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生きてるの?

更新遅れてしまいすみません

「あれここはどこかしら」

 

 私は目が覚めた時、ふとベッドに寝ていることに気が付いた。

 確かに私はあの時、あの場所で死んだはずだ。ということはここはまさか天国なのか。

 今思えば確かに短い人生だったな、気が付けば嫌われて国外に通報され自由の身になる作戦なんて成功すると思っていた私がバカのようだわ。


 そう私が呟いていると、正面の扉が開き、一人の男が現れた。

 闇のように深い髪の色と透き通ったような蒼の瞳の超美形の男性、

 歳はそうね、私より一つか二つくらい上かしら。死んだ後にこんな人を拝めるなんてラッキーだわ。

 これで性格もよければ問題なしね。


 しかし、私の期待はすぐに裏切られた。


 「起きたのか女、よくあれだけの魔力消費で生きていたもんだ」


 「私は死んでしまったのではないの?

 そしてあなたは死神で、私を迎えに来たんじゃ」


 どういうことなの、私は確かにあの時死んだはずよ。

 

 「女、何を言っているんだ。俺があの時助けてやったんだぞ、感謝しろ。

 それに俺は死神じゃない、正真正銘人だ」


 私は生きてる?えっ本当なの、まだ私のハッピーライフ計画は終わってないんだわ。

 でもどうして私は助けてもらえたんだろう、それにあの時はほかの魔力は感じなかったわ。

 

 「どうしてって顔しているな。それはただの俺の暇つぶしだよ。

 久しぶりに強い魔力が感じられたから、駆けつけてみればお前が襲われていたからな。目の前で殺されても目覚めが悪いだけだからな」


 それじゃあ私はこの男のきまぐれで助けられたの。

 運がいいと思っていいのかしら


 「一応お礼は言っておくわ、ありがとう。

 それじゃあ私は失礼するわ。薄情な人間と思ってもらっても構わないわ、今の私にできることは何もないからこのお礼はいつかさせてもらうわ」


 私はそう言って移動の魔法を使った。でも景色が何も変わっていない、それに目の前の男がくすくすと笑っている。


 「お前何してるんだ、この家には俺の結界が張ってあるんだ。ここで魔法が使えるのは俺だけなんだよ。

 それにお前はもう俺のものだ、逃げようなんて思うなよ もしそんなことをしたら殺すからな」


 男の顔色が一気に変わった。

 これほどまでに恐怖を感じたことはないわ、何が目的なのかしら。

 そんなことよりなんで私だけこんなに男運が悪いの?これなら死んだ方がましだと思ってしまうレベルよ。

 

 とりあえず私は逃げることはあきらめることにした。さっきの男の言葉は本当のことだ、おそらく私なんてすぐに殺されてしまうだろう。

 私は男に話を聞くことにした。


 「少しだけ聞いてもいいかしら。

 まずここはどこなの、そしてあなたは誰なのですか」


 「ここはお前が襲われていたところの一つ山を越えたところの森の中だ。

 だが心配することはないこの家は外からは見えないようになっているから相当強い魔導士でないと場所は分かるまい。

 ちなみに俺の名前はダンタリオン=ゴーズ、好きに呼んでくれ。歳は19、学校には去年まで通っていたがつまらなかったからやめた。家族はいない、というよりいなくなった。

 俺が小さいころに両親とも俺を捨てていったんだ、でも家だけは残してくれたから今こうしてこの家に住んでいる」


 なかなかつらい人生だったのね、性格がねじ曲がっているのもそのせいかしら

 ダンタリオンは長いから、ダンにしましょう。


 「私も自己紹介しておくわ。

 名前はアルティア=バートン、アルティアで結構よ。歳は17」


 「それじゃあアルティア、次は俺からの質問だ。

 なぜお前はあいつらに追われていたんだ、しかもこの国の王子までいたぞ。

 それにお前のあのすさまじい魔力はそうしたんだ」


 いや~傷をえぐらないでよ、なんでそこまで言いたくない質問ばかりしてくるのよ。

 私は断ろうと思ったが、何をしてくるかわからないので話すことにした。


 「追われていた理由は二つあるの、一つ目はただバカ女に罪を被せられただけ、二つ目これはその時にできたの、私があの時禁忌の魔法を使ってしまったから。でも後悔はしてないわ、ライアンを守るためだったから」


 ダンは禁忌の魔法と聞いた瞬間に驚きの表情を浮かべた、そしてライアンと聞いた瞬間に眉間にしわを寄せた。


 「それじゃあ俺と一緒ってことか、守るためって言ったってことは『加護の黙示録』か俺は『災厄の黙示録』を使ったことがあるんだ。あれは随分と前のことだった。俺が昔旅をしていたころにいつも一緒にいたペットがいたんだ。

 そしてある国に訪れたときに偶然ペットがぶつかってしまったのがその国の王で、俺の大切な相棒が殺されてしまったんだ。

 それで怒り狂った俺は禁忌の魔法を使いその国を焼け野原にしてしまったってことなんだ。

 俺たちは罪人同士だな、これでますます一緒にいないといけない理由ができたわけだ」


 平気な顔でダンは言っているがすごい話である。確かに国一つが一夜にして忽然と消えたという話は聞いたことがある。それがダンだなんて、しかもペットが殺されたのが理由なんて、ますます敵に回すのが怖くなったわ。


 

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