ。

 「鶏肉のトロ」と呼ばれる部位です。

 この隣でニンジンを焼いてると、油で揚げたみたいになりますよ。


挿絵(By みてみん)

み「間違いなく、阿賀野川だ。

 なんか、日本じゃないみたいだよね」

ハ「山水画の景色やな」


挿絵(By みてみん)

み「この砂利には、轍がないな」

ハ「普通、ないがな。

 そもそも、人家がひとつもないやないけ」

み「人類が滅びたあとの世界みたいだね」


 この後、また雨が降ってきたらしく……。

 ピントが窓に合った写真ばっかり続きました。


挿絵(By みてみん)

み「田んぼだ。

 新潟平野に出たかな」


挿絵(By みてみん)

み「空気を運んでるようなもんだよね。

 もっと小さいバスにすればいいのに。

 マイクロバスもいらないよな。

 ミニバンで十分。

 それももったいないくらい。

 軽バンでいいんじゃないの」

ハ「高速で横風に吹かれたら……。

 怖いで-」


挿絵(By みてみん)

み「あ、停まった。

 何で?」

ハ「停留所や。

 下りる人がおるからに決まっとるやろ」

み「ここどこ?」

ハ「安田インター前やな」

み「安田!

 もう阿賀野市じゃん。

 新潟市の隣だよ」


■地域交通

 全国的に、地方のバスで減便が進んでるようです。

 収益の悪化や、運転手不足が原因みたいですね。

 以前から書いてますが、わたしはもう……。

 地方の交通機関を、民間事業者が担うのは無理だと思います。

 民間事業というのは、利益を出してナンボの商売です。

 利益なんか出るわけありませんよ。


 それなら、どうするかと云うと……。

 自治体が直営するしかありません。

 今あるバスを譲ってもらう必要はありません。

 あんなのを走らせてるから、大型二種免許の運転手が必要になるんです。

 小型のミニバンを導入します。

 アルファードとかじゃありませんよ。

 ハイエースで十分です。

 で、運賃は、タダにします。

 運賃を取ろうとするから……。

 さまざまな機器や手間が必要になるんです。

 機器は、運賃箱とかですかね。

 手間は、運賃の収集やお釣りの補充、銀行への預け入れとかです。

 あと、運賃を取れば当然……。

 収支の計算をしろという話になります。

 無駄な手間です。

 「事業」ではなく、税金でまかなう純粋なサービスと捉えるべき。

 運転手は、自治体の職員をあてます。

 ここで、運賃を取らないことの大きなメリットが生じます。

 二種免許が要らないんです。

 運賃を取らなければ……。

 旅館の送迎バスやスクールバスと一緒ですから。

 職員に、二種免許を取らせる費用も発生しません。

 地方では、普通免許を持ってる職員がほとんどでしょう。

 運転手不足はあり得ません。

 職員を、運転業務に配属すればいいだけの話です。

 何も、専属で運転業務にあたらせる必要はありません。

 交代制で、1日1循環を担当させます。

 そのほかの時間は、通常の役場業務にあたらせればいいわけです。

 職員を補充しなくても、これまでの人員でやりくりできるでしょう。

 とにかく、「収益」という考えを捨て去らなければなりませんよ。

 自治体は、税金を原資として住民サービスを行う機関なんです。

 収入は、もう税金で得てるわけです。

 さらに運賃を取ろうなんてのがおかしな話なんです。


 交通機関だけの話じゃありません。

 例えば、道路の補修とか。

 小さな穴ぼこ修復までを……。

 いちいち民間事業者と契約してやらせてるのは、バカげてます。

 建設課は、直営部隊を持つべき。

 ちょっとした道路の補修なんかは……。

 工事として発注せず、建設課自らで行えばいいことです。

 なんか、町長になってみたくなりました。

 すげーパワハラ町長になりそうですよね。


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