↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/45

1


「海には私とは起源が異なるのだが、中々に立派な生き物がいてな。足が八本あり、大きな吸盤がある。巨大な帆船をも海に引きずり込んでしまうそれはそれは恐ろしいと言われている」


 海に行くことは確定しているらしい。うきうきと、知り合いに会いに行く準備をするソドムさんを私は何とも言えない顔で眺める。


 ちなみに今回、私も同行していいらしい。この神域から出ると死にかけるのだが、どういう風の吹き回しか、ソドムさんが一緒にいれば、まぁ、離れない限りは吐血しないで済むくらいにはしてくれるそうだ。私は怒って良いと思うが、このあたりになるともう「まぁ、鯨だから……」と諦めの心になっている。


「そういえば、かつてイドラ・マグダレアの庭で、海の神を料理した食べ物が出てくる話があったような気がするが……」

「うーん、なんでしょう。何か覚えていますか?」

「よく笑った覚えはあるな。実に滑稽な話ばかりでな」


 海の神様といえばポセイドンだが、ポセイドンを料理するような話はないだろう。不敬すぎる。


 ……いや、厳密にはあるな……ポセイドン鍋。

 何かの比喩とかじゃなくて、本当に海の神様のポセイドンを鍋にした話だ。

 北の大陸、絶望の都と言われる魔族の土地に、勇者ご一行が魔王を倒すために海を渡り…………ポセイドンを釣り上げたので鍋にした話だ。いや、でもさすがにアゼルさんがそんな話を……いや、してるかもしれないが……いや、ただ、あの話を語るには名曲、作家についても語らなければならず、説明が大変なので話してない可能性の方が高いか……?


「一応確認しますけど、海の神様を鍋で煮込む話じゃないですよね?」

「そんな大鍋はないだろう?」


 あれば煮るのは問題ないというソドムさんの価値観がチラ見した。私はうーん、と他の話を考えて見る。


 先ほどのソドムさんの話によれば海の神様というのは……まぁ、蛸だろうな。吸盤に足が八本。タコだな。その蛸を料理する話……。


 ちょっとした映画やドラマのワンシーンだと私も細かい部分を聞かないとわかりそうにない。


 悩んでいるとソドムさんが「そういえば」と言葉を続ける。


「似たような話で、餡の入った頭を分けて戦う物語もあったな。あれは一人だったが」

「アンパ〇マン……ということは……蛸……タコ、タコ料理で最もイメージしやすいのは…………」


 たこ焼きか!


 あ、わかった!と私はひらめき、すっきりする。


 ……鉄板ないから作れないですね??



短くて申し訳ございません。

日付が変わる前の更新が…できませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ハーメルンちゃうかった……(´・ω・`)
まさかあのポセイドン鍋をネタにする猛者がいるとは思いませんでした。 ここまでで一番のインパクトでした。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。